「【推しの子】 (アニメ)」の版間の差分
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| 2023年4月12日 - 6月28日 | 水曜 23:00 - 23:30 | [[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]] | [[東京都]] | |
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| 2023年4月14日 - 6月30日 | 金曜 21:00 - 21:30 | [[アニメシアターX|AT-X]] | 日本全域 | [[日本における衛星放送#CSデジタル放送|CS放送]] / [[文字多重放送|字幕放送]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.at-x.com/program/32232|title=週間番組表 (2023/04/10〜2023/04/16)|website=AT-X|publisher=エー・ティー・エックス|accessdate=2023-03-29}}</ref> / リピート放送あり |
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| note=初回(第1話)は90分に拡大で放送。 |
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| 2024年1月6日 - | 土曜 17:00 - 17:30 | [[宮崎放送]] | [[宮崎県]] | |
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2024年2月18日 (日) 21:21時点における版
この項目には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
【推しの子】 | |
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アニメ | |
原作 | 赤坂アカ、横槍メンゴ |
監督 | 平牧大輔 |
シリーズ構成 | 田中仁 |
脚本 | 田中仁 |
キャラクターデザイン | 平山寛菜 |
音楽 | 伊賀拓郎 |
アニメーション制作 | 動画工房 |
製作 | 【推しの子】製作委員会 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 第1期:2023年4月12日 - 6月28日 第2期:2024年 - |
話数 | 第1期:全11話 |
ラジオ:【推しの子】のおはなし | |
愛称 | 推しらじ |
配信期間 | 2023年4月7日 - |
配信サイト | YouTube |
配信日 | 不定期金曜日 21時 - |
パーソナリティ | 大塚剛央、伊駒ゆりえ |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ・ラジオ |
TVアニメ【推しの子】 | |
---|---|
YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2022年 - |
登録者数 | 79.7万人 |
総再生回数 | 3億2146万0234回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年2月2日時点。 |
『【推しの子】』(おしのこ)は、原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴによる同名の漫画を原作とした日本のテレビアニメ作品。
概要
第1期は2023年4月から6月までTOKYO MXほかにて放送され[1][2]、原作のプロローグ「幼年期」から第4章「ファーストステージ編」までの内容(原作第1巻から第4巻まで)が、おおむね原作に沿った形でアニメ化された。
第1話は90分の拡大スペシャルとして制作され[3]、プロローグ「幼年期」の内容(原作第1巻の冒頭から結末まで)がまとまって放送された。放送に先駆けて3月17日より全国の映画館にて第1話が『【推しの子】Mother and Children』のタイトルで先行上映された[1][4]。配給は角川ANIMATION[4]。
第1期の放送終了後、第2期の制作が発表された[5][6]。第2期は2024年に放送予定[7]。
原作との違い
テレビアニメ版は、原作漫画の内容を極力再現した上で、原作に描かれていないコマの合間や細部を突き詰めるという方針が掲げられた[8][注釈 1]。原作漫画の雰囲気を忠実に追体験させるような表現も多く使われつつ、原作では見せ場となっていた場面にアニメ独特の演出手法を取り入れる改変も行われた[9][10]。
