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| Name = リザード
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2021年9月6日 (月) 10:11時点における版

『リザード』
キング・クリムゾンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1970年8月 (1970-08)-9月 ロンドン
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル オリジナル盤
イギリスの旗アイランド
アメリカ合衆国の旗アトランティック
リイシュー盤
EGDiscipline Global Mobile
プロデュース ロバート・フリップ
ピート・シンフィールド
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 26位(イギリス)[1]
  • 113位(アメリカ)
  • キング・クリムゾン アルバム 年表
    ポセイドンのめざめ
    (1970年)
    リザード
    (1970年)
    アイランズ
    (1971年)
    ミュージックビデオ
    「The Battle Of Glass Tears (Dawn Song, Last Skirmish, Prince Rupert's Lament)」 - YouTube
    テンプレートを表示

    リザード』(Lizard)は、キング・クリムゾン1970年に発表したアルバム。通算3作目。

    解説

    前作『ポセイドンのめざめ』の一部にゲスト参加したフリー・ジャズピアニストキース・ティペットが、本作では自分のバンドのメンバー(マーク・チャリグ、ニック・エヴァンス)も引き連れて全面参加。クラシック界からはオーボエとコーラングレ奏者のロビン・ミラーが参加。また、イエスジョン・アンダーソンもゲスト参加(ルーパート王子のめざめ)。オリジナルLPは、23分に及ぶ組曲「リザード」がB面を占めていた。

    キング・クリムゾンは前作『ポセイドンのめざめ』の発表後に解散状態となっており、同時期にイエスからギタリストのピーター・バンクスが脱退していたこともあり、ジョン・アンダーソンはイエスのギタリストになるようにロバート・フリップを誘っていた。しかし、フリップはそれに応じずに、アンダーソンに対して「君こそキング・クリムゾンに入れ」と言ったとされる。それに呼応するかたちで、アンダーソンが『リザード』にゲスト参加することになったと言われている。

    ゴードン・ハスケルは前作にも参加し、本作で正式加入していたが、レコーディング終了後に行われたライブリハーサル初日に脱退[2]アンドリュー・マカロックは本作のみで脱退。アーサー・ブラウンのキングダム・カムに加入。約半年後にグラハム・フィールドから相談を受けたフリップの紹介でフィールズに加入した。

    相次ぐ脱退でこの時のメンバーでのツアー計画は全てキャンセルされ、新メンバーを探す為に行なわれた連日のオーディションは、ロバート・フリップやメル・コリンズが行ない、ボズ・バレルとイアン・ウォーレスを加え翌71年4月にツアーを開始するまで約半年間を要した。本作収録曲のうち「サーカス」「レディ・オブ・ザ・ダンシング・ウォーター」は、そのツアーのセット・リストに組み込まれた [3]

    収録曲

    全曲ピート・シンフィールド作詞、ロバート・フリップ作曲。

    1. サーカス-カメレオンの参上- - "Cirkus" including "Entry of the Chameleons" - 6:29
    2. インドア・ゲイムズ - Indoor Games - 5:40
    3. ハッピー・ファミリー - Happy Family - 4:17
    4. レディ・オブ・ザ・ダンシング・ウォーター - Lady of the Dancing Water - 2:44
    5. リザード - Lizard
      (a)ルーパート王子のめざめ - Prince Rupert Awakes - 4:35
      (b)ピーコック物語のボレロ - Bolero - the Peacock's Tale - 6:36
      (c)戦場のガラスの涙 - The Battle of Glass Tears - 11:03
      (i)夜明けの歌 - Dawn Song
      (ii)最後の戦い - Last Skirmish
      (iii)ルーパート王子の嘆き - Prince Rupert's Lament
      (d)ビッグ・トップ - Big Top - 1:10

    参加ミュージシャン

    ゲスト・ミュージシャン

    脚注

    1. ^ ChartArchive-King Crimson-Lizard-
    2. ^ E.G. Recordsは、ハスケルは正式メンバーではなくセッション・ミュージシャンであったと主張し、彼のパフォーマンス印税を認めなかった。この処置に対しハスケルは異議を唱えたが、経済的な事情により訴訟は断念した(Smith,Sid. King Crimson:Track By Track. London:helter skelter publishing Limited.2002)
    3. ^ コレクターズ・クラブ・シリーズの14番目のアイテムとして2001年に発表されたライヴ・アルバム『Live at Plymouth』(1971年5月11日のプリマス公演を収録)でも確認できる。