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:* 特別快速「[[軽井沢リゾート]]」一部停車駅(下りのみ)、観光列車「[[ろくもん]]」停車駅 |
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2021年6月24日 (木) 22:34時点における版
田中駅 | |
---|---|
駅舎(2006年11月) | |
たなか TANAKA | |
◄滋野 (3.4 km) (3.4 km) 大屋► | |
所在地 | 長野県東御市田中[1]279 |
所属事業者 | しなの鉄道 |
所属路線 | ■しなの鉄道線 |
キロ程 | 31.3 km(軽井沢起点) |
電報略号 | タナ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,136人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- |
2,262人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1888年(明治21年)12月1日[1] |
備考 |
終日駅員配置[1] 標高:512m[1] |
田中駅(たなかえき)は、長野県東御市田中にあるしなの鉄道しなの鉄道線の駅である[1]。東御市の代表駅である[1]。また、読む際は『た』にアクセントを置く[1]。
歴史
田中駅は信越線沿線の住民および事業者のみならず、開業時は諏訪地域の蚕糸業者も利用した。
彼らは、信越線開業までは甲州街道を利用して甲武鉄道の八王子駅まで輸送していたが、当駅の開業後は和田峠を越えて当駅まで陸送するようになったことにより、当駅から生糸の輸出を行う横浜まで鉄道による直送が可能となった。しかし、諏訪地域から当駅まではなお距離が遠く不便であったことからより近い場所に駅を設置するための陳情が行われた。1896年(明治29年)1月に同駅と上田駅との間に大家駅[2]が設置されたことにより、以降は同駅を利用するようになった[3]。
なお、1905年に中央本線が諏訪地域に通じた後、田中駅と茅野駅を結ぶ計画の佐久諏訪電気鉄道に1920年路線免許が下付されたが、1933年に免許失効となった。
年表
- 1888年(明治21年)12月1日 - 官設鉄道信越線の駅として開業(一般駅)する[1]。
- 1982年(昭和57年)9月10日 - 専用線発着を除く車扱貨物の取扱いを廃止する。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱いを廃止する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
- 1997年(平成9年)10月1日 - 北陸新幹線開業に伴う経営分離により、JR東日本の駅をしなの鉄道が継承する。
- 1998年(平成10年)4月1日 - 貨物列車の設定が廃止される。
- 2002年(平成14年)4月1日 - JR貨物の駅が廃止され、貨物の取扱が終了する。
- 2009年(平成21年)11月16日 - 駅南口ロータリーおよび南北自由通路の供用を開始する[1][4]。
- 2018年(平成30年)3月26日 - 当駅と田中駅 (台湾)との間で姉妹駅協定が締結される[5]。同時にしなの鉄道と台湾鉄路管理局との友好協定も結ばれる[5]。
駅構造
単式ホーム1面1線(上り本線)と島式ホーム(下り本線と中線)を有する地上駅で、社員配置駅である[1]。駅舎は単式ホーム側(北側)にある。ホームの嵩上げや南口および連絡橋が設置され、利便性が向上した。
かつては、駅南側にあったコスモ石油の油槽所へ至る専用線が駅から分岐しており、当駅では四日市駅から到着する石油の取扱いがあった。また、特急「あさま」の一部が停車する駅でもあった。
駅舎は、日本の道100選のひとつにも選ばれている旧北国街道 海野宿、その合宿であった地元の田中宿を擁する地域性から、千本格子や木彫り看板などのある宿場町風の外観となっている[1]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■しなの鉄道線 | 上り | 小諸・軽井沢方面 |
2 | (予備ホーム) | ||
3 | 下り | 長野方面 |
- 2017年10月現在、2番線を発着する定期列車は無い。
利用状況
年間乗車人数及び1日あたり乗車人員は次のとおり[6]。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
年間 乗車人員 |
---|---|---|
2001年(平成13年) | 1,447 | 528,315 |
2002年(平成14年) | 1,435 | 523,626 |
2003年(平成15年) | 1,360 | 497,877 |
2004年(平成16年) | 1,322 | 482,513 |
2005年(平成17年) | 1,304 | 475,788 |
2006年(平成18年) | 1,301 | 474,969 |
2007年(平成19年) | 1,277 | 467,354 |
2008年(平成20年) | 1,250 | 456,385 |
2009年(平成21年) | 1,243 | 453,572 |
2010年(平成22年) | 1,245 | 454,353 |
2011年(平成23年) | 1,216 | 443,777 |
2012年(平成24年) | 1,213 | 443,863 |
2013年(平成25年) | 1,230 | 448,942 |
2014年(平成26年) | 1,213 | 442,823 |
2015年(平成27年) | 1,225 | 448,316 |
2016年(平成28年) | 1,217 | 444,043 |
2017年(平成29年) | 1,234 | 450,286 |
2018年(平成30年) | 1,190 | 434,266 |
2019年(令和元年) | 1,136 | 415,917 |
駅周辺
- エフエムとうみ
- 海野宿[1]
- 国道18号
- ゆうふるtanaka
- 長野県東御清翔高等学校[1]
- 東御郵便局
- 東御市役所[1]
- 東御市役所バス停(国道18号線沿い、徒歩約7分)
- 千曲バス/近鉄バス 千曲川ライナー 大阪(あべの橋バスステーション)行
- 千曲バス 池袋 - 軽井沢・佐久・小諸・上田線 池袋・新宿行
- 佐久上田線 上田駅 - 小諸駅 - 佐久平駅 - 臼田勝間
- 東御市役所バス停(国道18号線沿い、徒歩約7分)
- 田中商店街
- 東部湯の丸サービスエリア(車で約5分)
路線バス
- 千曲バス
- 田中駅 - 市民病院 - 祢津小学校 - 新張 - 奈良原(土曜・休日運休)
- 田中駅 - 市民病院 - 和小学校 - 東田沢 - 東入(土曜・休日運休)
- 東信観光バス
- 田中駅 - 北御牧総合支所前 - 畔田 - 望月(土曜・休日運休)
エピソード
2011年(平成23年)12月4日、当駅名と同じ姓をもつテレビ番組制作会社の田中匡史が駅構内にて結婚式を執り行った。また、このさい新婦が西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線に所在する駅名と同じ姓であったことから、当該駅にて「嫁入り」セレモニーをあわせて執り行っている[7]。
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、245頁。ISBN 9784784071647。
- ^ 参考文献『鉄道』(p92)の原文ママ。おそらく現在の大屋駅のことであろう。
- ^ 『鉄道』(p92)
- ^ 南口ロータリーと自由通路が完成 しなの鉄道田中駅 - 信州Liveon(2012年1月8日閲覧) ※元ソースは信濃毎日新聞(2009年12月17日付)
- ^ a b "台湾鉄路管理局との友好協定及び田中駅の姉妹駅協定の締結について" (PDF) (Press release). しなの鉄道. 22 March 2018. 2018年10月2日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年7月3日閲覧。
- ^ 東御市の統計2020
- ^ 花嫁は「森田」で乗り、「田中」へ 名前と同じ駅で挙式 - asahi.com(朝日新聞社、2011年12月4日付)
参考文献
- 老川慶喜『鉄道』(初版)東京堂出版〈日本史小百科 - 近代〉、1996年9月17日。ISBN 978-4490202908。
関連項目
外部リンク