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「ファイナルファンタジーXV」の版間の差分

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2021年5月23日 (日) 03:51時点における版

ファイナルファンタジーXV
FINAL FANTASY XV

ジャンル ファンタジー
ゲーム
ゲームジャンル オープンワールドアクションRPG
対応機種 PlayStation 4
Xbox One
Microsoft Windows
Google Stadia
Pocket Edition
iOS
Android
Windows 10
PlayStation 4
Xbox One
Nintendo Switch
tvOS
ゲームエンジン Luminous Engine[1]
開発・発売元 スクウェア・エニックス
プロデューサー 橋本真司
ディレクター 田畑端
キャラクターデザイン 野村哲也
フェラーリ・ロベルト
プロジェクト起案・原案 野島一成
シナリオ 板室紗織
音楽 下村陽子
プレイ人数 1人
発売日 PS4, Xbox One
世界の旗 2016年11月29日
PC (Windows)
世界の旗 2018年3月7日
Stadia
世界の旗 2019年11月19日
Pocket Edition:
iOS, Android
世界の旗 2018年2月9日
Windows10
世界の旗 2018年6月6日
PS4, Xbox One
世界の旗 2018年9月7日
Nintendo Switch
世界の旗 2018年9月14日
tvOS
世界の旗 2018年予定
売上本数 PS4 & Xbox One:
日本の旗 109万本(パッケージ版のみ)[2][3]
全バージョン:
世界 890万本(出荷数&DL版)[4][5]
※いずれもPocket Editionを除く
レイティング CEROC(15才以上対象)
ESRBT(13歳以上)
コンテンツアイコン セクシャル・暴力
アニメ:BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV
原作 スクウェア・エニックス
監督 増井壮一
脚本 綾奈ゆにこ
キャラクターデザイン 栗田新一
音楽 井上泰久、秋月須清
アニメーション制作 A-1 Pictures
配信サイト YouTube
配信期間 2016年3月31日 - 9月17日
話数 全5話
映画:KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV
監督 野末武志
制作 スクウェア・エニックス
封切日 2016年7月9日
上映時間 115分
テンプレート - ノート
プロジェクト ゲームアニメ
ポータル ゲームアニメ

ファイナルファンタジーXV』(ファイナルファンタジー フィフティーン、FINAL FANTASY XV、略称: FFXV, FF15)は、スクウェア・エニックスより2016年11月29日に発売されたPlayStation 4Xbox OneRPGファイナルファンタジーシリーズナンバリングタイトル第15作目。

ゲーム、CG映像作品、アニメーション、スマートフォンなど様々な形で展開する「FFXV」の物語、世界観を共有したタイトル群を「ファイナルファンタジーXV ユニバース」(FINAL FANTASY XV UNIVERSE) と呼んでいる[6][7]

概要

新世代機によるハイパーリアリズム表現で描かれる、少年たちの友情と成長の物語。PVでは「スタンド・バイ・ミー」が使用され[8]、リバーシブル仕様のパッケージには主人公4人が旅する後ろ姿が描かれている。ストーリーコピー[9]は「父と子。そして王の物語。」

発売後、定期的にアップデートを行っていたが[10][11]、2019年3月配信の「エピソード アーデン」の追加などでアップデートが終了となった[12]

商品展開

2016年11月29日に、本編とPS4本体及び各種特典が同梱された、「PlayStation®4 FINAL FANTASY XV LUNA EDITION」が発売[13]。 更に同日、本編と追加コンテンツを入手できる「FFXV シーズンパス」を含むダウンロード専用『FINAL FANTASY XV デジタルプレミアムエディション』(DIGITAL PREMIUM EDITION)、 本編と「キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV」の2つがセットになった、『FINAL FANTASY XV DELUXE EDITION』 、 本編と「キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV」、「ブラザーフッド ファイナルファンタジーXV」の3つと映像特典がセットになった、『Film Collections Box FINAL FANTASY XV』 、 および本編と「キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV」、「ブラザーフッド ファイナルファンタジーXV」の3つとサウンドトラック、アートブック等の特典がセットになった一部店舗限定販売の、『FINAL FANTASY XV ULTIMATE COLLECTOR'S EDITION』が発売された。 詳細については「公式サイト(ゲーム製品情報)」、「キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV 公式サイト(製品情報)」を参照のこと。

2018年2月9日に、スマートフォン向けにキャラクター等をデフォルメした『ファイナルファンタジーXV ポケットエディション』(FINAL FANTASY XV POCKET EDITION)が発売された。

2018年3月6日、追加要素「FFXV ロイヤルパック」(FINAL FANTASY XV ROYAL PACK)の配信および、FFXV本編に加え、追加要素や各種ダウンロードコンテンツとして配信されていた要素を含んだ、PlayStation 4・Xbox One用『ファイナルファンタジーXV ロイヤルエディション』(FINAL FANTASY XV ROYAL EDITION)が発売された[14]。なお通常DL版に関してはロイヤルエディション発売後は配信終了しており、ROM版ユーザーがロイヤルパック購入後にディスクレス化するにはロイヤルエディションDL版を重複購入しなければならない。

2018年3月7日に、Windows PC用『ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション』(FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION)が発売された[15]

2018年9月7日にPS4/Xbox One版、9月14にNintendo Switch版『ファイナルファンタジーXV ポケットエディション HD』(FINAL FANTASY XV POCKET EDITION HD)が、配信開始された。

システム

プレイヤーはノクティスを操作し、オープンワールドフィールドを自由に歩き回りながら目的を達していく。距離はメートル法が使われているが、現実のそれと異なる距離感となっている。プレイヤーはスタミナを消費してダッシュでの高速移動ができるが、スタミナを使い切ると回復するまで高速移動ができなくなる。

