田村市
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たむらし 田村市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 福島県 | ||||
市町村コード | 07211-7 | ||||
法人番号 | 2000020072117 | ||||
面積 |
458.33km2 | ||||
総人口 |
32,421人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 70.7人/km2 | ||||
隣接自治体 | 郡山市、いわき市、二本松市、双葉郡大熊町、浪江町、川内村、葛尾村、田村郡三春町、小野町 | ||||
市の木 |
なら (2005年8月制定) | ||||
市の花 |
つつじ (2005年8月制定) | ||||
市の鳥 |
うぐいす (2005年8月制定) | ||||
田村市役所 | |||||
市長 | 白石高司 | ||||
所在地 |
〒963-4393 福島県田村市船引町船引字畑添76-2 北緯37度26分26秒 東経140度34分34秒 / 北緯37.44064度 東経140.57625度座標: 北緯37度26分26秒 東経140度34分34秒 / 北緯37.44064度 東経140.57625度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
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ウィキプロジェクト |
概要
[編集]福島県中通り最東端に位置し、沿岸エリアの浜通りとの結節点となる地域である。全体の約62パーセントを山林が占める中山間地域で、観光でもあぶくま洞やムシムシランドなど自然を活かした観光資源を有している。
市名は坂上田村麻呂による蝦夷征討後、その子孫である田村氏がこの地を田村郡として代々支配してきたことに由来し、公募により決定された。市章も同じく公募により制定されたものである。 そのような歴史的経緯から坂上田村麻呂に関する伝承が数多くあり、市内には坂上田村麻呂伝説に由来する地名が複数存在する。
地理
[編集]阿武隈高地が南北に走り、北方に日山、移ヶ岳、東方に鎌倉岳、五十人山、日本標準時の電波を送信するおおたかどや山標準電波送信所のある大鷹鳥谷山、大滝根山、西方に片曽根山、高柴山、南方に矢大臣山があり、それに阿武隈高地特有のゆるやかな山地となだらかな丘陵地帯が広がっている。またこれらの山岳を源とする大滝根川や高瀬川などの多くの河川が流れている。
隣接する自治体
[編集]気候
[編集]寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。
船引(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 13.4 (56.1) |
18.6 (65.5) |
21.9 (71.4) |
29.8 (85.6) |
32.8 (91) |
33.1 (91.6) |
35.1 (95.2) |
35.7 (96.3) |
33.5 (92.3) |
28.4 (83.1) |
23.7 (74.7) |
18.1 (64.6) |
35.7 (96.3) |
平均最高気温 °C (°F) | 3.4 (38.1) |
4.5 (40.1) |
8.5 (47.3) |
15.1 (59.2) |
20.7 (69.3) |
23.7 (74.7) |
27.0 (80.6) |
28.3 (82.9) |
24.0 (75.2) |
18.1 (64.6) |
12.4 (54.3) |
6.4 (43.5) |
16.0 (60.8) |
日平均気温 °C (°F) | −0.5 (31.1) |
0.0 (32) |
3.3 (37.9) |
9.2 (48.6) |
14.6 (58.3) |
18.4 (65.1) |
22.2 (72) |
23.1 (73.6) |
19.1 (66.4) |
13.1 (55.6) |
7.2 (45) |
2.1 (35.8) |
11.0 (51.8) |
平均最低気温 °C (°F) | −4.4 (24.1) |
−4.4 (24.1) |
−1.5 (29.3) |
3.4 (38.1) |
8.9 (48) |
13.9 (57) |
18.4 (65.1) |
19.2 (66.6) |
15.1 (59.2) |
8.5 (47.3) |
