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{{by|2014年}}はリハビリから始まり、7月にルーキー級[[ガルフ・コーストリーグ|ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズ]]で復帰した。その後、A+級[[ダニーデン・ブルージェイズ]]でも投げ、2球団合計で8試合に登板して0勝2敗、防御率6.26、32奪三振を記録した。
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{{by|2016年}}も引き続きクローザーの役割を務め、前年を上回る72試合に登板した。防御率2.68、WHIP0.93という好数値のほか、奪三振率10.0ではルーキーイヤーの値を更新した。[[アメリカンリーグ]]6位となる36セーブを挙げ、チームのプレーオフ進出に多大な貢献をした。
{{by|2016年}}も引き続きクローザーの役割を務め、前年を上回る72試合に登板した。防御率2.68、WHIP0.93という好数値のほか、奪三振率10.0ではルーキーイヤーの値を更新した。[[アメリカンリーグ]]6位となる36セーブを挙げ、チームのプレーオフ進出に多大な貢献をした。

2021年9月11日 (土) 23:40時点における版

ロベルト・オスーナ
Roberto Osuna
メキシコシティ・レッドデビルズ
ヒューストン・アストロズ時代
(2019年8月11日)
基本情報
国籍 メキシコの旗 メキシコ
出身地 シナロア州フアン・ホセ・リオス英語版
生年月日 (1995-02-07) 1995年2月7日(29歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 メキシコシティ・レッドデビルズと契約
初出場 2015年4月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム メキシコの旗 メキシコ
WBC 2017年

ロベルト・オスーナ・キンテーロRoberto Osuna Quintero,[注釈 1] 1995年2月7日 - )は、メキシコシナロア州フアン・ホセ・リオス英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。メキシカンリーグメキシコシティ・レッドデビルズ所属。愛称は「リトル・キャノン」、「ノー・パニック[3]

叔父のアントニオロサンゼルス・ドジャースなどに所属した元メジャーリーガー(投手)である。

経歴

プロ入りとメキシカンリーグ時代

2011年メキシカンリーグメキシコシティ・レッドデビルズでプロデビューした。

ブルージェイズ時代

トロント・ブルージェイズ時代
(2017年8月31日)

2011年8月にトロント・ブルージェイズと契約した。

2012年に傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズ英語版でマイナーリーグデビューし、A-級バンクーバー・カナディアンズでもプレーした。

2013年は1月にMLB公式サイトが選ぶプロスペクトランキングで90位にランクされた[4]。シーズンではA級ランシング・ラグナッツで5月上旬までに10試合に登板して3勝5敗、防御率5.53の成績を残したが、直後にトミー・ジョン手術を受ける事になり[5]、以降を棒に振った。

2014年はリハビリから始まり、7月にルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズで復帰した。その後、A+級ダニーデン・ブルージェイズでも投げ、2球団合計で8試合に登板して0勝2敗、防御率6.26、32奪三振を記録した。

2015年スプリングトレーニング時は招待選手だった[6]が、開幕はメジャーの25人枠で迎えた[7]。開幕2戦目の4月8日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビューし、0.2回を無失点に抑えた[8]。5月18日のロサンゼルス・エンゼルス戦では初勝利[9]、6月22日のタンパベイ・レイズ戦では初セーブを挙げ[10]、夏場にはクローザーで起用されるようになった。その後は、弱冠20歳にしてクローザーの役割を全うし、68試合に投げて20セーブをマーク。勝敗の数こそ大きく負け越したものの、防御率は2.58という好数値だった。

2016年も引き続きクローザーの役割を務め、前年を上回る72試合に登板した。防御率2.68、WHIP0.93という好数値のほか、奪三振率10.0ではルーキーイヤーの値を更新した。アメリカンリーグ6位となる36セーブを挙げ、チームのプレーオフ進出に多大な貢献をした。

2017年開幕前の2月8日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)メキシコ代表に選出された[11]

シーズンでは不安障害を発症して6月23日に登板を回避したが、25日には復帰し[12]、7月4日に6月の月間最優秀中継ぎ投手賞を受賞した[13]。最終的には初めてオールスターに選出され、ア・リーグ2位の39セーブを記録と、3年連続でクローザーの役割を務め上げた。

2018年5月8日に女性に対する暴力容疑でトロント警察英語版に逮捕された[14]。これを重く見た球団は6月22日、5月8日から起算しての75試合の出場停止処分が発表された[15]

アストロズ時代

2018年7月30日にケン・ジャイルズデビッド・ポーリーノヘクター・ペレスとのトレードで、ヒューストン・アストロズへ移籍した[16]。移籍後もクローザーを任され、23試合で2勝2敗12セーブ、防御率1.99を記録した。この年は結局出場停止の影響で38試合登板にとどまった。

2020年オフの10月30日にFAとなった[17]

メキシカンリーグ復帰

2021年5月11日にプロとしてのキャリアをスタートさせたメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと契約した[18]

投球スタイル

オーバースローから、最速99.4mph(約160km/h)、平均96mph(約154km/h)のフォーシームを中心に、平均86mph(約138km/h)のスライダー、平均83mph(約134km/h)のチェンジアップ、平均95mph(約153km/h)のツーシーム、平均89mph(約143km/h)のカッターなどを使用する。メジャー通算のFB%が約47%と高く、フライボールピッチャーである[19]