ストーリー進行に伴い行動範囲が広がっていき、いずれの地域でも多彩な場所に到達可能となっており、ストーリー進行そのものに関わらない場所も多い。

基本となるシステム

クエスト
ゲームを進める上での達成目標。ストーリー進行にかかわるメインクエストのほか、マップ上で「?」マークが表示されるキャラクターに話しかけたり、レストランで討伐依頼を受けることなどでサブクエストを受注することができる。それ以外にも特定の場所を車で走行・キャンプ・助けを呼ぶ声を聞く、といった状況で受注できる場合もある。クエストをクリアすることで、大量の経験値が得られる。
レベルアップ・ストック経験値
戦闘に勝利する・クエストをクリアするなどで得た経験値は、即座に成長に反映されるのではなくストックされる。このストックされた経験値は、宿泊するか、一部のメインクエストを完了しチャプターを終えることで、HPの回復と同時に清算され、キャラクターが成長する。ホテルなど、有料の宿泊施設で宿泊した場合、精算されるストック経験値にボーナスが加算される。
食事
レストランで注文するか、キャンプ時に料理をして食事ができる。パラメータアップ・ステータス異常無効・獲得経験値アップなどの有益な効果が一定時間発生する。

フィールド

一般的なRPGでは、フィールド上では主人公、あるいはパーティー先頭の1人のみが描画されるが、本作ではプレイヤーが操作するノクティスだけでなく、パーティーに加わっているキャラクター全員が描画される[16]

時間経過
フィールドで活動していると、画面右上に表示された時間が経過していき、20時と5時を境に昼と夜が切り替わる[注 1]。夜になると序盤はオートドライブができず、シガイと呼ばれる強力なモンスターが出現するようになるなど危険なことが多い。
レガリア
長距離の移動に用いられる自動車。移動方法には、任意の場所を指定して移動するオートドライブと、プレイヤーがコントローラーで操作するマニュアルドライブの二つがある。
オートドライブは地図上の到達可能な任意のポイントやクエストの最寄りの地点、パーキングエリアを目標として設定できる。また、オートドライブ先がパーキングエリアであれば、10Gil払うことでロード時間のみでその場所に移動できる「ファストトラベル」が可能。レガリアを停めてある場所に移動したり、逆にレガリアを近くに呼び出すこともできる。
チョコボ
序盤で特定のクエストをクリアすると搭乗可能となる、レンタル制の鳥。レガリアに比べると移動速度は遅いが、レガリアでは到達不可能な道なき道を移動できる。歩く・走る・全力疾走・泳ぐといった操作が可能だが、全力疾走にはスタミナを消費する。搭乗し続けることでレベルが上がり、移動速度やスタミナが上昇したり、戦闘でサポートしてくれるようになる。

戦闘

敵は多くの場合はフィールド上に事前に配置されており、近くに寄って発見されると戦闘に入る。フィールド上でこちらを狙ってくる敵は、戦闘突入前に画面上に赤いゲージ(警戒度)が表示され、伸び切った段階で戦闘突入と判定される。戦闘は配置個所を中心とした規定の範囲内で行われ、そこから脱出することで「逃走」となり戦闘が中断される。逃走後は敵は追ってはこないが、両者が受けたダメージは時間経過によって回復する。まれに敵が範囲の外に出てしまうが、その場合でも範囲の調整は行われない。

プレイヤーは攻撃ボタンを押し続けることで、自動で連続攻撃を繰り出す。回避ボタンを押しっぱなしにすると、可能な体勢である限りほとんどの攻撃を自動的に回避してくれるが、回避の都度MPを消費する。この2つの態勢を使い分けて、敵を倒していく。

シフト・回復行動
プレイヤーはMPを消費し、前方に武器を投げてその場所に瞬間移動する能力、「シフト」が使用できる。敵をロックオンしている状態でシフトをすると、その敵に武器を投げつけて高速接近から攻撃する「シフトブレイク」が行える。敵との距離に比例して、シフトブレイクで与えるダメージは倍増する。
MPゲージは時間経過で回復するが、いったん0になると、回復行動を取るか一定時間が経つまでマップシフト以外のMP消費行動(シフトや回避)ができなくなる。
マップ一部の物陰など、マークが表示されるポイントの近くで回避ボタンを長押しすることで「カバー」が可能。また壁や高台など、マークが表示されるポイントを画面に映した状態でシフトボタンを長押しすることで、「マップシフト」が可能。どちらも安全な場所でほとんどの攻撃をやり過ごしながらHPが回復し続けるとともにMPは瞬時に全回復するが、マップシフトで高所にぶら下がっているときのみ、スタミナを消費する。
パリィ・リンクアタック
敵の特定の攻撃を回避ボタンで防いだ場合、プレイヤーはMPを消費せずにその攻撃をガードする。その場合、一定時間内に攻撃ボタンを押すことで、カウンター攻撃「パリィ」を繰り出して通常より高いダメージを与える。相手や防いだ攻撃によってはカウンターに失敗するとダメージを受けたり、パリィ成功時に特殊な演出が発生する場合がある。
ノクティスが片手剣・大剣・槍のいずれかを装備し、かつ仲間が近くにいる状態で「パリィカウンター」や背後からの攻撃(バックアタック)を成功させると、仲間と連携してさらに大ダメージを与える「リンクアタック」が発生する場合がある。
仲間コマンド
ノクティスは戦闘中時間経過などで増加する「コマンドゲージ」を持っており、それを一定量消費することで仲間にサポート行動を取らせることが出来る。対象の仲間が一定距離内かつ戦闘可能な状態である必要がある。コマンド実行中はその仲間に加えノクティスも無敵となる。
敵に攻撃するコマンドを成功させた場合、攻撃ボタンを押すことでノクティスが追撃できる場合がある。
魔法
炎・氷・雷のエレメントといずれかの素材アイテムを組み合わせることで、魔法を精製することができる。精製しておける魔法の数は「マジックボトル」を獲得することで増えていく。精製した魔法は武器として装備して使用することになる[17]。非常に強力であるが、巻き込まれた仲間もダメージや状態異常を受ける、一度使うとインターバルが必要、消耗品であり使用回数が限られているといった制限がある。魔法を使ってもマジックボトルは減少せず、再度魔法の精製に使用できる。
召喚
戦闘中、窮地に陥って一定の条件を満たすことで、ゲーム画面上背景に変化が現れて合図が表示され、L2のみを長押しすると六神を召喚して敵全体に大ダメージを与える。本作で召喚可能なのはカーバンクル、ラムウ、タイタン、リヴァイアサン、シヴァの5体からランダムで1体のみである[18][注 2]
本作の召喚獣に相当する六神はその名の通り、「星の力」を象徴する神に等しい存在であるとされる[19]
ファントムソード
王家の力を持つ特別な武器。ノクティスのみ扱うことができる。合計13種類存在し[20]、それらを集めることで強力な攻撃をすることができる[17]。また、『ロイヤルエディション』では「真・ファントムソード」というシステムが追加され[20]、すべてのファントムソードを集めることで高火力の攻撃を繰り出すことができるようになる[21]が、必ずしもすべてのファントムソードを集める必要はない。
ダメージ
敵の攻撃を受けるとHPが減少し、HPが尽きると「ピンチ状態」になる。ピンチ状態では動きが鈍ってMPを消費する行動ができなくなり、さらに攻撃を受けるほか時間経過でも最大HPが減少する。仲間が救助するか、HP回復アイテムを使うことでピンチ状態から復帰できる。
最大HPが0になると戦闘不能になり、回復アイテムを使うか戦闘が終了しない限り復帰できなくなる。ただし一部を除くシガイからの攻撃を受けた場合、最大HPが直接減少してしまう。ごく一部の攻撃には即死の状態異常があり、それを受けた場合は即座に最大HPが0になってしまう。
プレイヤーであるノクティスが戦闘不能になるとゲームオーバーとなるが、復活アイテムを使用する猶予は存在する。
ウェイトモード
オプションで設定可能なモード。難易度と同様に変更に当たっての制限はなく、戦闘中でも任意に解除可能。
通常の「アクティブ」がアクションRPGとして常に動き回るのに対し、ウェイトモードでは戦闘中にコントローラーを操作しなければ画面が停止しターゲットの変更などを余裕をもって決められる、コマンド式RPGに近づいたモードとなる。ただし停止中はウェイトゲージを少しずつ消費し続けており、これが尽きるとアクティブモードと同じ状態に戻ってしまう。
またウェイトモードでの停止中に敵をしばらくロックオンし続けることで、HP数値や弱点を知ることができる。MPは消費しないが、解析しきるのに多少時間がかかる(実際の時間は経過しないので、ウェイトゲージを一定量消費するという形でのコストとなる)。