また、後の展開との整合性を取るような改変や原作で発生している矛盾点の整合を行ったり、特に原作では1コマ2コマしか描かれなかった歌唱シーンに長尺を取るなどの変更点も用いられている。
一方、原作のプロローグ(第1巻)では未来の登場人物の視点から過去を振り返るインタビューの場面が意味深な形で各話の冒頭に挿入され、伏線や謎解きの手掛かりとなっていたのに対し[11][9]、テレビアニメ第1話ではそれらの挿話が削られている[9]。また、アニメの流れを止めてしまう等の理由により、原作にあったエピソードや描写を削った箇所も複数存在する。
登場人物
- アイ / 星野 アイ(ほしの アイ) - 声:高橋李依[12]
- アクア / 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん) - 声:大塚剛央[12] / 内山夕実(幼少期[12])
- ルビー / 星野 瑠美衣(ほしの るびい) - 声:伊駒ゆりえ[12]
- 有馬 かな(ありま かな) - 声:潘めぐみ[12]
- 黒川 あかね(くろかわ あかね) - 声:石見舞菜香[12]
- MEMちょ(めむちょ)- 声:大久保瑠美[12]
スタッフ
- 原作 - 赤坂アカ、横槍メンゴ[12]
- 監督 - 平牧大輔[12]
- 助監督 - 猫富ちゃお[12]
- シリーズ構成・脚本 - 田中仁[12]
- キャラクターデザイン - 平山寛菜[12]
- サブキャラクターデザイン - 澤井駿[13]
- プロップデザイン - 箱田ななみ、松元美季
- メインアニメーター - 納武史、沢田犬二、早川麻美、横山穂乃花、水野公彰、室賀彩花[6]
- 美術監督 - 宇佐美哲也[13]
- 美術設定 - 水本浩太[13]
- 色彩設計 - 石黒けい[13]
- 撮影監督 - 桒野貴文[13]
- 編集 - 坪根健太郎[13]
- 音楽 - 伊賀拓郎[13]
- 音楽プロデューサー - 水鳥智栄子
- 音楽制作 - KADOKAWA
- 音響監督 - 高寺たけし[13]
- 音響効果 - 川田清貴[13]
- プロデューサー - 吉岡拓也、山下愼平、根岸弦輝、鎌田肇、青村陽介
- 制作プロデューサー[注釈 2] - 小林涼
- アニメーション制作 - 動画工房[12]
- 製作 - 【推しの子】製作委員会[14](KADOKAWA、集英社、動画工房、CyberAgent)
制作
企画・製作
アニメ化の企画は、KADOKAWA所属のプロデューサーの吉岡拓也が提案した。原作を以前から読んでいて、アニメ化したいと考え、出版元の集英社やKADOKAWA社内に本作のアニメ化企画を提案していた。その頃、同じくKADOKAWA所属のプロデューサーの山下愼平と本作の監督である平牧大輔との話し合いの中で、動画工房で本作をアニメ化したいという旨の話を偶然していた。その後、吉岡と山下の両者がプロデューサーとなり、本作のアニメ化企画が本格始動した[15]。
第1話90分拡大版に関しては、プロデューサーの吉岡と山下が原作1巻の内容をどうするか話し合った際に、1巻の内容をそのまま1話で作ること、劇場で1話を先行公開することを発案した。その後、両者は原作者や集英社、動画工房にそのことを提案し、実現するに至った[16]。
演出
監督は『私に天使が舞い降りた!』や『SELECTION PROJECT』を手掛けた平牧大輔が務めた。平牧は視聴者に「原作通りだね」と思ってもらうことを意識して制作したといい、「音にしても絵にしても、原作よりも“盛らない”と原作通りにはならない。そこに自分の能力を振り切る方向でした。」と語っている[17]。
平牧はアニメは原作とタイムラグがあることから、あかねの炎上を始めとした時事的な問題も原作より落ち着いた心境で見ることができると語っている[18]。
本作のサスペンス的要素を表現するうえで平牧は「間と色」を意識したという[19]。色については景色や人間の姿に青みを足すことでホラー感を演出し、間についてはギャグタッチとサスペンスタッチをどういう順番で映し、どういうリズムにすれば面白くなるのかを突き詰めたと語っている[19]。
ダンスパートについて平牧は「アイドルが歌い踊るアニメが多い時代なので、カメラをぐるっと回したり、表情に寄っていったり、重要な部分はカロリーを上げることで見映えを意識しました。」と語っている[19]。B小町の『サインはB』についてはフォーメーションダンスを入れることでグループアイドルらしさを意識し、その上でアイがセンターを務めていることを強調するために、アイの寄りのカットを多くしているという。こうした演出は『SELECTION PROJECT』でのノウハウが活きたと語っている[19]。