オスーナが試合を抑えることをオスーナマタタと称される[20]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2015 TOR 68 0 0 0 0 1 6 20 7 .143 271 69.2 48 7 16 2 1 75 5 0 21 20 2.58 0.92
2016 72 0 0 0 0 4 3 36 0 .571 288 74.0 55 9 14 4 3 82 4 1 23 22 2.68 0.93
2017 66 0 0 0 0 3 4 39 0 .429 249 64.0 46 3 9 0 3 83 4 0 26 24 3.38 0.87
2018 15 0 0 0 0 0 0 9 0 ---- 63 15.1 16 0 1 0 2 13 1 0 5 5 2.93 1.11
HOU 23 0 0 0 0 2 2 12 2 .500 87 22.2 17 1 3 0 2 19 2 0 5 5 1.99 0.88
'18計 38 0 0 0 0 2 2 21 2 .500 150 38.0 33 1 4 0 4 32 3 0 10 10 2.37 0.97
2019 66 0 0 0 0 4 3 38 0 .571 253 65.0 45 8 12 0 2 73 1 0 20 19 2.63 0.88
2020 4 0 0 0 0 0 0 1 1 ---- 16 4.1 3 0 0 0 0 3 0 0 1 1 2.08 0.69
MLB:6年 314 0 0 0 0 14 18 155 10 .438 1227 315.0 230 28 55 6 13 348 17 1 101 96 2.74 0.90
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績



投手(P)












2015 TOR 68 4 4 0 0 1.000
2016 72 4 7 0 0 1.000
2017 66 1 8 0 1 1.000
2018 15 1 3 0 1 1.000
HOU 23 1 2 0 0 1.000
'18計 38 2 5 0 1 1.000
2019 66 8 3 1 0 .917
2020 4 2 0 0 0 1.000
MLB 314 21 27 1 3 .980
  • 2020年度シーズン終了時

タイトル

表彰

記録

背番号

  • 54(2015年 - 2020年)

代表歴

脚注

注釈

  1. ^ スペイン語発音: [ro.ˈβɛɾ.to o.ˈsu.na][1]英語発音: [rəˈbɝtoʊ oʊˈsunə][2]

出典

  1. ^ スペイン語の発音記号変換ツール”. easypronunciation.com. 2019年4月10日閲覧。
  2. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2019年4月10日閲覧。
  3. ^ Joey Bats to be big part of Players Weekend MLB.com (英語) (2017年8月9日) 2017年8月14日閲覧
  4. ^ Spencer Fordin (2013年1月29日). “Sanchez, Osuna named to Top 100 Prospects list” (英語). MLB.com. 2015年9月21日閲覧。
  5. ^ Gregor Chisholm (2013年5月10日). “Prospect Osuna may need Tommy John surgery” (英語). MLB.com. 2015年9月21日閲覧。
  6. ^ Tom Dakers (2015年2月21日). “Your quick guide to Blue Jays pitchers coming to spring training” (英語). SB Nation. 2015年9月21日閲覧。
  7. ^ Gregor Chisholm (2015年4月1日). “Blue Jays prospects Castro, Osuna earn bullpen spots” (英語). MLB.com. 2015年9月21日閲覧。
  8. ^ Shi Davidi (2015年4月8日). “Questions surface around Jays’ bullpen in loss” (英語). Sportsnet. 2015年9月21日閲覧。
  9. ^ Mike Wilner (2015年5月18日). “Blue Jays’ outburst covers up another tough start” (英語). Sportsnet. 2015年9月21日閲覧。
  10. ^ Blue Jays lean on HRs, Osuna in win over Rays” (英語). Sportsnet (2015年6月22日). 2015年9月21日閲覧。
  11. ^ A-Gon, Davis lead Mexico's WBC '17 roster MLB.com (英語) (2017年2月8日) 2017年6月4日閲覧
  12. ^ Osuna returns with strong 9th inning MLB.com (英語) (2017年6月25日) 2017年8月3日閲覧
  13. ^ Relievers of the Month: Osuna, Jansen MLB.com (英語) (2017年7月3日) 2017年8月3日閲覧
  14. ^ Blue Jays closer Roberto Osuna arrested for assault” (英語). ESPN (2018年5月8日). 2018年5月8日閲覧。
  15. ^ MLB suspends Blue Jays reliever Roberto Osuna 75 games” (英語). Sportsnet (2018年6月22日). 2018年8月5日閲覧。
  16. ^ Brian McTaggart (2018年7月30日). “Astros acquire Osuna from Blue Jays” (英語). MLB.com. 2018年8月5日閲覧。
  17. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月11日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月17日閲覧。
  18. ^ Roberto Osuna se incorpora a los Diablos Rojos del México para la temporada 2021” (スペイン語). ESPN (2021年5月12日). 2021年5月13日閲覧。
  19. ^ FanGraphs
  20. ^ [1] MLB México (@mlbmexico) - Instagram 2017年6月4日閲覧

関連項目

外部リンク