2.2 (36) |
−2.0 (28.4) |
6.4 (43.5) |
最低気温記録 °C (°F) | −17.4 (0.7) |
−15.0 (5) |
−15.3 (4.5) |
−7.2 (19) |
−0.6 (30.9) |
3.8 (38.8) |
7.6 (45.7) |
9.1 (48.4) |
3.1 (37.6) |
−2.7 (27.1) |
−6.5 (20.3) |
−15.4 (4.3) |
−17.4 (0.7) |
降水量 mm (inch) | 41.7 (1.642) |
33.7 (1.327) |
71.5 (2.815) |
84.0 (3.307) |
90.6 (3.567) |
118.4 (4.661) |
181.6 (7.15) |
149.4 (5.882) |
167.4 (6.591) |
141.3 (5.563) |
60.9 (2.398) |
40.1 (1.579) |
1,180.5 (46.476) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 6.6 | 5.9 | 9.2 | 9.4 | 9.7 | 11.3 | 13.8 | 11.0 | 11.5 | 9.4 | 6.7 | 6.7 | 111.1 |
平均月間日照時間 | 156.9 | 170.0 | 185.9 | 189.4 | 195.5 | 149.8 | 146.7 | 172.8 | 132.5 | 145.1 | 140.0 | 144.2 | 1,928.9 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[1] |
歴史
[編集]沿革
[編集]- 田村市発足前
- 1915年(大正4年)3月21日 - 平郡西線(現在の磐越東線)三春 - 小野新町間が開業。
- 1970年(昭和45年)4月1日 - 国道288号が制定。
- 1975年(昭和50年)4月1日 - 国道349号が制定。
- 1982年(昭和57年)4月1日 - 国道399号が制定。
- 1995年(平成7年)8月2日 - 船引三春インターチェンジが供用開始。
- 田村市発足後
- 2005年(平成17年)3月1日 - 田村郡滝根町、大越町、都路村、常葉町、船引町の5町村が合併し、田村市が発足した。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災が発生。震度6弱を観測。
- 2012年(平成24年)4月1日 - 警戒区域が解除され、避難指示解除準備区域に再編される。
- 2014年(平成26年)4月1日 - 都路地区の一部に出されていた避難指示解除準備区域が解除された。これにより田村市に出されていた避難指示は全て解除された[2]。
- 2015年(平成27年)3月1日 - 合併10周年記念式典を開催。
- 2023年(令和5年)1月29日 - 「田村市市民の歌 〜田村のうた〜」を制定。
行政区域変遷
[編集]- 変遷の年表
田村市市域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 現田村市市域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行により、以下の村が発足。[3][4] |
1934年(昭和9年) | 4月1日 | 片曾根村が町制施行・改称し船引町となる。 |
1940年(昭和15年) | 4月1日 | 滝根村は町制施行し滝根町となる。 |
1942年(昭和17年) | 2月8日 | 大越村は町制施行し大越町となる。 |
1955年(昭和30年) | 2月1日 | 山根村は常葉町と合併し常葉町が発足。 |
4月1日 | ||
1898年(明治31年) | 7月1日 | 常葉村は町制施行し常葉町となる。 |
1956年(昭和31年) | 常葉町の一部(早稲川の一部)は大越町に編入。 | |
1957年(昭和32年) | 三春町の一部(笹山・荒和田と熊耳・南成田の各一部)は船引町に編入。 | |
1963年(昭和38年) | 船引町の一部(笹山・荒和田・要田の各一部)は三春町に編入。 | |
2005年(平成17年) | 3月1日 | 大越町・滝根町・常葉町・船引町・都路村が合併し田村市が発足。 |
- 変遷表
田村市市域の変遷表(※細かい境界の変遷は省略) | ||||||
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1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
