「Apple A13」の版間の差分
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2021年5月23日 (日) 07:31時点における版
生産時期 | 2019年から |
---|---|
設計者 | Apple |
生産者 | TSMC |
CPU周波数 | 2.66 GHz |
プロセスルール | 7nm |
アーキテクチャ | A64 |
マイクロアーキテクチャ | ARMv8.4-A |
コア数 |
6(2+4)コア: |
前世代プロセッサ | Apple A12 Bionic |
次世代プロセッサ | Apple A14 Bionic |
L1キャッシュ |
48 KB Instruction |
L2キャッシュ | 4MB |
GPU | アップル独自設計 4コア |
Apple A13 Bionicは、 Appleが設計した64ビット ARMベースのチップ(SoC)である[1]。前世代のA12 Bionicチップ同様にNeural Engine(機械学習専用コア)が搭載されている[2]。
A13には、アップル設計の64ビットARMv8.4-Aベースの2つの高性能コア(Lightning)と4つの高効率コア(Thunder)が搭載されている[3]。
また、A13はアップル製の4コアのGPUを搭載しA12より20%高速なグラフィックス性能を備えている 。
A13はTSMCの第二世代7nmプロセスであるN7Pで製造され[4]、85億個のトランジスタが搭載されている。なお、N7PはN7+とは異なりArf液浸で製造されている。
2つの高性能コアは20%高速化し、消費電力が30%削減、4つの高効率コアは20%高速化、消費電力が40%削減され、Neural Engineは20%の速度が向上した。なお性能面では、シングルコアだけでA10のマルチスレッド性能に相当する。[5]。
A12と比べ、L1, L2キャッシュは減少している[6]。
A13全体としては、2018年のA12と比較し20%高速であり40%省電力である。
A13は、Deep Fusion画像処理機能の基盤でもある。この機能は、機械学習を使用し低光量から中光量の写真を改善する。CPUの処理速度は、1秒間に最大1兆回に達する[7][8]。
2020年秋にリビジョンが新たになり、A14同様にSecure Storage Componentがgen 2となった[9]
搭載製品
脚注
- ^ Hollister (10 September 2019). “Apple says its new A13 Bionic chip has the fastest smartphone CPU and GPU ever”. theverge.com. 10 September 2019閲覧。
- ^ “An Exclusive Look at the Chip Powering Apple’s New iPhones” (英語). Wired. ISSN 1059-1028 2019年9月26日閲覧。
- ^ “Apple独自アーキテクチャの変遷 A6から最新A14まで”. ITmedia NEWS. 2020年9月24日閲覧。
- ^ 後藤弘茂 (2019年10月1日). “iPhone心臓部AシリーズSoCの変遷から見る半導体の進化”. PC Watch. PC Watch. 2019年11月2日閲覧。
- ^ 西田宗千佳 (2019年9月11日). “新iPhoneの心臓部「A13 Bionic」はなにがスゴイのか(西田宗千佳)”. Engadget JP. 2019年9月26日閲覧。
- ^ “iPhone 11のA13 Bionicチップ仕様 | iPhone”. Macお宝鑑定団 blog(羅針盤). 2019年10月31日閲覧。
- ^ Dillet. “Apple introduces the A13 Bionic for the iPhone 11” (英語). TechCrunch. 2019年9月11日閲覧。
- ^ Hristov. “Apple A13 Bionic: closer look at the world's most powerful smartphone chip” (英語). Phone Arena. 2019年9月11日閲覧。
- ^ “Secure Enclave” (英語). Apple Support. 2021年4月13日閲覧。