玉屋 (百貨店)
表示
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒857-8588 長崎県佐世保市栄町2番1号 |
設立 |
1918年10月 (1806年創業) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 7310001005316 |
事業内容 | 百貨店業 |
代表者 | 代表取締役社長 田中丸弘子 |
資本金 | 8,764万円 |
売上高 | 66億円 |
従業員数 | 322名 |
外部リンク | http://www.sasebo-tamaya.co.jp/ |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒840-8580 佐賀県佐賀市中の小路2番5号 |
設立 | 1930年 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 9300001000778 |
事業内容 | 百貨店事業 |
代表者 | 代表取締役社長 山越悠登 |
売上高 | 46億円 (2023年3月期) |
従業員数 | 140人 |
主要株主 | 株式会社さくら 100% |
外部リンク | https://www.saga-tamaya.co.jp/ |
玉屋(たまや、英: Tamaya)は、佐賀県と長崎県にある百貨店の屋号。現在、2社の「玉屋」を冠する企業がある。
概要
[編集]- 二代目田中丸善蔵(幼名善吉)が創業、佐世保玉屋は同族により経営されている。
- 現在は福岡県からの百貨店事業の撤退で、西九州地域に密着した展開を行っている。
- 髙島屋主体のハイランドグループに加盟[1]。シンボルマークに同じ「バラ」の花を採用しており、紙袋とレジ袋、ギフトカードのデザインは昔から高島屋と全く同じものを使用しており、高島屋のロゴの部分が玉屋のロゴに変わっただけである(ただし、高島屋は2007年に紙袋とギフトカードのデザインを変更したため、現在は両デパートで共通して使用されているデザインのものはレジ袋のみである[要出典])。
店舗
[編集]- 佐賀県佐賀市中の小路2番5号(本館、南館)[3]
- 1930年(昭和5年)12月3日設立[3]
- 1933年(昭和8年)12月1日に佐賀市呉服町に開店[4]
- 1965年(昭和40年)12月1日に佐賀市中央大通りの現在地に移転[5]。
関連会社
[編集]- 株式会社タマヤサンローズ(店名:タマヤサンローズ)
- 北九州市小倉北区浅野二丁目14番2号 リーガロイヤルホテル小倉1階
- 旧小倉玉屋従業員が中心となり設立、佐賀玉屋の北九州地区販売代行などを行っている。
- 玉屋のブランド名を借りて営業しているが、玉屋および田中丸一族との資本関係はなかった。新型コロナウイルスの影響による売上高減少などから2021年7月に破産申し立てを行い、店舗も閉店した。
かつて存在した玉屋の店舗
[編集]- 小倉玉屋(1938年開店[6] - 2002年閉店[要出典])
- 福岡玉屋(福岡県福岡市博多区中洲3-7-30[7]、1925年(大正14年)10月4日開店[8] - 1999年(平成11年)7月15日閉店[9])
- 諫早玉屋※佐世保玉屋の運営であった[2](1978年開店[2] - 2006年閉店[要出典])。
- 伊万里玉屋※佐世保玉屋の運営であった[2](1966年(昭和41年)4月[10]23日[要出典]開店 - 2016年(平成28年)1月31日閉店[11])。
- (初代)香港玉屋(1942年(昭和17年)6月開店[12])
- 売場面積10,482m2[17]。: 地下1階・地上7階建ての店舗で、1階売り場の約半分に「新大工町市場」が併設されていた[18]。
- 2022年11月19日、旧長崎玉屋跡地の再開発施設「新大工町ファンスクエア」2階に長崎玉屋として店舗出店。日本百貨店協会には未加盟。
- 売場面積1,785m2[20]。
- 売場面積1,277m2[21]。
- 売場面積964m2[20]。
- 売場面積1,035m2[20]。
歴史
[編集]※詳しくは、各店舗の項目を参照のこと。
- 1806年(文化3年) - 初代田中丸善蔵が、肥前国小城郡牛津村(現・佐賀県小城市牛津町牛津)西町で荒物店「田中丸商店」を開業[2]。
- 1894年(明治27年) - 軍事都市として栄えた佐世保に進出[2]。
- 1918年(大正7年)10月30日 - 佐世保玉屋の前身の「株式会社田中丸呉服店」に改組[2]。
- 1925年(大正14年)
- 1930年(昭和5年)12月3日 - ⽜津店を「株式会社玉屋呉服店」に改称[3]。
- 1933年(昭和8年)
- 1934年(昭和9年) - 社名を「株式会社佐賀玉屋百貨店」に変更。
- 1938年(昭和13年) - 小倉玉屋の前身「菊屋百貨店」、小倉市(現・北九州市小倉北区)室町で開業[6]。
- 1942年(昭和17年) - 福岡玉屋が香港店開業[26]。
- 1945年(昭和20年) - 第二次世界大戦終結。小倉玉屋、米軍により接収。この状態が占領中続いた。
- 1962年(昭和37年)8月 - 福岡玉屋が玉屋リネン・サービス設立[7]。
- 1965年(昭和40年)12月1日 - 「株式会社佐賀玉屋」を佐賀市中央大通りの現在地に移転[5]。