MOD

『ウィンドウズエディション』では、2018年6月に実施されたアップデートにより、MOD管理ツール『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION MOD ORGANIZER』が配信された[22]。これにより、衣装や武器などを作成したり、パラメーター調整を行うことができる[22]。Steam版では、Steam Work ShopにMODをアップロードすることもできる[22]

設定

ニフルハイム帝国
ルシスと戦争を続けている、機械文明の軍事大国。軍の隊長クラスにこそ人間が就いているが、配下の兵士は機械などでできた魔導兵で占められ、圧倒的な物量を誇る。
テネブラエ
ニフルハイム帝国の属州。12年前にテネブラエを訪れていたルシス王族を狙ったニフルハイム帝国軍の襲撃で当主シルヴァが殺害され、以降帝国の管理下に置かれている。
クリスタル
ルシス王国が所持している聖石。星の危機が迫る時、次の王を選ぶと言われている。
光耀の指輪
ルシスの国王に代々受け継がれてきた指輪。クリスタルと共に六神から贈られたものと伝えられており、歴代王の魂が宿っている。
六神
神話の時代にルシス王や神凪と共に星の危機に立ち向かったとされる、六柱の神。
二十四使
六神の忠実な使い。六神は神凪を通じて人間と意思疎通を図っていたが、六神が人の前に直接姿を見せることはめったにない。そのため六神は、使いである二十四使に自分達の意志を伝え、二十四使が橋渡し役となって六神の意志を神凪に伝えていた。
シガイ
夜間や洞窟等の暗闇から現れる怪物の総称。暗闇であればどこからともなく現れるため、夜間における移動や外出は危険とされている。その正体はプラスモディウム変異体と呼ばれる寄生虫に感染した人間や生物の成れの果てであり、感染した者は衣服等を残した状態で消滅し、シガイへと変貌してしまう。シガイは太陽光を吸収する黒色粒子を撒き散らしており、これが高濃度となってオゾン層と入れ替わる形で太陽光を遮断してしまい、作中での夜の時間が長くなる原因となっている。

あらすじ

世界は「星の病」に侵されていた。そのため、夜は徐々に長くなり、「シガイ」と呼ばれる強力なモンスターたちが暗闇に蔓延るようになっていた。そんな中、ルシス王国とニフルハイム帝国の間で長く続いた戦争が終わろうとしていた。

停戦協定の調印式を数日後に控えたルシス王子ノクティスは、その和平の証として帝国属州テネブラエの令嬢ルナフレーナと結婚式を執り行うため、王の盾と呼ばれる親衛隊グラディオラス、王子の御側付きで参謀役のイグニス、陽気なムードメイカーの親友プロンプトら、3人の仲間たちと共に王都を発つ。

だが、調印式当日。ニフルハイムはルシスを裏切り、ルシスの王都インソムニアを襲撃してクリスタルを強奪した。王都の陥落と父の死を知ったノクティスたちは、コル将軍の助言でクリスタルを奪還する力を得るため、愛車レガリアで各地に点在する王墓を回りながら「王家の力」を集める旅に出る。

道中、ノクティスは頻繁に頭痛に襲われるようになる。アーデンと名乗る男が「それは巨神が呼んでいるのだ」と語り、一行は彼の勧めにより巨神タイタンのもとを訪れる。その後アーデンは帝国の宰相だと判明し、ノクティスは二十四使のゲンティアナに巨神以外の「六神の力」をも得るよう伝えられる。雷神ラムウの力を得たのち、ルナフレーナとの約束を果たすために一行はオルティシエを目指す。

