生活協同組合コープあいづ
コープあいづ本部(喜多方市) | |
種類 | 生活協同組合 |
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本社所在地 |
日本 〒966-0818 福島県喜多方市2丁目4669-2 |
設立 | 1992年3月21日[1] |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 3380005009285 |
事業内容 |
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代表者 |
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資本金 | 13億6998万円(出資金、2021年3月20日現在)[1] |
売上高 | 116億6645万円(総事業高、2021年3月期)[1] |
従業員数 | 497名(2021年3月20日現在)[1] |
外部リンク | http://www.coop-aizu.jp/ |
生活協同組合コープあいづ(せいかつきょうどうくみあいコープあいづ)は、福島県会津地方全域に活動拠点を置く地域消費生活協同組合。生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合加盟。
概要
[編集]組合員数は50,551人(2021年3月20日現在)[1]。本部は会津若松市ではなく、会津地方北部の喜多方市に置かれている。
発足までの前史
[編集]1957年(昭和32年)10月10日開催の地区労委員会において、1956年(昭和31年)に会津若松市に設立された「会津若松労働者生活協同組合」(後の若松生協)と昭和電工[注釈 1]喜多方事業所の従業員で構成された「昭和電工労働組合喜多方支部」(昭電労組)との意見交換が行われ、初めて生協設立について提案をしたのが「生活協同組合コープあいづ」(コープあいづ)の始まりである[2]。「喜多方地区生活協同組合」(後のあいづ生協)設立にあたっては、昭電労組が大きく関わり、その名残で昭和電工事業所内には1959年(昭和34年)[3]から2016年(平成29年)3月までは売店が設置された[4]。
1992年(平成4年)までは、会津若松市には若松生協に代わり発足した「若松市民生活協同組合」(若松市民生協)と、喜多方市には「あいづ生協」が存在したが、2つの生活協同組合を合併したのが「コープあいづ」である[5]。
1994年には、共同仕入れ機構のジャパン・バリュー・アソシエイツに加盟し、同組織の業態である「バリュー」が誕生[6]。
2009年には、ディスカウントストア業態である「BESTA」が誕生し、「バリュー」業態として営業していた店舗は、徐々に「BESTA」に変更され、2019年(令和元年)現在では、バリュー業態で営業しているのは、バリューぷらざ店のみである。
2013年には、生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合に加入し、既存の加盟組合との協同事業等も行っている。
沿革
[編集]あいづ生協
[編集]- 1959年(昭和34年)7月21日 - 喜多方地区生活協同組合設立[7][8]。
- 1959年(昭和34年)8月15日 - 本仲店開店[3][8]。
- 1977年(昭和52年) - あいづ生活協同組合(あいづ生協)に改称[8]
- 1979年(昭和54年)2月24日 - 坂下店開店[9]。
- 1981年(昭和56年)8月1日 - 塩川店開店[10]。
若松市民生協
[編集]- 1956年(昭和31年) - 会津若松市労働者生活協同組合(会津若松生協)設立[8]。
- 1969年(昭和44年)8月14日 - 若松市民生活協同組合(若松市民生協)が設立し、会津若松生協解散[8]。
- 1977年(昭和52年) - 御用聞き制度を廃止し、宝町の共同購入センター稼働開始[11]。
コープあいづ
[編集]- 1992年(平成4年)3月21日 - あいづ生協と若松市民生協が合併し、生活協同組合コープあいづ(コープあいづ)が発足[5]。
- 1994年(平成6年) - 2月に宝町の共同購入センターを閉鎖、神指町の共同購入センター稼働開始[12]。ジャパン・バリュー・アソシエイツ(JVA)に加盟[12]し、初のバリュー業態として、坂下店が「COOPバリューばんげ」店に改装[6]。
- 1995年(平成7年)12月15日 - 「COOPバリューわかまつ」店として会津若松市に進出・開店[6]。会津若松市内の実店舗としては、1979年(昭和54年)の旧・若松市民生協 南花畑店閉鎖以来の出店[11]。「COOPバリューわかまつ」店は、2007年に「COOPバリューにいでら」店に改称[7]。
- 2000年(平成12年) - 週1回のセール「火曜ジャック」開始[6]。
- 2008年(平成20年)2月5日 - 日本生活協同組合連合会が、喜多方市のぷらざ店で販売された中国製冷凍餃子から高濃度のジクロルボスが検出されたと発表[13]。
- 2009年(平成21年)3月 - 「COOPバリューにいでら」店を、ディスカウントストア業態にあたる「BESTAにいでら」店に改装[7]。同年4月には喜多方市、6月には喜多方以外の全店舗においてレジ袋を有料化[14]。
