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2022年2月20日 (日) 06:44時点における版
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
カフェファラオ | ||||||||||||
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ファイル:Eddie spurt.gif 2020年ヒヤシンスS | ||||||||||||
欧字表記 | Cafe Pharoah[1] | |||||||||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||||||||
性別 | 牡[1] | |||||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||||||||
生誕 | 2017年3月3日(8歳)[1] | |||||||||||
登録日 | 2019年11月7日 | |||||||||||
父 | American Pharoah[1] | |||||||||||
母 | Mary's Follies [1] | |||||||||||
母の父 | More Than Ready [1] | |||||||||||
生国 | アメリカ合衆国[1] | |||||||||||
生産者 | Paul P. Pompa [1] | |||||||||||
馬主 | 西川光一[1] | |||||||||||
調教師 | 堀宣行(美浦)[1] | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 |
10戦5勝 中央:8戦5勝 地方:2戦0勝[1] | |||||||||||
獲得賞金 |
2億530万9000円 中央:2億180万9000円 地方:350万円 (2021年12月5日現在)[1] | |||||||||||
WBRR | M115 / 2021年[2] | |||||||||||
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カフェファラオ(英語: Cafe Pharoah、2017年3月3日 - )[1]は、アメリカ合衆国生産、日本調教の競走馬である。主な勝ち鞍は2021年のフェブラリーステークス(GI)、2020年のユニコーンステークス(GIII)、シリウスステークス(GIII)。
馬名の由来は冠名+父名より。
戦績
2歳(2019年)
12月4日の2歳新馬戦(中山・ダート1800m)でライアン・ムーア鞍上にデビュー。スタートから先手を奪い、直線に向くと後続との差をみるみる広げ、のちの兵庫チャンピオンシップ勝ち馬バーナードループに10馬身差をつけ圧勝。デビュー勝ちを果たした[3]。
3歳(2020年)
次走のヒヤシンスステークスでも1番人気に推される。レース本番はスタートで出遅れたものの、道中外から進出し残り200mで先頭に立つと、最後は追い込んだタガノビューティーを1馬身1/4差で抑え切ってデビュー2連勝とした[4]。
重賞初挑戦となったユニコーンステークスでは同じく2戦2勝のレッチェバロック等が集まったが[5]、1番人気に推された。レースでは3コーナーまでに2番手に進出すると、直線では後続を突き放し2着デュードヴァンに5馬身差のレースレコードで圧勝。デビュー3連勝で重賞初制覇を果たした[6]。その後のジャパンダートダービーでは単勝1.1倍と圧倒的1番人気に推されたが7着となり、デビューからの連勝は3でストップとなった。
秋はクリストフ・ルメールとのコンビでシリウスステークスから始動し、1番人気の支持に応えて快勝[7]。その後チャンピオンズカップに参戦し、国内無敗のクリソベリルに次ぐ2番人気に推されたが、中団追走から直線で伸び切れず6着に敗れた[8]。
4歳(2021年)
古馬初戦にはフェブラリーステークスを選択。昨年のチャンピオンズカップを制したチュウワウィザードは海外へ遠征し[9]、クリソベリルは故障[10]、ゴールドドリームの引退[11]など確固たる実績馬不在の中で1番人気に推されると、レースでは道中5番手を追走。3コーナー手前から進出を開始すると、直線ではワイドファラオ、エアアルマスら先行馬を交わし、最後は外から猛追してきたエアスピネルを3/4馬身差で凌ぎきって優勝、GI初制覇を果たした[12][13]。勝ちタイム1分34秒4は同レース史上2位、良馬場では史上最速タイムという高速決着となり[14]、鞍上のルメールは前年のモズアスコットに続く同レース連覇[14]、父アメリカンファラオは産駒初の国際ダートG1制覇を果たした[14]。また、史上4頭目の関東馬による同レース勝利となった[15]。
次走はかしわ記念を選択。2.1倍の1番人気に推されたが道中中団からレースを進め進めたが直線伸びを欠き5着に終わる。鞍上のルメールは「深い砂でスタートから、あまり進まなかったです。1.2コーナで良いポジションを取れたけど、3コーナー手前から忙しくなりました。きついコーナーがあまり合わないです」と振り返った[16]。
