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「磐城郡」の版間の差分

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2021年9月6日 (月) 09:13時点における最新版

福島県磐城郡の範囲

磐城郡(いわきぐん)は福島県陸奥国磐城国)にあった

郡域

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1878年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、いわき市の一部(四倉町小川町のうち夏井川左岸(北東側)・のうち夏井川左岸)である。

歴史

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  • 治承4年(1180年)頃、石城郡の三分割により成立。
  • 江戸時代までは「岩城郡」と表記。
  • 戦国時代ごろまでは、小川町の夏井川右岸(南西側)地域・平の夏井川右岸地域・好間町・内郷小島町も当郡の内。

近代以降の沿革

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知行 村数 村名
幕府領 幕府領 8村 福岡村、柴原村、上平村、上小川村、四ツ倉村、塩木村、原高野村、白岩村
藩領 常陸笠間藩 27村 上神谷村、下片寄村、名木村、大森村、玉山村、薬王寺村、山田小湊村、上仁井田村、狐塚村、長友村、戸田村、水品村、北神谷村、下仁井田村、山小屋村、八茎村、駒込村、関場村、泉崎村、上片寄村、中島村、細谷村、馬目村、中神谷村、上柳生村、下柳生村、絹谷村
陸奥磐城平藩 11村 中平窪村、上平窪村、西平窪村、下平窪村、塩村、幕ノ内村、中塩村、鯨岡村、四ツ波村、大室村、鎌田村
陸奥棚倉藩 2村 下小川村、赤井村
磐城平藩・笠間藩 1村 下神谷村
1.四ツ倉町 2.平窪村 3.神谷村 4.草野村 5.大浦村 6.大野村 7.上小川村 8.下小川村 (紫:明治29年成立の石城郡 11 - 28は磐前郡 31 - 43は菊多郡 51は楢葉郡川前村)
  • 明治12年(1879年1月27日
    • 郡区町村編制法の福島県での施行により行政区画としての磐城郡が発足。「菊多磐前磐城郡役所」が磐前郡平町に設置され、菊多郡・磐前郡とともに管轄。
    • 赤井村の所属郡が磐前郡に変更。(48村)
  • 明治15年(1882年) - 西平窪村が下平窪村に合併。(47村)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により以下の町村が発足。全域が現・いわき市。(1町7村)
    • 四ツ倉町(四ツ倉村が単独町制)
    • 平窪村 ← 上平窪村、中平窪村、下平窪村、四ツ波村、中塩村、幕ノ内村、鯨岡村、大室村
    • 神谷村 ← 鎌田村、塩村、上神谷村、中神谷村、上片寄村、下片寄村
    • 草野村 ← 下神谷村、原高野村、泉崎村、絹谷村、馬目村、水品村、北神谷村
    • 大浦村 ← 大森村、細谷村、狐塚村、名木村、長友村、上仁井田村、下仁井田村、塩木村
    • 大野村 ← 戸田村、白岩村、玉山村、中島村、上柳生村、下柳生村、山田小湊村、薬王寺村、駒込村、八茎村、山小屋村
    • 上小川村 ← 上小川村、福岡村
    • 下小川村 ← 下小川村、柴原村、関場村、上平村
  • 明治29年(1896年)4月1日 - 菊多郡・磐前郡・磐城郡および楢葉郡の一部(川前村)の区域をもって石城郡が発足。同日磐城郡廃止。

変遷表

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自治体の変遷
藩政期 明治22年4月1日 明治22年 - 明治28年 明治29年4月1日 現在
四倉村 四倉町 四倉町 石城郡
四倉町
いわき市
大森村 大浦村 大浦村 石城郡
大浦村
狐塚村
塩木村
長友村
名木村
上仁井田村
下仁井田村
細谷村
上柳生村 大野村 大野村 石城郡
大野村
下柳生村
駒込村
白岩村
玉山村
戸田村
中島村
薬王寺村
八茎村
山小屋村
山田小湊村
上小川村 上小川村 上小川村 石城郡
上小川村
福岡村
下小川村 下小川村 下小川村 石城郡
下小川村
上平村
柴原村
関場村
上平窪村 平窪村 平窪村 石城郡
平窪村
中平窪村
下平窪村
西平窪村[1]
大室村
鯨岡村
中塩村
幕之内村
四波村
上神谷村 神谷村 神谷村 石城郡
神谷村
中神谷村
上片寄村
下片寄村
鎌田村
塩村
泉崎村 草野村 草野村 石城郡
草野村
下神谷村
北神谷村
絹谷村
原高野村
馬目村
水品村

行政

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菊多・磐前・磐城郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治12年(1879年)1月27日
明治29年(1896年)3月31日 菊多郡・磐前郡との合併により磐城郡廃止

脚注

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  1. ^ 明治15年(1882年)、下平窪村に編入。

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 7 福島県、角川書店、1981年3月1日。ISBN 4040010701 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

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先代
石城郡(第1次)
行政区の変遷
1180年頃 - 1896年
次代
石城郡(第2次)