ルナフレーナの協力の末、ノクティスは水神リヴァイアサンの力も得るが、帝国の激しい襲撃とアーデンの策略によりルナフレーナは死亡、イグニスは失明する。婚約者を亡くしたノクティスは「王として世界を救う」ことに迷いを抱くようになり、一行は気持ちがすれ違うようになるが、イグニスの「足手まといだとしても、旅は続けたい」という素直な言葉により和解する。

ノクティスは王としての自覚が足りないまま、アーデンの罠めいた挑発に応じ、帝国軍の拠点グラレアのジグナタス要塞にたどり着く。そこでノクティスは奪われたクリスタルにたどり着くも、そのクリスタルに飲み込まれ、真の王になるため長い眠りにつく。星の病により、世界は闇に包まれた。

ノクティスが目を覚ましたのは、10年後の世界であった。かつての仲間たちと再会したノクティスは、王都奪還のためインソムニアへ向かう。王座で待つアーデンは、自らこそが「ルシスの初代王」になるはずだったが、シガイ化から人々を救った結果「穢れた」と見なされ、クリスタルに「王」として選ばれたのは弟のソムヌスであったと語る。

激しい戦闘の末にアーデンを倒したノクティスは、歴代の王の力を一身に受けてクリスタルの力を解放して、星の病を打ち破る。一人の若き王の犠牲と引き換えに、世界には再び朝が訪れるのであった。

登場人物

主要人物

ノクティス・ルシス・チェラム (Noctis Lucis Caelum)
鈴木達央[23]佐藤美由希(幼少期) / モーションアクター原田琢磨[24]
本作の主人公。ルシス王国の王子であり、次期王位継承者。母はノクティスが幼い頃に亡くなっており、父王レギスが一人で育ててきた。プライドが高い自信家で自分は「強い」と思い込んでいるが、周りに対しては人見知りで照れ屋なごく普通の青年。クールでも熱血でもなく、照れているのに冷静さを装ったりと、表に現れる言葉と裏の感情が一致しないが、子供や動物相手だと比較的素直に優しい面を見せる。
固有スキルとして、特定の釣りポイントで「釣り」を行うことができる。スキルレベルが上がると釣りでヒットしやすくなったりラインの耐久力が下がりにくくなる。
ルナフレーナ・ノックス・フルーレ (Lunafrena Nox Fleuret)
声:北川里奈[23] / モーションアクター:義達祐未[24]
本作のヒロイン。神と対話し世界の浄化を担う「神凪」の巫女で、世界中の人々から敬愛を持って支持されている。婚約者であるノクティスとは幼少時からお互い親しく思っている。
イグニス・スキエンティア (Ignis Scientia)
声:宮野真守[23] / モーションアクター:照井直樹[24]
幼少よりノクティスと共に育てられた、彼の御側付き。不器用なノクティスをフォローし、相談にも乗る理解者。冷静で頭の回転が早く、真面目な性格。博識で料理が得意。
固有スキルの「料理」はキャンプ時に発揮され、入手した食材を使用してステータスに補正を加えることができる。主にスキルレベルの上昇、新しい食材の獲得やレストランで食事をすることで、新しいレシピを閃く。
メイン武器はナイフ、サブ武器は槍。HPはプロンプトに次いで低く、サポート系のコマンドが多い。
なお、「エピソード イグニス」にて、ノクトから光耀の指輪を借りて、嵌めたことにより 両眼を焼かれ、失明してしまう。
グラディオラス・アミシティア (Gladiolus Amicitia)
声:三宅健太[23] / モーションアクター:小幡誠[24]
王家の「盾」として代々その任に着く、アミシティア家の総領。かつて親衛隊兼剣術指南役を務めたノクティスとは、幼い頃から家柄を越えて兄弟のように育ってきた。
固有スキル「サバイバル」により戦闘終了後にアイテムを拾うことがある。歩いた距離によってスキルレベルが上がり、拾う物の質がアップしていく。
メイン武器は大剣、サブ武器は盾。HPと防御力が高く、広範囲に大ダメージを与えるコマンドが多い。
プロンプト・アージェンタム (Prompto Argentum)
声:柿原徹也[23]金田アキ(幼少期) / モーションアクター:伊藤裕一[24]
ノクティスの高校時代からの親友。明るく陽気な性格で、一行のムードメーカー的な存在。他の3人と違って一般人であることに内心では引け目を感じており、その分仲間の役に立ちたいと願っている。
固有スキル「フォト」によって作中の様々なシーンを撮影しており、宿泊時などに確認できる。スキルレベルが上がると写真への演出・調整が使用できるようになる。
メイン武器は銃、サブ武器はマシンナリィ。HPが最も低いが、射撃武器により素早い・小型・空中の敵に対して高い対応力を持つ。

ルシス王族と関係者

レギス・ルシス・チェラム (Regis Lucis Caelum)
声:磯部勉[23]
ノクティスの父。ルシス王国113代国王。50歳だが、クリスタルの力を用いて王都を守ってきたため、その代償として老化が進んでいる。
コル・リオニス (Cor Leonis)
声:東地宏樹[23] / モーションアクター:Kurosawa Koji[24]
王都警護隊隊長。ルシス3強に数えられるほどの実力で、「不死将軍」の異名を持つ。一時的にノクティス一行の旅に同行する[19]

ニフルハイム帝国

イドラ・エルダーキャプト (Iedola Aldercapt)
声:飯塚昭三
ニフルハイム帝国の皇帝にて、覇権主義者。
ルシス王国に停戦協定を持ち掛けて来た。
アーデン・イズニア (Ardyn Izunia)
声:藤原啓治[23] / モーションアクター:小川輝晃[24]
ニフルハイム帝国を政治面で取り仕切る宰相。一見するとつかみ所のない飄々とした人物。本作の最終ボス
本名はアーデン・ルシス・チェラム。ルシスの初代王になるはずだったが、シガイ化から人々を救った結果穢れたと見なされ、クリスタルに「王」として選ばれたのは弟のソムヌスであった。
レイヴス・ノックス・フルーレ (Ravus Nox Fleuret)
声:中村悠一[23] / モーションアクター:中村龍介[24]
ルナフレーナの兄。12年前の帝国による襲撃で母と祖国を失い、現在はニフルハイム帝国で将軍を務める。
アラネア・ハイウィンド (Aranea Highwind)
声:沢城みゆき[23]
ニフルハイム帝国軍准将。元々は傭兵であり、残業はしないなど割り切った性格をしている。部下にビッグスとウェッジがいる。