助監督は猫富ちゃおが務めた。通常アニメ制作における助監督は監督のサポート的な立ち位置だが、本作では猫富により権限を与え、猫富がやりたい演出や方向性に平牧がアドバイスをしながら制作は進められたという[17]。またカラースクリプト[注釈 3]も猫富が中心になって設定し、より猫富が表に出てほしいという平牧の意向から絵コンテや演出とともにカラースクリプトがエンドクレジットに並べられた[17]。
演技
本作のキャストはオーディションを行いキャスティングされた[18]。本作のオーディションは通常のオーディションとは異なり制限なく行われ、MEMちょ役の大久保瑠美は「割と誰でも受けていい、間口の広いオーディションだった」と語っている[21]。
アフレコの際には原作の赤坂アカと横槍メンゴが毎回参加した。原作の2人はアフレコ以外にも打ち合わせやシナリオ会議にも参加しており、制作サイドと原作サイドが何でも言える現場になっていたと平牧は語っている[17]。
アクアを演じた大塚剛央はアクアというキャラクターについて「立ち振る舞いに一貫性があって、いつも冷静で、周りがよく見えていますよね。」と語っている[22]。演じる上ではアイの一件の復讐心を常に燻ぶらせた執念深さを常に心がけたという。また、その思いをどこまで表に出すのかを試行錯誤しながら演じたと語っている[22]。
ルビーを演じた伊駒ゆりえはルビーというキャラクターについて「ルビーちゃんは自分に正直に生きている子なんですけど、お兄ちゃんが相手だとより突っ込んでいくといいますか、遠慮が一切ないんです(笑)。だけどそれほど気が許せる仲なのが良いですよね。」と語っている[22]。演じる上では「“勢い”がキーになるキャラクターだと私は思っていて。でも勢いがあるだけになるのはダメだから、その塩梅はすごく気をつけながら演じています。」と語っている[22]。平牧は伊駒の演技について「もうオーディションの段階から『ルビーだね』とスタッフの中で意見が一致していました。」と語っており、あまり細かいディレクションは行わなかったという[18]。
主題歌
映像外部リンク | |
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【推しの子】ノンクレジットオープニング|YOASOBI「アイドル」 - YouTube | |
【推しの子】ノンクレジットエンディング|女王蜂「メフィスト」 - YouTube |
- 「アイドル」
- YOASOBIによる第1期のオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はAyase。
- 赤坂アカが書き下ろした小説「45510」を原作として制作された楽曲[23][24]。
- 「メフィスト」[25]
- 女王蜂による第1期のエンディングテーマ。作詞・作曲は薔薇園アヴ、編曲は女王蜂と塚田耕司、弦編曲はながしまみのり。
劇中歌
登場するアイドルを演じる出演声優が、劇中のアイドル名義で劇中歌を歌っている。原作漫画では曲名や歌詞の一部のみ言及されていた架空の楽曲を、原作者側がイメージした通りに再現することを目指し、原作者である赤坂アカや原作の作画を担当した横槍メンゴから聞き取りを重ねた上で、イメージの合う作詞、作曲、編曲者の選考が行われた[26]。
- 「サインはB」[27][28]
- B小町による劇中歌。作詞・作曲は大石昌良。テレビアニメ版第1期第1話ではアイ(高橋李依)の歌唱による「アイ Solo Ver.」が用いられ、編曲はやしきんが担当した。テレビアニメ版第1期第11話ではルビー(伊駒ゆりえ)・有馬かな(潘めぐみ)・MEMちょ(大久保瑠美)による「New Arrange Ver.」が用いられ、編曲は白戸佑輔が担当した。「アイ Solo Ver.」は2000年初頭のアイドルグループ風、「New Arrange Ver.」は2023年現在における最新のアイドル楽曲風を意識したアレンジが施され、歌われる場面の時代感の変化を再現している[26]。
- 原作にも曲名を含むフレーズを歌う描写があるほか[29]、本作の原作者である赤坂アカが執筆した漫画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の原作漫画第22巻でも、同作の登場人物がカラオケで歌う場面がある[30][31]。原作者側の「大石昌良さんが作っているようなイメージの曲」という要望を反映し、大石本人が起用された[26]。大石は依頼がある前から原作を読んでおり[26]、歌詞には原作第4巻第38話の歌唱場面をモチーフにしたフレーズが入れられ、テレビアニメ版第1期第11話の該当場面では映像と歌詞がリンクする演出が用いられた[32]。
- 「STAR☆T☆RAIN(スター・ティー・レイン)」[27][28]