船引村 | 片曾根村 | 昭和9年4月1日 船引町に 町制施行 |
昭和30年4月1日 船引町 |
平成17年3月1日 田村市 |
田村市 | |
今泉 | ||||||
春山村 | 文珠村 | 文珠村 | ||||
粠田村 | ||||||
石森村 | ||||||
長外路村 | 美山村 | 美山村 | ||||
長外路村 | ||||||
石沢村 | 瀬川村 | 瀬川村 | ||||
新舘村 | ||||||
門鹿村 | ||||||
大倉村 | ||||||
上移村 | 移村 | 移村 | ||||
南移村 | ||||||
北移村 | ||||||
中山村 | ||||||
横道村 | ||||||
芦沢村 | 芦沢村 | 芦沢村 | ||||
堀越村 | 七郷村 の一部 |
七郷村の一部 | ||||
遠山沢村 | ||||||
永谷村 | ||||||
椚山村 | ||||||
門沢村 | ||||||
笹山村の一部 | 要田村 | 要田村 | 昭和32年 船引町に編入 | |||
荒和田村の一部 | ||||||
熊耳村の一部 | ||||||
南成田村の一部 | ||||||
上大越村 | 大越村 | 昭和17年2月8日 町制 |
大越町 | |||
下大越村 | ||||||
牧野村 | 七郷村 の一部 |
七郷村の一部 | 昭和30年4月1日 大越町に編入 | |||
栗出村 | ||||||
早稲川村 | 山根村 | 山根村 | 昭和31年 大越町に編入 | |||
昭和30年2月1日 常葉町 | ||||||
関本村 | ||||||
小檜山村 | ||||||
堀田村 | ||||||
山根村 | ||||||
常葉村 | 常葉村 | 明治31年7月1日 町制 | ||||
久保村 | ||||||
新田作村 | ||||||
西向村 | ||||||
鹿山村 | ||||||
菅谷村 | 滝根村 | 明治31年7月1日 町制 |
滝根町 | |||
神俣村 | ||||||
広瀬村 | ||||||
岩井沢村 | 都路村 | 都路村 | 都路村 | |||
古道村 |
行政
[編集]歴代市長
[編集]代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 |
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初-3代 | 冨塚宥暻 | 2005年4月17日 | 2017年4月16日 |
4代 | 本田仁一 | 2017年4月17日 | 2021年4月16日 |
5代 | 白石高司 | 2021年4月17日 | 現職 |
イメージキャラクター
[編集]- カブトンファミリー(旧常葉町キャラクター)
- オリオンちゃん(旧滝根町キャラクター)
→詳細は「カブトン」を参照
姉妹都市
[編集]産業
[編集]産業人口
[編集]- 第一次産業:3,280人(2010年)
- 第二次産業:7,436人(2010年)
- 第三次産業:9,074人(2010年)
商業施設
[編集]家電量販店は、ケーズデンキ、ヤマダデンキがそれぞれ1店舗出店している。
本社を置く主な企業
[編集]主な製造工場
[編集]預金取扱金融機関
[編集]郵便
[編集]- 船引郵便局
- 常葉郵便局
- 瀬川郵便局
- 都路郵便局
- 移郵便局
- 大越郵便局
- 滝根郵便局
無集配郵便局
[編集]- 七郷郵便局
- 菅谷郵便局
- 芦沢郵便局
- 要田郵便局
- 岩井沢郵便局
- 下大越簡易郵便局
- 田村今泉簡易郵便局
- 西向簡易郵便局
地域
[編集]地域名 | 人口 | 面積 | 人口密度 |
---|---|---|---|
滝根 | 5,416人 | 50.70km2 | 107.63人/km2 |
大越 | 5,577人 | 36.66km2 | 157.97人/km2 |
都路 | 3,131人 | 125.37km2 | 26.62人/km2 |
常葉 | 6,325人 | 84.41km2 | 77.56人/km2 |
船引 | 23,387人 | 161.16km2 | 148.42人/km2 |
総数 | 43,836人 | 458.30km2 | 98.30人/km2 |
人口
[編集]田村市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 田村市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 田村市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
