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2016年7月20日 (水) 14:02時点における版

キンタロー。
本名 田中 志保 (たなか しほ)[1]
生年月日 (1981-10-24) 1981年10月24日(43歳)[1]
出身地 愛知県岡崎市
血液型 B型
身長 152.5cm[1]
言語 日本語
方言 標準語三河弁
最終学歴 関西外国語大学短期大学部卒業
出身 松竹芸能タレントスクール
芸風 ギャグ、コントモノマネ
事務所 松竹芸能株式会社
活動時期 2011年 -
配偶者 既婚(一般男性)
公式サイト 公式プロフィール
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キンタロー。1981年10月24日 - )は、日本の女性お笑いタレントものまねタレント。本名、田中 志保(たなか しほ)[1]

愛知県岡崎市出身。松竹芸能株式会社所属。左利き[2]

キャッチフレーズは「良い子、強い子、可愛い子」。

来歴

愛知県岡崎市の家庭に長女として生まれる。実家はビジネス旅館[3]。5歳年下の妹がいる。子供の頃からお笑い好きで、タレントのコロッケなどが好きだった[4]。当時から、モノマネの芸などを母親ら相手に披露していたことがあった[5]。ただ、中学生時代はそのお笑いの度が過ぎたのか、友人らに嫌がられることもあったという[6]

岡崎市立三島小学校岡崎市立竜海中学校卒業。人間環境大学岡崎学園高等学校卒業後、関西外国語大学短期大学部卒業[7]。中学生時代は演劇部で活動[8]。高校1年生の夏休みのときにカナダホームステイに行った[6]他、高校生時代までに何度か外国へ短期留学の経験がある[5]。「スピーディでキレのあるダンスに一目惚れして」、大学生時代から競技ダンス部で活動し[6][9]、学生当時に同学年の男子と組んで出場した[6]社交ダンスの全国大会で第4位に入ったことがあった[7]。その大学在学中に吉本興業新喜劇「金の卵」オーディションに合格したが、当時競技ダンス部内で好きだった人に「お笑いかダンス、どっちかにしろ!」と言われ[6]、ダンスの活動に専念するとしてその合格を辞退した[10]。そのダンス部での活動経験を生かし、かつては名古屋市瑞穂区のダンススタジオで社交ダンスの講師をしていた[9]が、2007年2月に母親が急死[11]。さらにその頃、大きくなった頭が原因とされるヘルニアを首に抱え、ダンスを断念[6][4]。その後は不動産会社に事務員として勤務していた[10]

その後、結婚式の余興の場で大学の先輩から一喝されたり[10]、「もうお笑い界に入ってると思ってた」などと言われたのをきっかけに、29歳にして「天国にいるお母さんのために、頑張っている姿を見せたい。そうすることで、お母さんも笑ってくれるし、家族も元気になるに違いない」[11]「やっぱりお笑いの世界へ進もう」と思うようになる[6]。2010年4月にはZIP-FMナビゲーター&ナレータースクールに第1期生として在籍[12]。トークの基礎を学び、同年9月には、愛知県丹羽郡大口町で行われた「第9回やろまい大祭」のイベント「第1回ビッグマウスコンテスト大口町の中心で大口を叩く!」で、「日本全国スマイル王国にするべく、私のお笑いエッセンスを注入するぞ!」と叫んで優勝[13]。その後宣言どおり芸人を目指す為、会社を辞め上京。「ネットで検索したら画面の一番上に出たので決めた」[6]という松竹芸能タレントスクールに20期生として2011年4月に入り[7]、お笑いタレントに転身。タレントスクールでは、オーディションで授業料免除を勝ち取り、在籍していた[4]。かつては東塚菜実子とのコンビ「シンプルズ」で活動していたこともあった。

芸名はお笑い芸人になると決めてから名古屋西区を歩いているとキンタローという看板が目に入ったためであったが、TKOの木本がキンタロー。の思いをまとめたところ的を射ていると思い[14]、「男の子のように強くたくましくなるように」[7][15]「男ばかりのお笑い界の中で、負けないように」[5]ということにしている。なお、句点(。)はネットで画数診断を調べた上で付け足したという[4]