- B小町による劇中歌。作詞・作曲は小野寺祐輔。テレビアニメ版第1期第1話ではアイ(高橋李依)の歌唱による「アイ Solo Ver.」が用いられ、編曲は脇眞富が担当した。テレビアニメ版第1期第11話ではルビー(伊駒ゆりえ)・有馬かな(潘めぐみ)・MEMちょ(大久保瑠美)の歌唱による「New Arrange Ver.」が用いられ、編曲は河合泰志が担当した。「サインはB」同様、「アイ Solo Ver.」と「New Arrange Ver.」では、それぞれの歌唱場面の時代の違いを再現したアレンジが施されている[26]。
- 原作では、原作第7巻第70話に登場する作曲家ヒムラがかつて手掛けた「B小町」の代表曲で[33]、第6章「プライベート」でMVを撮影した曲のひとつとして曲名のみが言及されていた曲[34]。
- 「HEART's♡KISS -アイ Solo Ver.-」[27]
- B小町アイ(高橋李依)によるテレビアニメ版第1期第1話の挿入歌。作詞・作編曲は設楽哲也。
- 「ぴえヨンブートダンス」[35]
- ぴえヨン(村田太志)によるテレビアニメ版第1期第5話の挿入歌。作詞はピヨす屋茶房[36]、作曲・編曲はピヨす屋茶房とピヨ崎あやととピヨばな亮祐[37]、コレオ協力はSho from YZ Entertainment.。
- 原作でも曲名や振りつけ、および歌詞の一部に言及されていた曲だが[38]、テレビアニメ版では原作から想像される以上に長尺[注釈 4]のダンスシーンとすることで、笑いを誘う映像となっている[39]。
- 「Full moon…!」[40]
- 有馬かな(潘めぐみ)によるテレビアニメ版第1期第9話の挿入歌。作詞・作曲はJunPayer、編曲はyamazo。
- 劇中の設定では、有馬かなが「B小町」参加前に発表した曲で、劇中ではルビーとMEMちょから歌唱力を称賛されるものの、商業的には失禁するほどの大失敗であったとされている[41]。原作では曲名への言及と、ミュージックビデオ (MV) を流す1コマの描写がされているが[42]、テレビアニメ版では長尺(ワンコーラス[43])のMVが作成された[44]。
- 「ピーマン体操」[45]
- 有馬かな(潘めぐみ)によるテレビアニメ版第1期第9話の挿入歌。作詞・作曲・編曲はKijibato。
- 子役時代の有馬かなが歌った曲で[注釈 5]、劇中ではオリコン1位を獲得し、音楽番組にも多数出演するなど大ヒットしたという設定[42]。しかし有馬本人にとっては忘れ去れてほしい「黒歴史」とされ[42]、他の登場人物によってたびたび蒸し返されて弄られる[46]という位置づけの曲。劇中では、曲のためにもともと苦手だったピーマンを我慢して食べさせられたかなが、見るだけで蕁麻疹が出るようになったという言及もある[41]。原作には歌詞の描写もあり[42]、原作の歌詞が取り入れられている。
評価
反響
90分拡大版として第1話が放送された4月12日深夜には、Twitter(現・X)の日本と世界のトレンドで1位を記録した[47]。
2023年4月に放送が開始されると原作漫画は大きく売上を伸ばし、アニメ放送前の2023年3月時点で450万部であったものが放送中の2023年6月に900万部を突破、そして2023年7月に1200万部を突破した[48]。
フリーライターの元城健は同じくアニメ放送によって原作漫画の売上を伸ばした作品として『鬼滅の刃』、『ぼっち・ざ・ろっく!』を挙げ、これらの作品の共通点としてアニメが「神作画」として評判を呼んだことを挙げている[48]。
Yahoo検索対象2023アニメ部門で【推しの子】が受賞。楽曲部門では同作の主題歌として配信された音楽ユニットYOASOBIの「アイドル」が受賞した[49]。2023年日本アニメトレンド大賞で大賞を受賞した[50]。
売上
本作のBlu-rayおよびDVDの第1巻初週売上は8391枚[注釈 6]を記録し、週間Blu-rayランキング(オリコン調べ)で5位を[51]、週間DVDランキング(同調べ)で9位を記録した[52]。
批評
映画コラムニストのアナイスは本作や本作の主題歌「アイドル」が海外でヒットした要因について、海外のYouTubeにおける「アニメリアクション動画」の流行を挙げている。リアクション動画ではメインキャラクターの死や予期せぬ展開が描かれるショッキングな物語が好まれることから、同時期に放送された『地獄楽』と並んで本作のリアクション動画が多く作られたと分析している。また、BTSやBLACKPINKを始めとした韓国グループアーティストが世界的に大きく流行したことから、一見海外受けしなさそうな日本のアイドルや芸能界などの要素も共感を呼んだのだと述べている[53]。
