「船引バイパス」の版間の差分
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2021年9月6日 (月) 11:30時点における版
国道288号船引バイパス
一般国道 | |
---|---|
船引バイパス 国道288号バイパス | |
路線延長 | 約 6.6 km |
開通年 | - |
起点 | 福島県田村市船引町春山 |
終点 | 福島県田村市常葉町西向 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道349号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
船引バイパス(ふねひきバイパス)とは、福島県田村市で整備が進められる国道288号バイパスである。
概要
道路諸元
概説
国道288号は福島県の主要都市である郡山市と田村市、双葉郡双葉町等とを結ぶ延長約77 kmの幹線道路であり、とりわけ東日本大震災以降は「ふくしま復興再生道路」として福島県復興計画に位置付けられ中通りと浜通りとを結ぶ地域連携道路としての機能を有す[1]。
しかしながら三春町や田村市では市街地中心部において交通渋滞が深刻化しており安全性や定時性の確保が課題となっている[2]。こうした問題を解消するため、隣接する富久山バイパス、郡山東バイパス、三春西バイパス、三春バイパス等と一体的に広域ネットワークを構築し、良好な市街地環境形成のほか田村西部工業団地や磐越自動車道へのアクセス向上を目的に整備が進められているのが、船引バイパスである[3]。
道路は起点から花木内石森線までの第1工区(L=約2.0 km)、市道花木内石森線から国道349号交点までの第2工区(L=約2.1 km)、国道349号交点から終点までの第3工区(L=約2.5 km)に分類される。 1996年度に全長6.6 kmのバイパス道路として新規事業採択され、1998年度より用地取得、2000年度より暫定工事に着手するも[2]、財政的な理由により第1工区から集中的に事業を進めるため、第3工区は国道349号バイパス[注釈 1]で代替できるとして2005年度の県公共事業評価委員会における事業評価時に中止とされた[2]。
第1工区については2000年度から2004年度にかけて起点側約300m区間で暫定改良工事を実施したのち2012年度より改良工および調査設計に着手し、2015年に供用された[4]。当面の間は市道花木内石森線を介して国道現道と接続する事となる。 第2工区については2013年度より用地交渉を開始し[3]、2018年度前半の供用を目指す[5]。一方、事業中止とされた第3工区については、原発事故による避難者の帰還支援や周辺で郊外型店舗の増加に伴って増大する交通量への対策として、2014年度より事業再開して平成30年代前半(概ね2018-20年度頃)での供用を目指す方針が確認されている[4][5]。
沿革
- 1996年度 事業化[3]。
- 1998年度 第1工区において用地取得に着手。
- 2000年度 第1工区において暫定工事に着手(~2004年度)[6]。
- 2005年度 第3工区の事業中止を決定[2]。
- 2012年度 第1工区において改良工・調査設計に、第2工区において測量・調査設計に着手[3]。
- 2013年度 第1工区において改良舗装工に、第2工区において用地取得に着手[3]。
- 2014年度 第3工区の事業再開方針を確認[5]。
- 2015年11月25日 第1工区供用開始[4]。
通過市町村
- 福島県
- 田村市
国道349号船引バイパス
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福島県田村市船引町船引から同市船引町北鹿又までを通る国道349号のバイパス道路…国道349号#バイパスを参照。
脚注
注釈
- ^ 2001年度に開通した道路で、こちらも船引バイパスという。国道288号船引バイパスが田村市街地北部を東西に横断するのに対し、国道349号船引バイパスは田村市東部を南北に縦貫する。
出典
- ^ “【ふくしま復興再生道路】主要8路線、10年後開通へ整備”. 福島民友 (福島民友新聞社). (2014年3月11日)
- ^ a b c d 2006年度道路事業再評価資料 -一般国道288号船引バイパス-(国土交通省)2005年 (PDF, 86.48 KiB)
- ^ a b c d e 主要事業の進捗状況 -国道288号 船引バイパス-(福島県県中建設事務所) (PDF, 639.03 KiB)
- ^ a b c “30年の全線開通目指す 288号国道船引バイパス”. 福島民報 (福島民報新聞社). (2015年11月19日)
- ^ a b c “除外の2.5キロ整備再開 田村国道288号船引バイパス”. 福島民友 (福島民友新聞社). (2014年8月7日)
- ^ 2005年度県事業別評価調書 -一般国道288号船引バイパス-(福島県)2005年 (PDF, 77.90 KiB)