竹内徹
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竹内 徹(たけうち とおる、1960年- )日本の工学者・建築構造エンジニア(構造家)。東京工業大学教授。鋼構造、空間構造、耐震・制振・免震構造の研究を行う傍ら、これらを応用した構造デザインを手がける[1]。
略歴
[編集]- 1978年、都立新宿高校卒業
- 1984年、東京工業大学大学院修了(修士(工学))
- 1984年-2002年、新日本製鉄株式会社建築事業部
- 1990年-1992年、Ove Arup & Partners, ロンドン 派遣勤務
- 2003年、東京工業大学建築学専攻・助教授
- 2008年、東京工業大学建築学専攻・教授
- 2023年、日本建築学会会長
受賞歴
[編集]- 2000年、日本建築構造技術者協会JSCA賞(第11回新人賞)[2]
- 2005年、IASS(国際シェル・空間構造学会) Tsuboi Award[3]
- 2006年、日本構造家倶楽部日本構造デザイン賞
- 2007年、グッドデザイン賞金賞(経済産業大臣賞)
- 2009年、2012年、2013年、日本建築学会作品選奨
- 2011年、日本建築学会賞(論文)
著作
[編集]- 『建築鋼構造のシステム化』(共著):鉄構技術、2001年。ISBN 978-4907706036
- 『高等学校工業科文科省検定教科書/建築構造設計』(共著):実教出版、2004年。ISBN 4407200502
- 『シェル・空間構造の減衰と応答制御』(分担):日本建築学会、2008年。ISBN 978-4818905771
- 『鋼構造座屈設計指針』(分担):日本建築学会、2009年。ISBN 978-4818905863
- 『挑戦する構造』(分担):建築画報、2011年。ISBN 978-4901772563
- 『都市構造物の損害低減技術』(編著)シリーズ<都市地震工学>:朝倉書店、2011年。ISBN 978-4254265262
- 『力学・素材・構造デザイン』(共著):建築技術、2012年。ISBN 978-4767701318
- 『鋼構造物の座屈に関する諸問題2013』(分担):日本建築学会、2013年。ISBN 978-4818906105
- 『構造デザインマップ東京』(共著):総合資格、2014年。ISBN 978-4864171212
構造設計作品
[編集]- 第2新日鉄ビル、1988年
- 香港中環中心、1998年
- ちくほ図書館、2004年
- 東京工業大学緑が丘1号館レトロフィット、2006年
- 東京工業大学附属図書館、2011年
- 東京工業大学環境エネルギーイノベーション棟、2012年
- 東京工業大学緑が丘6号館、2013年
- 東急大井町線緑が丘駅、2013年
脚注
[編集]- ^ 以下、下記サイト参照。
- 研究者詳細画面-竹内 徹、東京工業大学、2014年8月13日閲覧。
- 竹内教授経歴、東京工業大学/竹内徹研究室、2014年8月13日閲覧。
- ^ 第11回新人賞 竹内 徹、香港の300メートル級超高層ビルの構造設計、JSCA、2014年8月13日閲覧。
- ^ Tsuboi Award Recipients、IASS、2014年8月13日閲覧。