4Gamer.netのライターmaruは本作が日本のみならず海外においても高い評価を受けた要因を、目の肥えたアニメファンをも唸らせた動画工房の作画のクオリティの高さだと述べている。maruは作画について「派手な戦闘シーンがあるわけではないが、日常の細かいシーンも丁寧に仕上げられていて心地良い。特徴のある横槍氏の絵柄をアニメに落とし込んでるのも好印象だ。」と述べている。また『BEASTARS』や『機動戦士ガンダム 水星の魔女』など数々のアニメ主題歌で高い評価を受けてきたYOASOBIの楽曲がこの物語をさらに盛り上げるものにしていると評価している[54]。
Anime News NetworkのライターRichard Eisenbeisは本作が描いた日本のエンタメ業界、およびそこに足を踏み入れる子どもたちの緻密な描写を評価しており、2023年春アニメ[注釈 7]の中で2番めに高い評価を与えている。また、業界の暗い側面に囲まれたアクアと、業界の良いところしか見ていないルビーの二律背反したストーリーがこの物語を更に良いものにしていたと評している[55]。
受賞とノミネート
式典 | 受賞年 | 賞 | 対象 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
Yahoo!検索大賞2023 | 2023年 | アニメ部門 | 受賞 | [56] | |
日本アニメトレンド大賞2023 | 日本アニメトレンド大賞 | 受賞 | [50] | ||
ABEMA AWARD 2023 | 特別賞 | 受賞 | [57] | ||
ネット流行語100 | 年間大賞 | 受賞 | [58] | ||
ユーキャン 新語・流行語大賞 | 新語・流行語大賞 | 「推しの子/アイドル」[注釈 8] | ノミネート | [59] | |
クランチロール・アニメアワード2024 | 2024年 | アニメ・オブ・ザ・イヤー | 未決定 | [60] | |
最優秀新シリーズ賞 | 未決定 | [60] | |||
最優秀キャラクターデザイン賞 | 未決定 | [60] | |||
最優秀監督賞 | 平牧大輔 | 未決定 | [60] | ||
最優秀美術賞 | 未決定 | [60] | |||
最優秀ドラマ作品賞 | 未決定 | [60] | |||
最優秀助演キャラクター賞 | 有馬かな | 未決定 | [60] | ||
最優秀アニソン賞 | YOASOBI「アイドル」 | 未決定 | [60] | ||
最優秀作曲賞 | 未決定 | [60] | |||
最優秀オープニング賞 | YOASOBI「アイドル」 | 未決定 | [60] | ||
最優秀エンディング賞 | 女王蜂「メフィスト」 | 未決定 | [60] | ||
東京アニメアワードフェスティバル2024 | 作品賞アニメ オブ ザ イヤー部門
TVシリーズ部門 |
受賞 | [61] | ||
個人賞音響・パフォーマンス部門 | YOASOBI「アイドル」 | 受賞 | [61] |
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | カラー スクリプト | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 | |||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1期 | ||||||||||||||||||||||||
第1話 | Mother and Children[ep 1] |
|
| 猫富ちゃお |
| 平山寛菜 | 2023年 4月12日 |
|||||||||||||||||
第2話 | 三つ目の選択肢[ep 2] | 舛成孝二 | 金成旻 |
|
| 4月19日 | ||||||||||||||||||
第3話 | 漫画原作ドラマ[ep 3] |
| 内野宮晃希 |
| 渥美智也 | 4月26日 | ||||||||||||||||||
第4話 | 役者[ep 4] | 伊藤良太 | 仁科くにやす |
|
| 松元美季 | 5月3日 | |||||||||||||||||
第5話 | 恋愛リアリティショー[ep 5] | 金成旻 | 猫富ちゃお |
| 平山寛菜 | 5月10日 | ||||||||||||||||||
第6話 | エゴサーチ[ep 6] | 仁科くにやす |
|
|
| 5月17日 | ||||||||||||||||||
第7話 | バズ[ep 7] | 入江泰浩 | 猫富ちゃお |
| 松元美季 | 5月24日 | ||||||||||||||||||
第8話 | 初めて[ep 8] |
| 平牧大輔 |
|
| 平山寛菜 | 6月7日 | |||||||||||||||||
第9話 | B小町[ep 9] | 吉川博明 |
| 猫富ちゃお |