その他

シド・ソフィア (Cid Sophiar)
声:勝部演之[23] / モーションアクター:タイソン大屋[24]
ルシス領にある自動車整備工場「ハンマーヘッド」の店主。30年前、レギスと共に旅をした仲間の一人。
シドニー・オールム (Cidney Aurum)
声:嶋村侑[23] / モーションアクター:芝井美香[24]
シドの孫で、「ハンマーヘッド」の看板娘。ラフな格好で明るくさばけた性格をしており、メカニックとしての腕前はシドより店の切り盛りを任されるほど。
イリス・アミシティア (Iris Amicitia)
声:潘めぐみ[23]
グラディオラスの妹。ノクティスやイグニスとは幼少期より親交がある。一時的にノクティス一行の旅に同行する[19]
ゲンティアナ (Gentiana)
声:木下紗華[23] / モーションアクター:川渕かおり[24]
六神の遣いとされる「二十四使」の1人。普段は瞼を閉じていることが多い。

追加エピソード

エイラ・ミルス・フルーレ (Aera Mirus Fleuret)
声:世戸さおり
「FFXV エピソード アーデン」に登場した初代神凪。神の託宣を受けてアーデンを王に推挙するが、即位の日に謀反を起こしたソムヌスがアーデンに斬り掛かり、その盾となり命を落とす。
ギルガメッシュ
声:井上和彦
「FFXV エピソード グラディオラス」に登場。
初代の王の盾として活動する。グラディオラスの試練に力を貸す。
ソムヌス・ルシス・チェラム (Somnus Lucis Caelum)
声:浪川大輔
アーデンの実弟にして、ルシス王国の初代国王。現実主義者ゆえに、理想論を語る兄と対立していた。シガイとなった兄にかわって自らルシスの王になった。
ソラーラ・アンティクム
小説『FFXV The Dawn of Future』に登場したイドラ皇帝の孫娘。年齢はアラネアに保護された時点では10歳ほど、「エピソード ルナフレーナ」では20歳ほどになっていて、自身のサイドカーにデスゲイズから逃げるルナフレーナが乗り込んできた。アラネア顔負けで、高飛車な性格。

開発

ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII
2006年5月に開催された「Electronic Entertainment Expo(以下、E3)2006」において、「ファブラ ノヴァ クリスタリス」プロジェクトの中核タイトルの1つ『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』(PlayStation 3向け)として、『FFXIII』および『FFアギトXIII』(後の『FF零式』)と共に発表された[25]野村哲也がディレクターを務め、開発はゲームパートを『キングダム ハーツII』、ムービーパートを『FFVII アドベントチルドレン』を制作したスタッフが担当し[26]、PS3に特化して制作するとされた[27]。その後、他の2作品は無事に発売された。しかし本作は開発の進捗に関する発表がない状態が長期間続き、2012年7月24日にスクウェア・エニックスの和田洋一社長(当時)が、開発が継続していることをTwitter上で明言した程度に留まっていた[28]
ファイナルファンタジーXV
2013年6月に行われた「E3 2013」において、本作をFFシリーズの新たなナンバリング作となる『ファイナルファンタジーXV』に改題し[注 3]、対応機種もPlayStation 4Xbox Oneに変更することが発表された[29]。特定のハードに特化せずにDirectX11をベースにオリジナルを開発し、そこから各ハードへ移植するとされた[29]。『FFヴェルサスXIII』を開発し始めてから1〜2年ほどでタイトルを『FFXV』にシフトするよう会社から打診があり、また対応ハードについては当初は現行機と次世代機のマルチ展開をする予定であったが、発表が遅れて現行機の寿命が近づいてきたこと、現行機の性能では表現に限界が出てくることから、完全に次世代機へシフトした[29]。開発チームについても再編成が行われており、2012年7月に『FF零式』のチームが編入され、同作のディレクターを務めた田畑端が共同ディレクターに就任している[30]
2014年9月18日にスクウェア・エニックスの開発体制の見直しに伴い、野村哲也がディレクター業務を降板、田畑端へと引き継ぐことが発表された[31]
「E3 2013」では、1作で収まらないほど壮大な物語であるため連作を念頭に置いているとされていたが[29]、2015年6月4日のATR[注 4]で『FFヴェルサスXIII』から『FFXV』に開発し直すあたり、会社の方針として1作で完結する作品にすることを求められたと発表され、ゲームとしては本作のみで完結することとなった[32]
2015年3月19日に発売された『FF零式 HD』の初回限定特典として、体験版となる『FFXV エピソード ダスカ』(FINAL FANTASY XV EPISODE DUSCAE)がダウンロード可能となり、同年6月10日に体験版Ver2.0のアップデートが実施された。2016年3月31日には本編への引継ぎ要素もある新たな体験版『プラチナデモ FFXV』(PLATINUM DEMO FINAL FANTASY XV)が配信された。同年11月11日にはゲーム序盤をほぼそのままプレイすることができる体験版『FFXV ジャッジメントディスク』(FINAL FANTASY XV JUDGMENT DISC)が配信された。
2016年の3月31日(日本時間)ロサンゼルスにて、発売日が9月30日であることが正式に発表され、併せてアニメ・CG映像作品、体験版の配信、スマートフォン向けゲーム、限定版などが発表された[9]。しかし同年8月15日、発売日を11月29日に延期することが発表された[33]
スタッフ

開発はスクウェア・エニックスの第2ビジネス・ディビジョン[34]

