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玉野井芳郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
玉野井 芳郎
人物情報
生誕 1918年1月23日
日本の旗 日本 山口県柳井市
死没 (1985-10-18) 1985年10月18日(67歳没)
国籍 日本の旗 日本
出身校 東北帝国大学法文学部(現東北大学)
学問
研究分野 経済学
研究機関 東北帝国大学(現東北大学)
東京大学
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ハーバード大学
沖縄国際大学
学位 経済学博士
称号 東京大学名誉教授
主要な作品 『マルクス経済学と近代経済学』(1966年)、『経済理論主要』(1977年)他多数
影響を受けた人物 大河内一男
主な受賞歴 正四位
勲三等旭日中綬章
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玉野井 芳郎(たまのい よしろう、1918年1月23日 - 1985年10月18日)は、日本の経済学者経済学博士東北大学・1960年)。東京大学名誉教授。正四位勲三等旭日中綬章

人物

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弟に発生学の専門家、千葉大学名誉教授の玉野井逸朗がいる。

経済学者大河内一男の弟子の一人。

専攻は経済理論経済学史。後期にはエコロジー反近代主義に関心を移し、カール・ポランニーイヴァン・イリイチを日本に紹介した。

著作集全4巻がある。

1984年小出昭一郎槌田敦河宮信郎室田武藤田祐幸らとエントロピー学会を設立している[1]。エントロピー読本に村上陽一郎武谷三男鶴見和子廣松渉伏見康治宇井純野坂昭如[2]らの著名人が執筆しているのは玉野井芳郎の影響力が貢献している。1985年第二回シンポジウム [3]後に亡くなり、エントロピー学会の理論的支柱の一つを失っている。

略歴

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著書

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単著

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共著

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編著

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  • 『マルクス価格理論の再検討』 青木書店 1962
  • 『大恐慌の研究:1920年代アメリカ経済の繁栄とその崩壊』 東京大学出版会 1964
  • 『現代の経済組織』 日本評論社 1970
  • 『経済体制』 日本評論社 1975

共編著

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  • 『二重構造の分析』 内田忠夫共編 東洋経済新報社 1964
  • 『経済学の名著:12選』 松浦保共編 学陽書房 1973(名著入門ライブラリー)
  • 『近代日本を考える:日本のインテレクチュアル・ヒストリー』 有沢広巳共編 東洋経済新報社 1973
  • 『近代経済学の系譜:その史的再検討』 柏崎利之輔共編 日本経済新聞社 1976
  • 『経済思想史読本』 水田洋共編 東洋経済新報社 1978
  • 『いのちと農の論理:都市化と産業化を超えて』 坂本慶一中村尚司共編 学陽書房 1984

翻訳

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脚注

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  1. ^ エントロピーのエンポリアム/開会挨拶 玉野井芳郎 https://entropy.ac/publication/publication-66/
  2. ^ エントロピー読本 https://entropy.ac/publication_category/entropy/
  3. ^ 第二回シンポジウム開会に際して 物質の散逸と崩壊の原理を求めて 玉野井芳郎, https://entropy.ac/publication/publication-82/