コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

福島県立原町高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。聖高 (会話 | 投稿記録) による 2021年8月11日 (水) 12:38個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (追加)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

福島県立原町高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 福島県の旗 福島県
学区 相馬学区
併合学校 福島県立相馬商業学校
原町立原町高等女学校
校訓 規律・協同・責任
設立年月日 1939年
創立記念日 4月10日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学科内専門コース 文型コース
理型コース
学期 3学期制
高校コード 07172C
所在地 975-0014
福島県南相馬市原町区西町3-380
地図
北緯37度38分4.5秒 東経140度56分34.2秒 / 北緯37.634583度 東経140.942833度 / 37.634583; 140.942833座標: 北緯37度38分4.5秒 東経140度56分34.2秒 / 北緯37.634583度 東経140.942833度 / 37.634583; 140.942833
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示
福島県立原町高等学校の位置(福島県内)
福島県立原町高等学校

福島県立原町高等学校(ふくしまけんりつ はらまちこうとうがっこう)は、福島県南相馬市原町区西町にある県立高等学校

概要

  • 通称は「原高」。
  • 1939年創立の相馬商業学校を前身とし、1948年に原町高等女学校との合併により発足した。2019年に創立80周年を迎えた。
    • ただし、合併された原町高等女学校は、1926年創立の原町立原町実科高等女学校が組合立原町実科高等女学校に改編されたのちに設立されたものであり、1939年創立の相馬商業学校よりも13年古く設立されている[1]。従って、原町高等女学校を前身とするならば2019年時点で創立93年となる[1][2]
  • 制服は男子は学生服、女子は黒地に白ラインのセーラー服であり、新制高校として発足した当時から変わらない。
  • 県立高校としては県内最大の敷地面積を持つ。また、進学校であり、東北大学をはじめとする国公立大学への進学者が多く、全体では9割程度の生徒が大学に進学する。
  • 学校祭は柏曜祭という名称で3年に一度実施される。開催日前には学生がクラスごとに仮装を行い原町市内を歩くため、名物となっている。

沿革

  • 1939年3月 - 原町立福島県相馬商業学校として創立
  • 1944年4月 - 原町立福島県相馬工業学校と改称(戦時特例措置)
  • 1946年4月 - 県立移管。福島県立相馬商業学校と改称
  • 1948年4月 - 学制改革により福島県立原町高等学校となる。このとき、原町立原町高等女学校と統合。
  • 1973年 - 商業科募集停止。普通科のみの募集となる
  • 1975年4月 - 全学年大木戸新校舎に移転完了
  • 1989年12月 - 同窓会館(柏曜会館)が寄贈
  • 2011年
  • 2012年3月26日 - 県北サテライト校が大木戸校舎へ移転

教育方針

  • 校訓:規律・協同・責任

校章

  • ペンと柏の葉の組み合わせ、中央に「高」の字。

校歌

校歌は古関裕而作曲、多田利男作詞[3][4][5]。式典などでは1番と4番のみ歌唱する。
なお、校歌以外に野球応援等で歌われる応援歌「相馬の原頭」がある[6]

部活動

  • 以前は1年生の入部は強制となっていたが、令和元年度から1年生を含め、全学年が希望制となった。

文化部

  • 吹奏楽部

文化部では、吹奏楽部の実績が顕著であり、強豪校として知られている。
近年では2005年から2010年まで全日本吹奏楽コンクール東北大会に福島県代表として5年連続で出場し、2008年と2010年は金賞を受賞した[7]。2011年の東日本大震災の影響で部員減少に苦しんだが、2012年の東北大会にも福島県代表として出場した[7]
2013年からは従来のA編成(高等学校の部)から小編成の部に移行し[7]、2014年全日本吹奏楽コンクール東北大会で金賞を受賞[7]、東北代表として東日本学校吹奏楽大会に初出場した[7]。2015年は東北大会で金賞を受賞したが[7]、東北代表の座は逃したものの、福島県吹奏楽連盟からの推薦により、滋賀県で行われた第39回全国高等学校総合文化祭に出場した[8]
2015年からは2018年まで4年連続で東北大会金賞[7]、2016年から2018年まで3年連続で東日本学校吹奏楽大会に出場し[7]、2018年には鹿野草平作曲の「よみがえる大地への前奏曲」[9]で東日本大会で金賞を受賞した[10]
2019年も東北大会で金賞を受賞[7]したが、3年連続東日本大会出場により(東北吹奏楽連盟の規定による3出ルール[11])代表権は得られなかった。
アンサンブルコンテストにおいても活躍しており、過去13回にわたり東北代表として全日本アンサンブルコンテストに出場し、計5回金賞を獲得している。
原町高校のサウンドは、個人の技量に裏打ちされて丁寧に作り込まれた繊細さと、独特の良く響く爽やかな表現が特徴であると評されており[12]、「原高サウンド」として知られている[13]

  • 放送部
  • 美術部
  • 箏曲部
  • 茶華道部
  • 数科学部
  • 郷土研究部
  • 伝統文化部
  • 新聞部
  • 福祉活動部

運動部

  • 陸上競技部 - 今井正人をはじめとする選手を数多く輩出しており、たびたび全国的に活躍している。
  • 野球部
  • ソフトテニス部
  • テニス部
  • 剣道部
  • バレーボール部
  • サッカー部
  • バスケットボール部
  • 弓道部
  • 卓球部
  • バドミントン部

著名な出身者

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b 原町市史第2巻 通史II 近代・現代(南相馬市教育委員会)
  2. ^ 旧制中等教育学校の一覧 (福島県)を参照。
  3. ^ https://haramachi-h.fcs.ed.jp/wysiwyg/file/download/1/1579 (福島県立原町高等学校)(2021年7月17日閲覧)
  4. ^ https://www.nhk.or.jp/fukushima/hamanaka/koseki-toukou/video_20200528.html?fbclid=IwAR20yjW67zqLzvLnL7AXZzeggaSdbThkzAKBUOSyCAshQ7Y-LGAVjpoNwZI (NHK福島放送局) 「古関裕而からのエール」古関メロディーで福島をつなぐ #1(2021年7月17日閲覧)
  5. ^ https://www.kosekiyuji-kinenkan.jp/person/school/fukushima-hamadoori.html (福島市古関裕而記念館)(2021年7月17日閲覧)
  6. ^ https://haramachi-h.fcs.ed.jp/wysiwyg/file/download/1/1580 (福島県立原町高等学校)(2021年7月17日閲覧)
  7. ^ a b c d e f g h i http://www.musicabella.jp/concours/viewgroup/group:2792/ (Musica Bella):吹奏楽コンクールデータベース(団体名:福島県立原町高等学校)(2021年7月17日閲覧)
  8. ^ http://biwako-soubun.jp/ びわこ総文ホームページ(2019年5月7日閲覧)
  9. ^ https://www.asahi.com/articles/ASLBC2VQ1LBCUGTB001.html (朝日新聞社):福島)原町高が震災題材に舞台 きょうから東日本吹奏楽大会(2021年7月14日閲覧)
  10. ^ https://www.asahi.com/articles/ASLBG3V1XLBGUGTB00F.html (朝日新聞社):福島)原町高が県勢初の金賞 東日本吹奏楽大会(2021年7月16日閲覧)
  11. ^ http://www.ajba.or.jp/tohoku/data/organization/rules/rules_concour.pdf (東北吹奏楽連盟):東北吹奏楽コンクール実施規定(2021年7月14日閲覧)
  12. ^ バンドジャーナル2017年1月号(音楽之友社)
  13. ^ バンドジャーナル2019年1月号(音楽之友社)

関連項目

外部リンク