- 1966年(昭和41年)4月23日 - 佐世保玉屋、子会社を設立して「伊万里玉屋」開業[27](伊万里玉屋は日本百貨店協会には非加盟)。
- 1969年(昭和44年)5月 - 佐世保玉屋、長崎支店(長崎玉屋)開業[28]。
- 1999年(平成11年)7月15日 - 福岡玉屋閉店[9]。跡地は数年後に解体され、新たな商業ビルとなった[要出典]。
- 2002年(平成14年)3月 - 小倉玉屋、旧小倉そごう跡(現・コレット)の地下1階~4階に移転[要出典]。
- 2002年(平成14年)12月25日 - 小倉玉屋、百貨店廃業[要出典]。
- その後、旧小倉玉屋を解雇された一部の従業員、佐賀玉屋の支援を受け、リーガロイヤルホテル小倉の1階にショップ「サンローズ」をオープン[要出典]。
- 2005年(平成17年) - 財団法人田中丸コレクション(田中丸善八による九州古陶磁コレクション)より、九州国立博物館ならびに福岡市美術館に所蔵品を寄託すると発表[要出典]。
- 2006年(平成18年) - 創業200周年。
- 2016年(平成28年)1月31日 - 伊万里玉屋閉店[27]
脚注
[編集]- ^ 日本商業年鑑 1972年版, 商業界, (1972), pp. 112
- ^ a b c d e f g h i 流通会社年鑑 1990年版, 日本経済新聞社, (1990-11-24), pp. 31
- ^ a b c d 流通会社年鑑 1990年版, 日本経済新聞社, (2002-12-20), pp. 30-32
- ^ a b 松尾建設百年史, 松尾建設, (1986-02-10), pp. 260-262
- ^ a b 佐賀経済のあゆみ 佐賀商工会議所創立七十周年記念, 佐賀商工会議所, (1966-09-29), pp. 403
- ^ a b 流通会社年鑑 1990年版, 日本経済新聞社, (1990-11-24), pp. 28-29
- ^ a b c 『流通会社年鑑 1990年版』 日本経済新聞社、1990年11月24日。pp69
- ^ a b 咲山恭三 『博多中洲ものがたり 後編 大正改元より空襲・終戦までの変遷』 文献出版、1980年11月21日。pp148
- ^ a b 曽山茂志 “福岡からの報告 淘汰の時代へ・福岡流通事情”. ショッピングセンター 2000年2月号 (日本ショッピングセンター協会) (2000年2月1日).pp51
- ^ 『戦後佐世保経済の歩み』 佐世保商工会議所、1967年9月20日。pp41
- ^ 菅原普 (2016年2月1日). “伊万里玉屋が閉店 50年の歴史に幕 惜しむ客、県内外から”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 佐賀全県版
- ^ a b 咲山恭三 『博多中洲ものがたり 後編 大正改元より空襲・終戦までの変遷』 文献出版、1980年11月21日。pp462
- ^ 香港工商晚報, 香港工商晚報新聞社, (1966-10-13), pp. 3
- ^ 『九州電気年鑑 昭和44年版』 九州電気協会、1969年。pp208
- ^ 『九州電気年鑑 昭和44年版』 九州電気協会、1969年。pp213
- ^ 柳孝一 “進む流通業界の“第二次編成" 連邦経営の可能性を探る”. マネジメント 1977年2月号 (日本能率協会) (1977年2月).pp78
- ^ a b 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2009年版』 東洋経済新報社、2009年。pp1786
- ^ a b “創立30周年特別企画 会員百貨店のあゆみから(その11)九州(Ⅱ)”. 日本百貨店協会会報 1978年9月号 (日本百貨店協会) (1978年9月).pp44
- ^ 八尋紀子 “再開発、年内に計画書 「長崎玉屋」一帯の地権者 時代に合う施設、目標”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2014年6月25日) pp朝刊 長崎版
- ^ a b c d e f g h 『日本スーパーマーケット名鑑 1966年版』 商業界、1966年。pp280
- ^ a b c 『日本セルフ・サービス年鑑 1970年版』 日本セルフ・サービス協会、1970年3月20日。pp347
- ^ 『日本スーパーマーケット名鑑 1968年版』 商業界、1968年。pp400
- ^ 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp590
- ^ “マルタマ住吉店 54年の歴史に幕 8月末”. 長崎新聞 (2019年8月21日). 2023年5月16日閲覧。
- ^ 佐賀経済のあゆみ 佐賀商工会議所創立七十周年記念, 佐賀商工会議所, (1966-09-29), pp. 415
- ^ 川端基夫. “戦前・戦中期における百貨店の海外進出とその要因”. 龍谷大学経営学論集Vol.49 No.1 (龍谷大学) (2009-06): 1-22.
- ^ a b “来年閉店、伊万里玉屋惜別の「同窓会」”. 佐賀新聞. (2015年11月11日) 2015年11月12日閲覧。
- ^ 週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2009年版, 東洋経済新報社, (2009), pp. 1786