人物

ネタは一人コントの他、モノマネを演じることも多い。自分で自分を「負けず嫌いの努力家」と評している[4]

顔が大きいことから、小学6年生当時は「しょくぱんまん」と呼ばれていたことがあった。ただし、小学1年生当時は顔はあまり大きくなく、「愛知の安達祐実」と呼ばれていたことがあったという[16]

初めて前田敦子のモノマネをテレビで披露したのはジャニ勉でゲストのTKOによる「今後売れるかもしれない松竹芸人を決めてほしい」という持ち込み企画コーナー。審査員の関ジャニ∞に「今後売れる芸人」で選ばれた。

2012年4月放送の日本テレビものまねグランプリ 最強のコラボレーション&本人が選んだテッパンネタ祭り!!』では、大久保佳代子の顔マネをした梅小鉢の小森麻由と組んで、オアシズのモノマネをしていた。デビューした当時は光浦のモノマネを中心にやっていたが、上京前の時にアルバイト先の喫茶店で客から似ていることを指摘されて前田敦子のモノマネも始めたという[10]。なお、前田の物真似を始めたきっかけは、松竹芸能タレントスクールの同期生の座敷ボウラー金井のアドバイスがきっかけでもあるという[17]。デビュー前、結婚式などの余興をしていた当時はドナルドダック石黒賢の物真似もしていたことがあった[16]

衣装はキンタロー。自身の手作りである。前田の雰囲気により近付けるため、頭にかつらをつけ、目にはカラーコンタクトレンズを入れている。

2012年11月11日にファイナルステージが行われた、東京新宿のモノマネショーパブ「そっくり館キサラ」主催の「ものまね王に俺はなる!」にて初代グランプリ受賞[18]

2012年12月26日放送の日本テレビ『有吉反省会』において、前田敦子に扮して出演していたが、出演者の指示で、他の芸人と一緒にカメラに向かってお尻を突き出し、その後「お尻を出しても、嫌いにならないでください!」と叫んだため、AKB48のファンによってブログ炎上。さらに、翌日27日放送のフジテレビとんねるずのみなさんのおかげでした』の「博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権〜」において初出場で優勝したが、再びブログが荒らされた。この二番組をきっかけに、翌2013年ブレイクした。

前田敦子のモノマネについては、2012年12月26日放送のバラエティ番組『有吉反省会』の中で、「面白いので続けて下さい」(有吉弘行)、「あまり見ないようにして声だけ聞いてると、本当にあっちゃんと喋っているんじゃないかなってドキドキもあって‥いいんじゃない?」(山里亮太)などと評価されている[19]。また、2012年12月27日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』収録後、石橋貴明からは「君は絶対に売れる」と絶賛を受けた[20]

しかしこのモノマネはネット上のAKB48ファンからは賛否両論であり、「(前田敦子の)ファンだけど頑張って下さい。逆に嬉しいです。」との声が寄せられる一方で[21]、モノマネに否定的な人間から「謝れ」「バカにしすぎだろ」と批判を受ける[19]。これに対し本人は、前田敦子のことは尊敬しており、バカにしているものではないとブログ上で説明した[19][22]。そして2013年1月22日、TBSの『火曜曲!』スペシャルでAKB48本人と初共演。持ちネタのフライングゲットを本人とともに披露した[23][24]。1月26日、東京ドームシティホールで行われた『AKB48 リクエストアワー セットリストベスト100』の3日目でMC途中に峯岸みなみの顔芸でおなじみの八幡カオルとともに登場し、大島優子らAKB48本人から公認を得た[25]

その前田も、2013年3月16日から放送されているソフトバンクモバイルCMで逆モノマネを行い[26]、2013年3月24日にこれについて初コメントし、物真似されていることに「すごく嬉しい。ダンスも私よりうまい」と話し、これにキンタロー。も自分のツイッターで「嬉し過ぎます」と話した[27]。前田は後に、「私が(AKB48を)辞めた頃にたくさん私の代わりにテレビに出てくれて嬉しかった」と振り返っている。ただ、2014年3月現在においても、前田本人との共演はまだなく、直接会ったことも一度もないという[28]

2013年2月、それまでの11大会で過去最多の3684名が参加したR-1ぐらんぷり2013年大会において、芸歴1年目ながらファイナリスト12名に勝ち残り、生放送で行われた決勝大会に出場を果たした。

