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| Name = ザ・ローリング・ストーンズ |
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2021年9月6日 (月) 09:10時点における版
『ザ・ローリング・ストーンズ』 | |||||
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ローリング・ストーンズ の スタジオ・アルバム | |||||
リリース | |||||
録音 |
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ジャンル | ロック | ||||
時間 | |||||
レーベル | |||||
プロデュース |
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専門評論家によるレビュー | |||||
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ローリング・ストーンズ U.K. 年表 | |||||
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ローリング・ストーンズ U.S. 年表 | |||||
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『ザ・ローリング・ストーンズ』(The Rolling Stones)は1964年4月にリリースされた、ローリング・ストーンズの第1作目のオリジナルアルバム。アメリカでは『イングランズ・ニューエスト・ヒットメーカーズ』(England's Newest Hit Makers)のタイトルでリリースされた。全英1位[1]、全米11位[2]を記録。
解説
録音はロンドンのリージェント・サウンド・スタジオにて行われた。期間は1964年1月2日から3日、1月29日、2月4日、2月25日の5日間で、コンサートツアーの合間を縫って散発的に行われた[3]。当時はまだグループがオリジナル曲の制作に本腰を入れてなかった時期であり、全12曲の収録曲のうちオリジナル曲は3曲のみで、大部分はグループがデビュー前からレパートリーにしていたチャック・ベリーやボ・ディドリー等のカバーで占められている。
ジャケットはニコラス・ケイトがメンバー5人を撮影したカラー写真が使われているが、表側にはアーティスト名やアルバムタイトルが一切記載されておらず、右上部分に"Decca"のロゴが入れられているのみで、これは当時異例なことだった[4]。裏側に記載されている「ローリング・ストーンズはただのグループではなく、一つの生き方である」の書き出しで始まるライナー・ノーツは、マネージャーのアンドリュー・ルーグ・オールダムによる。
アメリカではイギリスより1ヵ月半ほど遅れて、『イングランズ・ニューエスト・ヒットメーカーズ』のタイトルでリリースされた。アメリカ盤ではイギリス盤にあった「Mona (I Need You Baby)」が削除され、代わりにアメリカでのデビュー・シングルとなった「ノット・フェイド・アウェイ」が収録された。カバー・デザインはイギリス盤と変わらないが、表ジャケットにはアーティスト名とタイトルが大きく入れられた。アメリカではモノラルとステレオの両盤が製作されている[5]。日本では同年12月にキング・レコードからリリース。カバー写真は英・米盤と同じだが、ジャケット左上にアーティスト名が青い文字で入れられている。尚、当時の邦題は『これがリヴァプール・サウンドの決定盤!! ザ・ローリング・ストーンズ』だった。
評価
イギリスではビートルズの『ウィズ・ザ・ビートルズ』を蹴落として5月2日付から12週、連続ナンバー・ワンをキープした[1]。アメリカでは8月22日付の11位が最高位となっている。
本作は「ファンタスティックで素晴しい」としたニュー・ミュージカル・エクスプレスをはじめ、多数のプレスから賞賛されたが、メロディ・メイカー紙など一部の批評家からは「鼻持ちならない」などと批判された。ビル・ワイマンは「俺達は音楽誌や全国紙からインタビューを受けて、このアルバムが大切な一里塚であることを悟った」と自著に綴っている[6]。
リイシュー
1986年の初CD化の際、アブコはアメリカ盤の方を採用したため、イギリス盤は最終プレス分を最後に廃盤状態となっている(ただし、'80年代後半に日本やドイツなど一部の国でCD化されている[7])。英国での2作目となる『ザ・ローリング・ストーンズ No.2』も同様に廃版となっている。2002年には米国盤が新たにリマスタリングされ、SACDとのハイブリッドCDとしてデジパック仕様で再発された。
2011年、英・米国盤ともにハイレゾリューション・デジタル配信で再発された。2016年、デッカ時代のオリジナルアルバムのモノラル版を復刻したボックスセット『ザ・ローリング・ストーンズ MONO BOX』で再びCD化された[8]。