その後は函館記念に出走、10戦目にして初めての芝に挑戦した。トップハンデの58.5㎏で初芝ながら1番人気に推されたが9着に敗れた[17]。
4か月半ぶりとなったチャンピオンズカップはブリンカーを着用して挑んだが中団やや後方から伸びず11着に終わった。
競走成績
以下の内容はnetkeiba.comの情報[18]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭
数 |
枠
番 |
馬
番 |
オッズ
(人気) |
着順 | タイム
(上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量
[kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重
[kg] |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019.12.14 | 中山 | 2歳新馬 | ダ1800m(良) | 14 | 1 | 1 | 2.0 (1人) | 1着 | 1:54.7(37.3) | -1.6 | R.ムーア | 55 | (バーナードループ) | 506 | |
2020. 2.23 | 東京 | ヒヤシンスS | L | ダ1600m(良) | 14 | 3 | 3 | 2.1 (1人) | 1着 | 1:37.7(35.2) | -0.2 | M.デムーロ | 56 | (タガノビューティー) | 504 |
6.21 | 東京 | ユニコーンS | GIII | ダ1600m(稍) | 16 | 8 | 16 | 2.0 (1人) | 1着 | 1:34.9(36.4) | -0.8 | D.レーン | 56 | (デュードヴァン) | 512 |
7. 8 | 大井 | ジャパンDダービー | JpnI | ダ2000m(重) | 13 | 2 | 2 | 1.1 (1人) | 7着 | 2:08.4(41.8) | 2.5 | D.レーン | 56 | ダノンファラオ | 508 |
10. 3 | 中京 | シリウスS | GIII | ダ1900m(良) | 16 | 8 | 15 | 1.7 (1人) | 1着 | 1:57.8(36.9) | -0.1 | C.ルメール | 54 | (サクラアリュール) | 510 |
12. 6 | 中京 | チャンピオンズC | GI | ダ1800m(良) | 16 | 4 | 7 | 6.0 (2人) | 6着 | 1:50.2(37.1) | 0.9 | C.ルメール | 56 | チュウワウィザード | 504 |
2021. 2.21 | 東京 | フェブラリーS | GI | ダ1600m(良) | 16 | 2 | 3 | 3.3 (1人) | 1着 | 1:34.4(35.6) | -0.1 | C.ルメール | 57 | (エアスピネル) | 514 |
5. 5 | 船橋 | かしわ記念 | JpnI | ダ1600m(稍) | 12 | 3 | 5 | 2.1 (1人) | 5着 | 1:40.4(39.7) | 1.1 | C.ルメール | 57 | カジノフォンテン | 518 |
7.18 | 函館 | 函館記念 | GIII | 芝2000m(良) | 16 | 1 | 1 | 4.1 (1人) | 9着 | 1:59.4(35.8) | 0.7 | C.ルメール | 58.5 | トーセンスーリヤ | 524 |
12. 5 | 中京 | チャンピオンズC | GI | ダ1800m(良) | 16 | 8 | 16 | 9.6 (4人) | 11着 | 1:51.7(37.4) | 2.0 | C.ルメール | 57 | テーオーケインズ | 520 |
- 競走成績は2021年12月5日現在
血統表
カフェファラオの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ファピアノ系 |
[§ 2] | ||
父 American Pharoah 2012 鹿毛 |
父の父 Pioneerof the Nile2006 黒鹿毛 |
*エンパイアメーカー | Unbridled | |
Toussaud | ||||
Star of Goshen | Lord At War | |||
Castle Eight | ||||
父の母 Littleprincessemma2006 栗毛 |
Yankee Gentleman | Storm Cat | ||
Key Phrase | ||||
Exclusive Rosette | Ecliptical | |||
Zetta Jet | ||||
母 Mary's Follies 2006 鹿毛 |
More Than Ready 1997 黒鹿毛 |