|
| 6月14日 | |||||||||||||||||
第10話 | プレッシャー[ep 10] | 德野雄士 |
| 松元美季 | 6月21日 | |||||||||||||||||||
第11話 | アイドル[ep 11] | 野呂純恵 |
|
|
| 平山寛菜 | 6月28日 |
放送・配信
プロジェクト:放送または配信の番組#放送に基づき、本放送期間内の放送局および配信サイトのみを記載しています。 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域[62] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023年4月12日 - 6月28日 | 水曜 23:00 - 23:30 | TOKYO MX | 東京都 | |
2023年4月13日 - 6月29日 | 木曜 0:45 - 1:15(水曜深夜) | 千葉テレビ | 千葉県 | |
木曜 1:00 - 1:30(水曜深夜) | 群馬テレビ | 群馬県 | ||
KBS京都 | 京都府 | |||
サンテレビ | 兵庫県 | |||
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
木曜 1:25 - 1:55(水曜深夜) | 静岡放送 | 静岡県 | 『スーパーアニメ6区』枠 | |
木曜 1:30 - 2:00(水曜深夜) | とちぎテレビ | 栃木県 | ||
テレビ埼玉 | 埼玉県 | |||
テレビ神奈川 | 神奈川県 | |||
北陸放送 | 石川県 | |||
テレビ愛知 | 愛知県 | |||
木曜 1:31 - 2:01(水曜深夜) | 東日本放送 | 宮城県 | ||
木曜 1:40 - 2:10(水曜深夜) | 広島ホームテレビ | 広島県 | ||
木曜 2:05 - 2:35(水曜深夜) | テレビ北海道 | 北海道 | ||
TVQ九州放送 | 福岡県 | |||
木曜 2:30 - 3:00(水曜深夜) | 新潟放送 | 新潟県 | 原作者の出身地 | |
2023年4月14日 - 6月30日 | 金曜 21:00 - 21:30 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[63] / リピート放送あり |
初回(第1話)は90分に拡大で放送。 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2023年4月12日 | 水曜 23:00 - 23:30 | ABEMA |
2023年4月13日 | 木曜 23:00 以降順次更新 |
|
BD / DVD
巻 | 発売日[64] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2023年6月28日 | 第1話 | KAXA-8601 | KABA-11371 |
2 | 2023年7月26日 | 第2話 - 第3話 | KAXA-8602 | KABA-11372 |
3 | 2023年8月30日 | 第4話 - 第5話 | KAXA-8603 | KABA-11373 |
4 | 2023年9月27日 | 第6話 - 第7話 | KAXA-8604 | KABA-11374 |
5 | 2023年10月25日 | 第8話 - 第9話 | KAXA-8605 | KABA-11375 |
6 | 2023年11月29日 | 第10話 - 第11話 | KAXA-8606 | KABA-11376 |
CD
発売日[65] | タイトル | 規格品番 | 収録曲 |
---|---|---|---|
2023年7月5日 | TVアニメ「【推しの子】」キャラクターソングCD Vol.1 | ZMCZ-16721 |
|
TVアニメ「【推しの子】」キャラクターソングCD Vol.2 | ZMCZ-16722 |
| |
TVアニメ「【推しの子】」キャラクターソングCD Vol.2.5[注釈 9] | — |
| |
TVアニメ「【推しの子】」キャラクターソングCD Vol.3 | ZMCZ-16723 |
| |
2023年6月28日(音楽配信) | TVアニメ「【推しの子】」オリジナルサウンドトラック | — | 全62曲 |
2023年9月27日(CD) | ZMCZ-16881 |
特番
- 『TVアニメ【推しの子】振り返り特番~【推しの子】は推せるときに推せ!~』[66] [67]
- 5月31日に放送。6月1日23時にYouTubeにて配信。第1話から第7話を振り返る内容となっており、大塚剛央(星野アクア役)、伊駒ゆりえ(星野ルビー役)がインタビュー出演している。ナレーションはLynn(斉藤ミヤコ役)。