田村市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
市の機関
[編集]- 田村市役所
- 大越行政局
- 滝根行政局
- 常葉行政局
- 都路行政局
- 文殊出張所
- 美山出張所
- 瀬川出張所
- 移出張所
- 芦沢出張所
- 七郷出張所
- 要田出張所
-
滝根行政局
-
都路行政局
消防
[編集]- 郡山地方広域消防組合
- 田村消防署
- 常葉分署
- 滝根分署
- 都路分署
- 大越分遣所
- 移分駐所
警察
[編集]教育
[編集]- 高等学校
- 中学校
- 田村市立船引中学校
- 田村市立船引南中学校
- 小学校
- 田村市立滝根小学校
- 田村市立大越小学校
- 田村市立都路小学校
- 田村市立常葉小学校
- 田村市立船引小学校
- 田村市立船引南小学校
- 田村市立美山小学校
交通
[編集]鉄道
[編集]路線バス
[編集]道路
[編集]- 道路
- 国道288号
- 国道349号
- 国道399号
- 福島県道19号船引大越小野線
- 福島県道36号小野富岡線
- 福島県道50号浪江三春線
- 福島県道57号郡山大越線
- 福島県道112号富岡大越線
- 福島県道113号常葉芦沢線
- 福島県道119号本宮常葉線
- 福島県道145号吉間田滝根線
- 福島県道154号常葉野川線
- 福島県道172号船引停車場線
- 福島県道299号実沢要田線
- 福島県道300号門沢三春線
- 福島県道301号栗出菅谷線
- 福島県道302号柳渡戸常葉線
- 福島県道303号石沢荻田線
- 福島県道364号上移常葉線
- 福島県道381号あぶくま洞都路線
- 福島県道396号神俣停車場小野線
道路通称名
[編集]- 学園通り
- かたそね通り
- 中央通り
ナンバープレート
[編集]- ナンバープレート:福島
- ナンバープレートの地名表記変更(自動車)
- 旧滝根町、大越町、都路村は「いわき」から「福島」へ変更
(詳しいことは日本のナンバープレート一覧#市町村合併による登録地域の変更を参照)
施設
[編集]ホール・会議施設
[編集]- 田村市文化センター
- 天地人大学
- 大越公民館
- 滝根公民館
- 常葉公民館
- 船引公民館
- 都路公民館
スポーツ施設
[編集]- 田村市運動公園
- 田村市陸上競技場
- 田村市総合体育館
- 大越体育館
- 滝根体育館
- 常葉体育館
- 古道体育館
- つつじヶ丘運動公園
- 滝根運動場
- 常葉運動場
- 都路運動場
- 大越武道館
観光
[編集]観光地
[編集]桜の名所
[編集]登山
[編集]祭事・イベント
[編集]- 都路灯まつり(都路)
- ムシムシランドサマーフェスティバル(常葉)
- 鬼の里納涼夏まつり(大越)
- ときわお盆の夕べ(常葉)
- ひまわりフェスティバル(大越)
- 灯籠流しと花火大会(船引)
- あぶくま洞“食ッキング”グルメフェスティバル(滝根)
- あぶくま洞秋まつり(滝根)
- 田村富士ロードレース大会(船引)
特産品
[編集]著名な出身者
[編集](五十音順)
- 荒井広幸(元新党改革参議院議員・元自民党衆議院議員、内閣官房参与)
- 今泉毅(福島放送アナウンサー)
- エンペラー吉田(自由業)
- 大野更紗(作家)
- 大和田稔(日本中央競馬会騎手・調教師)
- 久保田正広(機械材料工学・日本大学教授)
- 玄葉光一郎(衆議院副議長・元外務大臣)
- 佐藤みゆき(女優)
- 助川啓四郎(船引町長、のち立憲政友会衆議院議員)
- 冨塚宥暻(元田村市長)
- 本田康祐(OWV)
- 本田仁一(前田村市長)
- 三原昌平(プロダクトデザイナー・大同大学教授)
- 宗像徹(日本中央競馬会騎手)
- よこたとくお(漫画家)
- 渡辺高夫(陸上競技指導者、元仙台育英学園高等学校陸上競技部監督)
- 渡辺由紀(女優)
脚注
[編集]- ^ “船引 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年12月13日閲覧。
- ^ “避難指示区域の概念図(令和5年11月30日時点)”. 福島県. 2024年11月8日閲覧。
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 7 福島県』、角川書店、1981年 ISBN 4040010701より
- ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 田村市 (tamura.city) - Facebook
- 地図 - Google マップ