  • ディレクター:田畑端
  • 原案・キャラクターデザイン:野村哲也
  • キャラクターデザイン:フェラーリ・ロベルト
  • ストーリー原案:野島一成
  • ムービーディレクター:野末武志
  • アートディレクター:長谷川朋広、直良有祐上国料勇
  • コンポーザー:下村陽子
  • プロデューサー:橋本真司
  • イメージイラストレーション&タイトルロゴデザイン:天野喜孝
主題歌
Stand by Me
『Too Much Is Never Enough』
  • 歌:フローレンス・アンド・ザ・マシーン

売上

シリーズとして初めて全世界同時発売を実現したことにより、発売初日で出荷本数が500万本を突破[35]。その後も順調に追加出荷とダウンロード版の販売が伸びた結果、発売後1ヶ月弱で全世界の出荷本数が600万本を突破したことが発表された[36]。全世界累計売上(PS4 & Xbox One)は2018年1月時点で700万本[37]、2018年9月に810万、2018年11月に840万本に達している[38][39]

DLC

本編発売後にダウンロードコンテンツ[40]として配信。

拡張
  • 『ファイナルファンタジーXV ロイヤルエディション』(FINAL FANTASY XV ROYAL EDITION
    …「FINAL FANTASY XV」ゲーム本編と「FFXV ロイヤルパック」、「FFXV シーズンパス」、さらに「特典アイテム」がセットになった商品。
  • 「FINAL FANTASY XV ロイヤルパック」(FINAL FANTASY XV ROYAL PACK
    …「FFXV ロイヤルエディション」にて新たに追加された「インソムニアエクストラマップ」や「真・ファントムソード」、「クルーザー操作」、「ファーストパーソンモード」を始めとした様々な追加要素が入ったパック。
  • 「FINAL FANTASY XV シーズンパス」(FINAL FANTASY XV SEASON PASS
    …『FFXV』本編発売後に配信された新たなオリジナルエピソードや、『FFXV オンライン拡張パック:戦友』、『FFXV ホリデイパック+』(ゲームをより華やかに彩る素敵なアイテムパック)、『FFXV ブースターパック+』(バトルを優位に、より爽快に楽しむことができる強力な武器と釣りに役立つアイテムが入ったパック)、『FFXV エピソード グラディオラス』、『FFXV エピソード イグニス』、『FFXV エピソード プロンプト』の6種類のDLCを纏めたパス。
アイテムパック
  • 『FFXV ホリデイパック(無料版)』
    …『FFXV』のプレイに役立つ様々なアクセサリーと、期間限定で開催されたカーニバルチケットのパック。
  • 『FFXV ブースターパック(無料版)』
    …衣装の無敵スーツが入ったパック。後にソフト本体の無料アップデートに内包されたため配信停止。
ゲーム
  • 『キングステイル FFXV』(A KING'S TALE FINAL FANTASY XV)
    …セブンイレブン(セブンネット)の予約特典で、横スクロールアクションのドットゲーム。本編の30年前を舞台にしたレギスの物語。
  • 『モンスター オブ ザ ディープ: ファイナルファンタジーXV』(MONSTER OF THE DEEP: FINAL FANTASY XV)
    …下記の派生作品を参照。
追加エピソード
  • 『ASSASSIN'S FESTIVAL』
    …下記のコラボレーションを参照。
  • 『モグチョコカーニバル』
    …水都オルティシエを舞台にした期間限定イベント。

以下5つは、下記の「追加エピソード」項目を参照。

  • 『FFXV オンライン拡張パック:戦友』(FINAL FANTASY XV MULTIPLAYER EXPANSION COMRADES)
  • 『FFXV エピソード グラディオラス』(FINAL FANTASY XV EPISODE GLADIOLUS)
  • 『FFXV エピソード プロンプト』(FINAL FANTASY XV EPISODE PROMPTO)
  • 『FFXV エピソード イグニス』(FINAL FANTASY XV EPISODE IGNIS)
  • 『FFXV エピソード アーデン』(FINAL FANTASY XV EPISODE ARDYN)

その他、予約・購入特典のDLCや、武器、アクセサリー、アイテム、レガリアのカラーリング、衣装、テーマ、アバターの単体DLCもある。

追加エピソード

本編では描かれなかったエピソード。ダウンロードコンテンツとして有料配信。

FFXV エピソード グラディオラス
(FINAL FANTASY XV EPISODE GLADIOLUS)
2017年3月28日配信。敵将レイヴスに敗れたグラディオラスは、己の無力さを痛感し、選ばれし王を守る力を備える為に一時的に仲間と別れた。王に仕える英霊たちが待つ古代遺跡でコルと合流したグラディオラスは、初代「王の盾」である剣聖ギルガメッシュに挑みに行く。ゲストコンポーザー岡部啓一
FFXV エピソード プロンプト
(FINAL FANTASY XV EPISODE PROMPTO)
2017年6月27日配信。仲間とはぐれてしまったプロンプトは、帝国軍に捕まり連れて行かれた先で、ヴァーサタイルの研究内容と自分の出生を知ることになる。真実を受け入れることが出来ずにいたプロンプトだったが、アラネアの助けを借りて自らの因縁に決着をつけることを決心する。ゲストコンポーザーは水田直志
FFXV オンライン拡張パック:戦友
(FINAL FANTASY XV MULTIPLAYER EXPANSION COMRADES)
2017年8月3日~2017年8月8日の『クローズドオンラインテスト版』[41]を経て、2017年11月15日配信。ノクティスが不在だった10年間に起きた戦いを描く[42]オンラインマルチプレイのほか、シングル専用のモードも含まれる。ゲストコンポーザーは植松伸夫。2018年12月13日には『戦友』のみのスタンドアロンバージョン『FFXV MULTIPLAYER: COMRADES』(FINAL FANTASY XV MULTIPLAYER COMRADES)がリリースされた[43]
FFXV エピソード イグニス
(FINAL FANTASY XV EPISODE IGNIS)
2017年12月13日配信。イグニスを主役としたエピソード。リヴァイアサンとの死闘前にノクティスと離れてから失明に至るまでのエピソード。DLCエピソード内でエンディングが分岐し、本編とは異なる結末が用意された[21]。ゲストコンポーザーは光田康典
FFXV エピソード アーデン
(FINAL FANTASY XV EPISODE ARDYN)
2019年3月26日配信[44]。また、配信予定日の告知に伴い、エピソードの前日譚にあたる短編アニメーション『FINAL FANTASY XV EPISODE ARDYN -PROLOGUE-』が公開された[44]
当初は、この他にアラネア・ルナフレーナ・ノクティスのエピソードも発売が予定されていたが、2018年11月8日に放送された特別番組で、アーデン以外のエピソードの開発中止が発表された[45]