一部雑誌で記述された「愛知県岡崎市の"裕福"な家庭に長女として生まれる」との一文について「裕福ではない。勝手に書かれた。指摘するつもりだったが、事務所からR-1が終わるまで止められていた」と明かしている[29][30]

父親には自分の芸能活動を内緒にしていたが、ある日、その芸能活動のことについて打ち明けるために愛知県の実家に帰省したところ、父親はすでに誰かからそのことを聞いていて知っており「テレビで娘を視るのが楽しみになった」「心配はいらないから頑張れ」と言われたという。キンタロー。自身はこれについて「父親からも“公認”フライングゲット」としている[31]

松竹芸能の先輩・増田英彦ますだおかだ)とは同じ大学出身である[32]

2013年7月12日には神宮球場で行われたヤクルト広島戦の始球式を務め、「トルネード投法をした」と話していたが[33]、そのフォームは野茂英雄が好きで、よく真似していたことから出来たという[34]

前述で、子供の頃から好きだったというコロッケとの共演も果たしているが、その時コロッケに「久しぶりにふざけた子が出てきた」と言われて嬉しかったという[34]

河口こうへいとは『そっくり館キサラ』で出会い、交際に発展。2013年4月2日放送の『好きになった人』(日本テレビ系)での公開告白を経て、本格的に交際することとなった[35]が、約一年後、2014年3月24日放送の同じく『好きになった人』において、話し合いしたことで別れ「一人で芸事に真剣に向き合う」ことにしたと発表した[36]

2015年12月14日に一般男性と結婚したことが、2016年1月4日に明らかになった[37]