- 2013年(平成25年) - 生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合に加入
店舗
[編集]過去に存在した店舗・施設
[編集]△は、コープあいづ発足後に閉店した店舗。
あいづ生協
[編集]喜多方市
- 本仲店(1959年(昭和34年)8月15日開店[3] - 1991年(平成3年)12月31日閉鎖[15])
- 昭和電工売店[注釈 5](1959年(昭和34年)開店[3] - 2016年(平成29年)3月18日閉鎖[4])
- 昭和電工社宅売店[注釈 7](1961年(昭和36年)開店[3] - 1967年(昭和42年)閉鎖[8])
- 東町店[注釈 9](1962年(昭和37年)11月開店[3] - 1967年(昭和42年)閉鎖[8])
- 新道店(1971年(昭和46年)10月開店[3] - 1978年(昭和53年)閉鎖[18])
会津坂下町
若松市民生協
[編集]会津若松市
関連会社
[編集]- あいづ協同サービス
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2023年1月1日からは持株会社へ移行した昭和電工より事業を承継し、「レゾナック」へ社名変更。
- ^ 『五十年史』には、14坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、「総建坪440坪」と記載。
- ^ 『五十年史』には、180坪と記載。
- ^ 『五十年史』57頁には、「昭電売店」と記載。
- ^ 『五十年史』には、3坪と記載。
- ^ 『五十年史』57頁には、「社宅店」と記載。
- ^ 『五十年史』には、10坪と記載。
- ^ 『五十年史』210頁には、「東町分店」と記載。
- ^ 『五十年史』には、24坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、100坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、200坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、900坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、300坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、320坪と記載。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g “コープあいづの概要”. 生活協同組合コープあいづ. 2023年2月21日閲覧。
- ^ 「五十年史」生活協同組合コープあいづ、2009年、20頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 生活協同組合コープあいづ、2009年、57頁。
- ^ a b c “コープあいづ-沿革(2010年~)”. 生活協同組合コープあいづ. 2018年5月7日閲覧。
- ^ a b 生活協同組合コープあいづ、2009年、78-80頁。
- ^ a b c d e 生活協同組合コープあいづ、2009年、213頁。
- ^ a b c d “コープあいづ-沿革”. 生活協同組合コープあいづ. 2018年5月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g 生活協同組合コープあいづ、2009年、210頁。
- ^ 生活協同組合コープあいづ、2009年、58頁。
- ^ 生活協同組合コープあいづ、2009年、211頁。
- ^ a b c d 生活協同組合コープあいづ、2009年、65頁。
- ^ a b 生活協同組合コープあいづ、2009年、80頁。
- ^ “6月製から別の農薬 11月回収、高濃度 ギョーザ事件”. 朝日新聞. (2008年2月5日) 2018年5月7日閲覧。
- ^ 生活協同組合コープあいづ、2009年、214頁。
- ^ a b 生活協同組合コープあいづ、2009年、212頁。
- ^ 生活協同組合コープあいづ、2009年、42-43頁。
- ^ a b 生活協同組合コープあいづ、2009年、106頁。
- ^ a b c 生活協同組合コープあいづ、2009年、211頁。
- ^ 生活協同組合コープあいづ、2009年、27頁。
- ^ 生活協同組合コープあいづ、2009年、75頁。
- ^ 生活協同組合コープあいづ、2009年、91-93頁。
- ^ a b “ばんげ店は改装により臨時休業させていただきます”. 生活協同組合コープあいづ [リンク切れ] (2018年1月5日). 2018年6月9日閲覧。
- ^ 生活協同組合コープあいづ、2009年、203頁。
- ^ “ばんげ店改装中は 仮店舗をご利用ください”. 生活協同組合コープあいづ [リンク切れ] (2018年1月30日). 2019年6月9日閲覧。
- ^ “「BESTA ばんげ店がリニューアルオープンしました!」(2018年8月6日)”. コープあいづ. 2018年12月24日閲覧。
参考文献
[編集]- コープあいづ50年史編集委員会編集『五十年史』2009年11月25日。