*サザンヘイロー | Halo | |
Northern Sea | ||||
Woodman's Girl | Woodman | |||
Becky Be Good | ||||
母の母 Catch the Queen1999 鹿毛 |
Miswaki | Mr. Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Wave to the Queen | Wavering Monarch | |||
Blue Ankle | ||||
母系(F-No.) | (FN:1-k) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Mr. Prospector 5・4(母内) | [§ 4] | ||
出典 |
- 父アメリカンファラオはアメリカ産馬。現役時代はアメリカクラシック三冠などGI8勝含む9勝を挙げた[21]。
- 母Mary's Folliesもアメリカ産馬で、現役時代ミセズリヴィアステークス(GII)など重賞2勝、計4勝を挙げた[22]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “カフェファラオ(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月21日閲覧。
- ^ 国際競馬統括機関連盟 (IFHA) “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings”. 2022年1月26日閲覧。
- ^ 「【中山6R新馬戦】アメリカンファラオ産駒カフェファラオが逃げて圧勝/JRAレース結果」『netkeiba.com』。2020年6月21日閲覧。
- ^ 「【ヒヤシンスS】カフェファラオが出遅れを物ともせずデビュー2連勝/JRAレース結果」『netkeiba.com』。2020年6月21日閲覧。
- ^ 「【ユニコーンS見どころ】カフェファラオ、デビュー3連勝なるか」『netkeiba.com』。2020年6月21日閲覧。
- ^ 「【ユニコーンS結果】カフェファラオ、5馬身差圧勝!レコードで出世レースを制す」『netkeiba.com』。2020年6月21日閲覧。
- ^ 「【シリウスS結果】断然人気の3歳馬カフェファラオが完勝 重賞2勝目」『netkeiba.com』。2021年2月22日閲覧。
- ^ 「【チャンピオンズC】カフェファラオ6着でルメールのGI連勝ストップ「3歳だしまだこれから」」『サンケイスポーツ』。2021年2月22日閲覧。
- ^ 「チュウワウィザードはサウジCへ 鞍上は戸崎圭に依頼」『netkeiba.com』。2021年2月22日閲覧。
- ^ 「【JRA】クリソベリルが右後肢繋ぎの輪状靭帯を負傷」『netkeiba.com』。2021年2月22日閲覧。
- ^ 「ゴールドドリームが引退、種牡馬に 2017年JRA賞最優秀ダートホース」『netkeiba.com』。2021年2月22日閲覧。
- ^ 「【フェブラリーS結果】4歳馬カフェファラオがGI初制覇! C.ルメール騎手は連覇達成」『netkeiba.com』。2021年2月22日閲覧。
- ^ 「【勝負の分かれ目 フェブラリーS】カフェファラオが厳しい流れをモノともせず、横綱相撲でGI初制覇」『netkeiba.com』。2021年2月22日閲覧。
- ^ a b c 「【フェブラリーS・豆知識】ルメール騎手×堀厩舎は初GI、American Pharoah産駒は国際ダートGI初制覇」『netkeiba.com』。2021年2月22日閲覧。
- ^ 「新ダート王誕生!ルメール騎乗のカフェファラオがGI初制覇/フェブラリーS」『サンケイスポーツ』2021年2月21日。2021年2月22日閲覧。
- ^ 「【かしわ記念】ルメール「きついコーナー合わない」カフェファラオは5着」『競馬のおはなし』2021年5月5日。2021年5月16日閲覧。
- ^ 「【函館記念】カフェファラオは初芝で9着 ルメール「距離と芝は大丈夫でした」」『サンケイスポーツ』2021年7月18日。2021年12月13日閲覧。
- ^ “カフェファラオの競走成績”. netkeiba.com. 2020年6月21日閲覧。
- ^ a b c “カフェファラオ 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月21日閲覧。
- ^ a b c “カフェファラオの血統表”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月21日閲覧。
- ^ “American Pharoah(USA)”. JBISサーチ. 2020年6月23日閲覧。
- ^ “Mary's Follies(USA)”. JBISサーチ. 2020年6月23日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