「峨眉山」の版間の差分
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2022年11月23日 (水) 09:04時点における版
峨眉山 | |
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標高 | 3,099 m |
所在地 | 中国四川省 |
位置 | 北緯29度32分 東経103度21分 / 北緯29.533度 東経103.350度座標: 北緯29度32分 東経103度21分 / 北緯29.533度 東経103.350度 |
プロジェクト 山 |
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画像募集中 | |||
英名 | Mount Emei Scenic Area, including Leshan Giant Buddha Scenic Area | ||
仏名 | Paysage panoramique du mont Emei, incluant le paysage panoramique du grand Bouddha de Leshan | ||
登録区分 | 自然遺産 | ||
登録基準 | (iv) (vi) (x) | ||
登録年 | 1996年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
使用方法・表示 |
峨眉山(がびさん、峨嵋山とも、拼音: )は、中華人民共和国四川省にある山である。
概要
道教や中国の仏教で言うところの聖地で、中国三大霊山(五台山、天台山、峨眉山)や中国四大仏教名山(五台山、九華山、普陀山、峨眉山)の一つである。26の寺院を有し、普賢菩薩の霊場とされる。一帯は聖地となっていたために自然が護られ、約3,000種の植物と、絶滅危惧種を含む約2,000種の動物の宝庫でもある。1996年12月6日には文化面、環境面両方が考慮され、楽山大仏と共に「峨眉山と楽山大仏」としてユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録された。
一番高い峰が万仏頂(標高3,098メートル)で、頂まで32の名刹が続いている。後漢時代から仏教施設の建設が始まり、南宋時代に最盛期を迎えた。
現代最大の寺院は、登山口にあたる報国寺で、明の万暦43年(1615年)に明光道人が創建したとされている。
峨眉山トラップ
峨眉山一帯は峨眉山トラップと呼ばれる巨大火成岩岩石区である。これは2億6千5百年前から2億5千9百万年前までの巨大噴火で噴出した50万立方kmの洪水玄武岩が起源である。この時期は顕生代(多細胞生物の化石が本格的に残っている年代である、5億4千万年前から現在まで)で最大の大量絶滅であるP-T境界に近いこともあり、P-T境界は峨眉山トラップが原因であるとする説が、2010年6月3日発表のサイエンス誌に掲載された。浅瀬で起きた噴火のため、証拠となる化石が残った[2]。近年では、まずペルム紀中期ガダルピアン世の末期にGuadalupian-Lopingian(G-L)境界絶滅が起こり、その約800万年後にペルム紀後期末期のP-T境界絶滅が起こったとする説が有力であり、峨眉山トラップを作った噴火は前者のGL境界の原因とする見方がある。
杜子春(芥川龍之介)
杜子春は峨眉山の仙人になるために教えを乞うた。
脚注
- ^ 英・仏名から直訳すれば「峨眉山風致地区、楽山大仏風致地区を含む」となる。
- ^ 四川省の火山噴火が原因、2億6千万年前の「生物大量絶滅事件」―米科学誌
関連項目
- 峨眉山と楽山大仏
- 中華人民共和国の世界遺産
- 李白 - 「峨眉山月の歌」を詠んだ。