収録曲
イギリス盤
SIDE A
- ルート66 - Route 66 (Bobby Troup) 2:20
- 恋をしようよ - I Just Want to Make Love to You (Willie Dixon) 2:17
- オネスト・アイ・ドゥ - Honest I Do (Jimmy Reed) 2:09
- モナ - Mona (I Need You Baby) (Ellas McDaniel) 3:33
- ナウ・アイヴ・ゴット・ア・ウィットネス - Now I've Got a Witness (Nanker Phelge) 2:29
- リトル・バイ・リトル - Little by Little (Nanker Phelge/ Phil Spector) 2:39
SIDE B
- キング・ビー - I'm a King Bee (James Moore) 2:35
- かわいいキャロル - Carol (Chuck Berry) 2:33
- テル・ミー - Tell Me (Mick Jagger/ Keith Richard) 3:48
- キャン・アイ・ゲット・ウィットネス - Can I Get a Witness (Brian Holland/ Lamont Dozier/ Eddie Holland) 2:55
- ユー・キャン・メイク・イット・イフ・ユー・トライ - You Can Make It If You Try (Ted Jarrett) 2:01
- ウォーキング・ザ・ドッグ - Walking The Dog (Rufus Thomas) 3:10
アメリカ盤
SIDE A
- ノット・フェイド・アウェイ - Not Fade Away (Buddy Holly/ Norman Petty)
- ルート66 - Route 66
- 恋をしようよ - I Just Want to Make Love to You
- オネスト・アイ・ドゥ - Honest I Do
- ナウ・アイヴ・ゴット・ア・ウィットネス - Now I've Got a Witness
- リトル・バイ・リトル - Little by Little
SIDE B
- キング・ビー - I'm a King Bee
- かわいいキャロル - Carol
- テル・ミー - Tell Me
- キャン・アイ・ゲット・ウィットネス - Can I Get a Witness
- ユー・キャン・メイク・イット・イフ・ユー・トライ - You Can Make It If You Try
- ウォーキング・ザ・ドッグ - Walking the Dog
参加ミュージシャン
- ローリング・ストーンズ[9]
- ミック・ジャガー - リード&バッキングボーカル、パーカッション、ハーモニカ(#6、#7)
- キース・リチャーズ - ギター、バッキングボーカル、
- ブライアン・ジョーンズ - ギター、バッキングボーカル、ハーモニカ、パーカッション
- ビル・ワイマン - ベース、バッキングボーカル
- チャーリー・ワッツ - ドラムス、パーカッション
- ゲストミュージシャン[9]
脚注
注釈
出典
- ^ a b ROLLING STONES | full Official Chart History | Official Charts Company:
- ^ The Rolling Stones - Chart history | Billboard:
- ^ 『ローリングストーンズ/グッド・タイムズ・バッド・タイムズ』 (テリー・ロウリングス/アンドリュー・ネイル/キース・バッドマン著、筌尾正訳、シンコーミュージック刊、2000年、ISBN 978-4401616541)31-34頁。
- ^ 『ストーン・アローン/上』(ビル・ワイマン/レイ・コールマン著、野間けい子訳、ソニー・マガジンズ刊、1992年、ISBN 4-7897-0780-6)285頁。
- ^ 『イングランズ・ニューエスト・ヒットメーカーズ』日本版リマスターCD(2002年)の越谷政義による解説より。
- ^ 『ストーン・アローン/上』(ビル・ワイマン/レイ・コールマン著、野間けい子訳、ソニー・マガジンズ刊、1992年、ISBN 4-7897-0780-6)286頁。
- ^ “The Rolling Stones - The Rolling Stones at Discogs:” (英語). 2016年12月3日閲覧。
- ^ THE ROLLING STONES | ザ・ローリング・ストーンズ - ザ・ローリング・ストーンズ MONO BOX (7インチ紙ジャケット仕様) - UNIVERSAL MUSIC JAPAN:
- ^ a b “The Rolling Stones:” (英語). 2016年12月3日閲覧。