モノマネレパートリー

出演

テレビ番組

レギュラー

ラジオ放送

舞台

ミュージック・ビデオ

アニメ

イベント

雑誌

CM

脚注

  1. ^ a b c d キンタロー。」『タレント一覧』、松竹芸能http://www.shochikugeino.co.jp/talents/01/kintaro.html2012年12月31日閲覧 
  2. ^ キンタロー。が川上憲伸にフライングゲット! ノーバン始球式スポニチアネックス 2014年4月5日
  3. ^ 朝日新聞 2015年9月4日 29面「おやじのせなか」
  4. ^ a b c d e f g 日経エンタテインメント!』2013年4月号でのインタビューより。
  5. ^ a b c 女性セブン小学館)2013年2月14日号内記事より。
  6. ^ a b c d e f g h 光文社「FLASH」2013年2月26日号内記事(14・15ページ)より
  7. ^ a b c d キンタロー。のプロフィール(「キンタロー。の人生はキンキンキラキラや〜」内)より。
  8. ^ キンタロー。声優初主演ゲット!ギャグアニメに魂込める”. お笑いナタリー (2014年1月30日). 2014年2月3日閲覧。
  9. ^ a b 光文社FLASH」 2013年1月29日号(15ページ)より。
  10. ^ a b c d 「気になリスト・キンタロー。」 nikkansports.com 2013年1月25日
  11. ^ a b 「超お嬢様」だったキンタロー。 ブレイクまでの壮絶な半生」女性セブン小学館)2013年2月14日号内記事より。
  12. ^ ZIP-FMナビゲーター&ナレーター スクール公式サイトより。
  13. ^ ブレイクスルーFile7 コンプレックスを武器に お笑い芸人・キンタロー。
  14. ^ 爆笑問題カーボーイ2013年2月19日
  15. ^ 「ガチャ芸人図鑑・キンタロー。」より。
  16. ^ a b TVでた蔵「2013年7月28日放送 ウチくる!?」(2013年8月2日閲覧)より。
  17. ^ Quick Japan Vol.105(2012年12月、太田出版)p.210 - 211「松竹芸能タレントスクール出身!! スーパールーキーたちが見た“プロの世界”」
  18. ^ 「ものまね王に俺はなる!2012」公式サイトより。
  19. ^ a b c 「バカにしすぎだろ」「あっちゃんに謝れ」……前田敦子のモノマネ芸人に非難殺到」『RBB TODAY』2012年12月28日http://www.rbbtoday.com/article/2012/12/28/100379.html 
  20. ^ 婦人公論』2013年7月7日号でのインタビューより。
  21. ^ スッキリ!!、『ものまね芸人”キンタロー。”新ネタ披露!』2013年1月14日。
  22. ^ キンタロー。「本日の有吉反省会」『キンタロー。の人生はキンキンキラキラや〜』2012年12月26日http://ameblo.jp/kintalotanaka/entry-11435688723.html 
  23. ^ モノマネ芸人・キンタロー。、AKB48と初共演の感想つづる モデルプレス 2013年1月24日配信、6月26日閲覧
  24. ^ 火曜曲でAKBさんと金爆さんと☆ キンタロー。公式ブログ 2013年1月24日
  25. ^ 優子も公認!"にせあっちゃん"キンタロー。乱入 MSN産経ニュース 2013年1月27日閲覧。
  26. ^ 【エンタがビタミン♪】「フライングゲット!」前田敦子がソフトバンクCMでついにキンタロー。へアンサー。 - Techinsight Japan 2013年03月17日
  27. ^ 「あっちゃん、キンタロー。に太鼓判『うれしい』」 SANSPO.COM 2013年3月25日
  28. ^ 2014年3月21日「A-Studio」.”. gooテレビ (2014年3月21日). 2014年8月26日閲覧。
  29. ^ 鬼龍院翔のオールナイトニッポン 2013年2月18日
  30. ^ RBB TODAY 芸能 2013年2月19日15時7分配信より。
  31. ^ 「キンタロー。ついに父親からも芸能活動“公認”に」 ORICON STYLE 2013年3月15日
  32. ^ 増田は関西外語短大卒業後、関西外大3回生に編入。なお相方の岡田圭右は関西外語短大卒業後、専門学校へ。
  33. ^ 「キンタロー。が始球式!トルネード投法にご満悦」 SANSPO.COM 2013年7月13日
  34. ^ a b TVでた蔵「2013年7月15日放送 はなまるマーケット」
  35. ^ キンタロー。公開告白&チュー!お相手はモノマネタレント・河口こうへい”. スポーツ報知 (2013年4月3日). 2013年4月3日閲覧。
  36. ^ キンタロー。河口こうへいそろって破局告白”. 日刊スポーツ (2014年3月25日). 2014年3月25日閲覧。
  37. ^ “キンタロー。が結婚 一般男性と1年半交際実らせ”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2016年1月4日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1587704.html 2016年1月4日閲覧。 
  38. ^ “つかこうへい作「リング・リング・リング」キンタロー。が女子プロレスラーに”. ステージナタリー. (2016年5月10日). http://natalie.mu/stage/news/186565 2016年5月10日閲覧。 
  39. ^ “「リング・リング・リング」でキンタロー。戦う「芹那との対決見て!」”. ステージナタリー. (2016年6月15日). http://natalie.mu/stage/news/190872 2016年6月15日閲覧。 
  40. ^ スタッフ・キャスト”. NHKアニメワールド ナンダカベロニカ. 2014年1月31日閲覧。
  41. ^ 元AKB48前田敦子登場? 映画「LOOPER/ルーパー」 毎日新聞デジタル
  42. ^ キンタロー。登場!映画「ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い」 毎日新聞デジタル
  43. ^ キンタロー。TGCに初参戦 ! ランウェイは歩かず ORICON STYLE
  44. ^ キンタロー。:AKB総選挙“立候補”を希望「神セブンが目標」 毎日新聞デジタル
  45. ^ バカボンのおかげ!?キンタロー。ご満悦「初めて小顔になった」 Sponichi Annex
  46. ^ P143「今週の街ネタ」 インタビュー掲載
  47. ^ P8「今週の顔」 グラビア+インタビュー掲載(キンタロー。ツイッター)より。
  48. ^ P77「週末エンタメ」 インタビュー掲載
  49. ^ P45「バラエティ人 Who's Who?」 インタビュー掲載
  50. ^ P245-249「初対面の苦手克服!」 アドバイス掲載
  51. ^ P86-93「春服HITSをフライングゲット!」 掲載
  52. ^ P417-419「キンタロー。のかわいくしようとして失敗した話!」 掲載

関連項目

外部リンク