「アイランズ (キング・クリムゾンのアルバム)」の版間の差分
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| Name = アイランズ |
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2021年9月6日 (月) 10:13時点における版
『アイランズ』 | ||||
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キング・クリムゾン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1971年 コマンド・スタジオ(ロンドン・ピカデリー) | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
アイランド・レコード アトランティック・レコード | |||
プロデュース | キング・クリムゾン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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キング・クリムゾン アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Sailors Tale」 - YouTube |
『アイランズ[1]』(Islands)は、キング・クリムゾンが1971年に発表したスタジオ・アルバム。通算4作目。
解説
前作『リザード』(1970年)発表後、ロバート・フリップがキース・ティペットの依頼で60名を超える大編成ジャズ・バンド「センティピード」に協力。当時所属バンドが解散しこのビッグ・バンドにボーカルで参加していたボズ・バレルと、キース・エマーソンの推薦でイアン・ウォーレスをオーディションしてメンバーに採用。女性オペラ歌手のポーリナ・ルーカス、前作に引き続き、キース・ティペット・グループのメンバー等がゲスト参加している。1曲目「フォーメンテラ・レディ」の初期セッションではベテランのジャズ・ピアニスト、ジュールス・ルーベンが参加したが音楽的に合わず、キース・ティペットに代わっている。
ピート・シンフィールドによる歌詞は、『オデュッセイア』の世界観から影響を受けた内容となっている。ジャケット・デザインもシンフィールドが担当し、いて座三裂星雲の写真を使用しているが、アメリカ盤の初回盤では、シンフィールドが描いた絵に差し替えられた[2]。「レターズ」は、デビュー当時のライブで演奏されていた「ドロップ・イン」という曲を改作したもの[3]。
細かい指示の元、フリップとシンフィールドにより厳しくコントロールされた前作の『リザード』に対し、本作は「ギグとギグの合間にレコーディングを繰り返す為、反動で思いつくままに制作された。」とシンフィールドが制作状況の変化を指摘している。[4]
本作のリリースから間もない1971年12月、作詞や照明を担当してきたピート・シンフィールドがフリップにより解雇され、同時にバンドの解散も検討されたが、所属事務所EGから米国公演の契約が残っていると説得され、翌年春までの残りツアーを消化した。1972年のアメリカ・ツアーが終了するとフリップは1人英国へ帰国。残りのメンバーは3人とも、アメリカ・ツアーで同行していたアレクシス・コーナーのバンドへ加入した。本作発表と前後して行われたツアーの模様は、『アースバウンド』(1972年)や『レディース・オブ・ザ・ロード』(2002年)といったライブ・アルバムに収録された。
収録曲
SIDE ONE
- フォーメンテラ・レディ - Formentera Lady (10:14)
- 船乗りの話 - Sailor's Tale (7:21)
- Fripp
- レターズ - The Letters (4:26)
- Fripp, Sinfield
SIDE TWO
- レディース・オブ・ザ・ロード - Ladies of the Road (5:28)
- Fripp, Sinfield
- プレリュード:かもめの歌 - Prelude: Song of the Gulls (4:14)
- Fripp
- アイランズ - Islands (11:51)
- Fripp, Sinfield
参加ミュージシャン
- ロバート・フリップ - ギター、メロトロン、ハーモニウム
- メル・コリンズ - サックス、フルート、バスフルート、バッキング・ボーカル
- ボズ・バレル - ボーカル、ベース、振付け
- イアン・ウォーレス - ドラムス、パーカッション、バッキング・ボーカル
- ピート・シンフィールド - 作詞、映像
ゲスト・ミュージシャン
クレジット
Robert Fripp: | guitar, mellotron, Peter's Pedal Harmonium and sundry implements. | |
Mel Collins: | flute, bass flute, saxes and vocals. | |
Boz: | bass guitar, lead vocals and choreography. | |
Ian Wallace: | drums, percussion and vocal. | |
Peter Sinfield: | words, sounds and visions | |
Featured players | ||
Keith Tippett: | piano. | |
Paulina Lucas: | soprano. | |
Robin Miller: | oboe. | |
Mark Charig: | cornet. | |
Harry Miller: | string bass. | |
Engineer Andy Hendrikson. | ||
Cover Design & Painting: Peter Sinfield | ||
Photographs: Robert Ellis | ||
Equipment: Vick & Mike | ||
Recorded at Command Studios, Picadelly, London. | ||
Produced by King Crimson for E.G. Records. | ||
All songs published by E.G. Music Ltd. ©1971. |
脚注
- ^ かつての日本語タイトルは『アイランド』だったが、2006年の再発CDからは原題と同じ複数形『アイランズ』となっている
- ^ 日本盤CD(IECP-50004)ライナーノーツ(赤岩和美、2003年12月)
- ^ 『エピタフ -1969年の追憶-』に、1969年の「ドロップ・イン」のライブ演奏が収録されている。
- ^ (Smith,Sid. King Crimson:Track By Track. London:helter skelter publishing Limited.2002)