Webラジオ
アクア役の大塚剛央とルビー役の伊駒ゆりえによるWebラジオ『【推しの子】のおはなし』(略称:推しらじ)[68]が、2023年4月7日からYouTubeの「TVアニメ『【推しの子】』公式チャンネル」にて不定期金曜日の21時から生配信されている[69]。
派生番組として、『苺プロダクション給湯室』も生配信されている[70]。
回 | 配信日 | ゲスト |
---|---|---|
第1回 | 4月7日 | なし |
第2回 | 4月21日 | 潘めぐみ(有馬かな役) |
第3回 | 5月5日 | Lynn(斉藤ミヤコ役) |
第4回 | 5月12日 | 村田太志(ぴえヨン役) |
第5回 | 5月26日 | 前田誠二(鳴嶋メルト役) |
第6回 | 6月2日 | 羊宮妃那(寿みなみ役) |
第7回 | 6月16日 | 大久保瑠美(MEMちょ役) |
第8回 | 7月13日 | 高橋李依(星野アイ役) |
第9回 | 10月23日 | 石見舞菜香(黒川あかね役) |
配信日 | サブタイトル | 出演者 |
---|---|---|
5月18日 | 恋愛リアリティショー編 | 大久保瑠美(MEMちょ役)、石見舞菜香(黒川あかね役) |
6月22日 | ファーストステージ編 | 伊駒ゆりえ(星野ルビー役)、潘めぐみ(有馬かな役) |
11月26日 | ファン感謝祭 出張版 | Lynn(斉藤ミヤコ役)、村田太志(ぴえヨン役) |
イベント
AnimeJapan2023では、メインステージにて本作のスペシャルステージが実施され、本予告2の映像が発表された[71][72]。加えて、メインエリアに出展される「KADOKAWA ANIME PARK」をテーマにしたKADOKAWAブースにて本作のコーナーを出展した[73]。
2023年11月26日には、幕張メッセにて「TVアニメ『【推しの子】』スペシャルイベント 苺プロダクション☆ファン感謝祭2023」が開催[74]。
小説
45510
赤坂アカによる小説作品。オープニングテーマである「アイドル」(作詞・作曲:Ayase)を制作するにあたり、原作小説として書き下ろされた[23][24]。
第1話放送後の2023年4月13日より公式サイトにて期間限定無料公開された[24][75]。また、同曲のCDにはポスター型ブックレットとして付属されている[76]。
視点B
赤坂アカによる小説作品。劇場先行公開時の来場者特典として配布された[77]。
CM
脚注
注釈
- ^ ただし原作漫画とテレビアニメ版を詳細に比較すると、アニメ独自の解釈や演出手法、原作にはない描写やセリフ等の追加、原作の1シーンの描写を全く別の1シーンに取り入れる等といった改変も随所に散見される。[独自研究?]
- ^ 第1話は「アニメーションプロデューサー」としてクレジット。
- ^ 本格的に映像制作を行う前に全体のバランスなどを確認するために作られる、配色やライティングを絵で表現したもの[20]。
- ^ 原作の作画を担当した横槍が自身のTwitterで「想像の10倍尺が長い」という旨のコメントを発している[39]。
- ^ 劇中ではかなより1歳年下のルビーが「幼稚園の頃に踊った」と語っている[42]。
- ^ Blu-ray:7146枚[51]、DVD:1245枚[52]
- ^ 4月から6月にかけて放送されたアニメ作品。
- ^ 本作品のOP主題歌となっているYOASOBI「アイドル」と併せて「推しの子/アイドル」としてノミネート
- ^ 音楽配信限定
出典
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テレビアニメ参照話数
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- ^ “第六話 エゴサーチ”. TVアニメ「【推しの子】」公式サイト. 2023年5月17日閲覧。
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- ^ “第八話 初めて”. TVアニメ「【推しの子】」公式サイト. 2023年6月7日閲覧。
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- ^ “第十話 プレッシャー”. TVアニメ「【推しの子】」公式サイト. 2023年6月21日閲覧。
- ^ “第十一話 アイドル”. TVアニメ「【推しの子】」公式サイト. 2023年6月28日閲覧。
外部リンク
- テレビアニメ『【推しの子】』公式サイト
- 『【推しの子】』アニメ公式 (@anime_oshinoko) - X(旧Twitter)
- TVアニメ【推しの子】公式チャンネル - YouTubeチャンネル