派生作品

映像作品

ブラザーフッド ファイナルファンタジーXV

ブラザーフッド ファイナルファンタジーXV』(ブラザーフッド ファイナルファンタジー フィフティーン、BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV)は、A-1 Pictures制作による2DセルタッチCGを主体としたアニメーション映像作品。全5話。王都陥落から数日後、旅の途中のノクティス達は、幼少時のノクティスを襲撃し父王によって退けられたシガイと再び対峙する。

2016年3月31日よりYouTubeにて配信開始。同年9月30日にはディスクメディアセルソフト(Blu-ray&DVD)が発売された。当初はゲームと同日発売予定だったが、ゲーム版が発売を延期したことにより約2か月先行しての発売となった。

スタッフ
原作:スクウェア・エニックス
監督・絵コンテ:増井壮一
脚本:綾奈ゆにこ
キャラクターデザイン・総作画監督:栗田新一
音楽:井上泰久、秋月須清
制作:A-1 Pictures
各話リスト
話数 サブタイトル 演出 作画監督 配信日
Episode1 Before the Storm 増井壮一 栗田新一 2016年3月31日
Episode2 Dogged Runner 倉田綾子 小松麻美 2016年6月14日
Episode3 Sword and Shield 宮原秀二 乗田拓茂 2016年7月7日
Episode4 Bittersweet Memories 三島詠子、杉薗朗子、小松麻美 2016年8月17日
Episode5 The Warmth of Light 増井壮一 栗田新一、乗田拓茂、東亮太 2016年9月17日

キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV

KINGSGLAIVE
FINAL FANTASY XV
監督 野末武志
脚本 長谷川隆
原案 野島一成
板室紗織
原作 スクウェア・エニックス
製作 田畑端
出演者 綾野剛
忽那汐里
磯部勉
音楽 ジョン・グラム
下村陽子
制作会社 ヴィジュアルワークス
製作会社 スクウェア・エニックス
配給 日本の旗 アニプレックス
アメリカ合衆国の旗 Stage 6 Films
公開 日本の旗 2016年7月9日
アメリカ合衆国の旗 2016年8月19日
大韓民国の旗 2016年8月25日
中華人民共和国の旗 2017年3月10日
上映時間 115分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV』(キングスグレイブ ファイナルファンタジー フィフティーン、KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV)は、2016年7月9日に劇場公開された、フルCG長編作品。配給はアニプレックス、映像制作はゲーム『ファイナルファンタジーXV』開発チームによる。

物語は、ノクティスの父である国王レギスの視点と[46]、従兵ニックスの視点を通じて進行する。

同年8月30日からはデジタルネット配信がスタート、同年9月30日には『ブラザーフッド FFXV』と同時にディスクメディアセルソフト(Blu-ray&DVD)発売された。こちらも『ブラザーフッド FFXV』同様の経緯でゲームより約2か月先行して発売。

キャスト
ニックス・ウリック:綾野剛[47]
ルナフレーナ・ノックス・フルーレ:忽那汐里[47]
レギス・ルシス・チェラム:磯部勉[47]
タイタス・ドラットー:山寺宏一[47]
リベルト・オスティウム:かぬか光明[47]
ルーチェ・ラザロ:関智一[47]
クロウ・アルティウス:藤村歩[47]
イドラ・エルダーキャプト:飯塚昭三[47]
クレイラス・アミシティア:銀河万丈[47]
アーデン・イズニア:藤原啓治[47]
レイヴス・ノックス・フルーレ:中村悠一[47]
トレッド・フュリア:小松史法[47]
ペルナ・カーラ:高木渉[47]
スタッフ
プロデューサー:田畑端
ディレクター:野末武志
脚本:長谷川隆
ミュージック:John Graham
メインテーマ:下村陽子

ファイナルファンタジーXV プロローグ 〜旅立つ者、残る者〜

「PlayStation®4 FINAL FANTASY XV LUNA EDITION」に、購入特典として加されたボイスドラマ。主人公ノクティスと仲間が旅立つ直前の一日が描かれ、王の盾を務めるアミシティア一家クレイラスとグラディオラス親子の会話、ノクティスたちの旅立ち前夜の出来事などが含まれている。

ゲーム

ファイナルファンタジーXV ポケットエディション

ファイナルファンタジーXV ポケットエディション』(FINAL FANTASY XV POCKET EDITION)は、FFXV本編のストーリーはほぼ同じに、スマートフォン向けにデフォルメした作品。戦闘システムやインターフェースもスマートフォン向けに最適化されている[48]。 2018年2月9日にiOS/Android版が[49]、6月6日にWindows10版が配信された。

また、「FFXV ポケットエディション」をベースとしながらスマートフォン版と異なり、コントローラーでの操作に対応したプレイを大画面で出来るようにした、据置型ゲーム機対応版『ファイナルファンタジーXV ポケットエディション HD』として、PS4/Xbox One版が9月7日に[50]、Nintendo Switch版が9月14日にそれぞれ配信開始された[51]

ファイナルファンタジーXV: 新たなる王国

ファイナルファンタジーXV:新たなる王国』(ファイナルファンタジーXV あらたなるおうこく)は、2017年6月29日に全世界で配信が開始されたスマートフォン向けオンラインシミュレーションゲーム[52]。米デベロッパー・Machine Zoneが、スクウェア・エニックスと開発パートナーシップ提携し開発[53]。原題は『Final Fantasy XV: A New Empire』だったが、後に『新たなる王国』の邦題が付与された。

モンスター オブ ザ ディープ: ファイナルファンタジーXV

モンスター オブ ザ ディープ: ファイナルファンタジーXV』(MONSTER OF THE DEEP: FINAL FANTASY XV)は、スクウェア・エニックスより2017年11月21日に発売されたPlayStation VR専用フィッシングアクションゲーム[54]。本編の「釣り」を拡張したもので、プレイヤーキャラクターは『オンライン拡張パック 戦友』と同様、プレイヤーが作成したアバターとなる[54]。異常気象となった世界では凶暴化した野獣が増加し、プレイヤーはその討伐専門のハンターとなって、シガイ化した魚とのバトルを繰り広げる[54]。ノクティスやシドニーなど、『FFXV』本編のキャラクターも登場する[54]

ジャスティスモンスターズファイブ

ジャスティスモンスターズファイブ』(JUSTICE MONSTERS FIVE)は、2016年3月31日に開催されたイベント「UNCOVERED FINAL FANTASY XV」において発表され、2016年8月30日から配信が開始された、本編のミニゲームを題材にしたスマートフォン用アプリゲーム[55]。2017年3月27日をもってサービスを終了した。

小説

小説 FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future-

小説 FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future-』は、2019年4月25日に発売された小説[44]映島巡が『FINAL FANTASY XV』のもう1つの結末を綴る[44]。また、本作の発売に伴い、『FINAL FANTASY XV EPISODE ARDYN-PROLOGUE-』のBlu-rayディスクや、アートブックレット等を同梱した『小説 FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future CELEBRATION BOX』も発売されている[44]

コラボレーション

『FFXV』では他のゲームとのコラボレーションも行われている。

カップヌードル
2016年12月5日から期間限定で日清カップヌードルとコラボレーションした。ファイナルファンタジーシリーズの歴代ボスキャラクターがパッケージに描かれたカップヌードル15食セットを応募限定で入手することができた。コラボレーションの際のCMは『FFXV』のCMをアレンジしたものになっている。
ニーア オートマタ
2017年2月に、『ニーア オートマタ』とのコラボレーションとして、ミュージックプレイヤーの楽曲に『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』から「イニシエノウタ/運命」と、『ニーア オートマタ』から「Weight of the World」が追加された[56]。また、『ニーア オートマタ』にはノクティスの使用するエンジンブレードが武器として実装されており、装備時は回避エフェクトとダメージ表示が『FFXV』風に変更される[57]
BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣
コーエーテクモゲームスの『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』とのコラボレーションとして、2017年7月10日から2018年1月8日までアラネアとシドニーの衣装が無料で配信された[58][59]
アサシンズ・フェスティバル
ユービーアイソフトの『アサシン クリード』とコラボレーションした期間限定イベント「アサシンズ・フェスティバル」が無料DLCとして、2017年8月31日から2018年1月31日まで配信された[60]
Forza Horizon 3 / Forza Horizon 4
マイクロソフトTurn10/Playground Gamesのレースゲーム『Forza Horizon 3』で、2017年8月1日からレガリアが使用可能になった[61][62]。レガリアは、どちらかの作品を同日までにプレイしているユーザーに、無料で配布された。『FFXV』ディレクターの田端は、オープンワールドの世界における車での移動要素について『Forza Horizon 2』を参考にしたと述べている[63]
続編の『Forza Horizon 4』にも引き続き登場し、2019年2月からノーマルのレガリアとオフロード仕様のType-Dの2台が追加される[64]
鉄拳7
バンダイナムコエンターテインメントの『鉄拳7』のDLCキャラクターとして、ノクティスが2018年3月20日に実装された[65]。シドニーとシドが営む整備工場「ハンマーヘッド」も新ステージとしてDLCに含まれる[65]
Minecraft
Mojangのサンドボックスゲーム、『Minecraft』とのコラボレーションとして、「ファイナルファンタジーXV スキンパック」が配信された[66][67]。Minecraftのプレイヤーのスキン(外見)を変更することができ、主人公一行を含む43キャラクターのスキンが収録されている[66]
テラウォーズ
2018年9月のアップデートで、ミストウォーカーのスマートフォン向けゲーム『テラウォーズ』とのコラボレーションクエストと、ミュージックプレイヤーの楽曲として『テラウォーズ』の楽曲が追加された[68]。コラボクエストをクリアすると、追加武器「サラの短剣」を入手できる。
シャドウ オブ ザ トゥームレイダー
2018年9月のアップデートで、『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』に登場するララ・クロフトの衣装が、「オンライン拡張パック:戦友」用に追加された[68]。また、ミュージックプレイヤーに楽曲が追加された他、『ウィンドウズエディション』向けに、自動で撮影される写真にララ・クロフトらしき人物が映り込むアップデートが行われた[68]
戦国アクションパズル DJ ノブナガ
2018年9月のアップデートで、「オンライン拡張パック:戦友」用の衣装として、「DJ ノブナガTシャツ」が追加された[68]。また、中田ヤスタカがリミックスしたコラボレーション楽曲「Chocobo Theme (Yasutaka Nakata Remix)」がミュージックプレイヤーに追加された[68]。『DJ ノブナガ』では、2018年7月に、当楽曲が使用された特別ステージや、コラボガチャが実施された[69]
FINAL FANTASY XIV
2018年12月のアップデートで、『FFXIV』とのコラボレーションクエストが配信された[70]。クエストをクリアすることで衣装と新たな召喚魔法が入手できる他、『FFXIV』のガルーダをイメージした武器を特定のショップで交換できるようになる[70]。このクエストの配信は無期限を予定している[71]。また、2019年4月中旬頃から、『FFXIV』にノクティスやレガリアが登場する事が発表された[72]

脚注

注釈

  1. ^ 物語中盤以降では「星の病」により夜として扱われる時間が長くなる。
  2. ^ このほかに、バハムートが特定の戦闘時にイベントでのみ召喚できる。
  3. ^ これに伴い、タイトルロゴの色彩も変更されている。
  4. ^ 『FFXV』開発スタッフによる公式配信番組。

出典

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関連項目

外部リンク