田窪行則
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人物情報 | |
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生誕 |
1950年(73 - 74歳) 日本岡山県 |
出身校 | 京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 言語学 |
研究機関 | 神戸大学、九州大学、京都大学、国立国語研究所 |
学位 | 博士(文学)(京都大学) |
田窪 行則(たくぼ ゆきのり、1950年 - )は、日本の言語学者。専門は理論言語学、日本語学、琉球語学。京都大学名誉教授。
経歴
[編集]1950年、岡山県で生まれた。中学生の頃、金田一京助の随筆「北の人」に出会い、感動したという[1]。1969年、京都大学文学部文学科に入学。しかし、折しも1969年は大学紛争の真っ最中であった。西田龍雄に師事して言語学専攻で学び、1975年3月に卒業。卒業後は、同大学大学院に進んだ。1980年、京都大学大学院文学研究科博士課程を単位取得退学。
同1980年より大韓民国東国大学校慶州分校招聘専任講師を務めた。1982年、神戸大学教養部専任講師となった。1984年、同助教授に昇格。1991年、九州大学文学部助教授に転じ、1996年に九州大学文学部教授に昇格。2000年、京都大学大学院文学研究科教授に就いた。2006年、京都大学より博士(文学)の学位を取得 (学位論文:「日本語条件文とモダリティ」) [2]。2016年に京都大学を定年退任し、名誉教授となった。2017年10月から2023年3月まで第9代国立国語研究所所長[3]。
学界では、2018年から2021年3月まで日本言語学会会長を務めた。
受賞・栄典
[編集]研究内容・業績
[編集]専門は、文の組み立て方を理論的に研究する統語理論。近年は、琉球諸語をはじめとする危機言語の調査も行っています。
著作
[編集]著書
[編集]- 『日本語の構造-推論と知識管理』くろしお出版、2010年
編著
[編集]- 『日本語の名詞修飾表現』くろしお出版、1994年
- 『視点と言語行動』くろしお出版、1997年
共著
[編集]- 『日本語文法セルフマスターシリーズ 格助詞』くろしお出版、1987年
- 『改訂基礎日本語文法』くろしお出版、1992年
- 『岩波講座認知科学7 言語』岩波書店、1995年
- 『岩波講座言語の科学 言語の科学入門』岩波書店、1997年
- 『言語学と日本語教育2』くろしお出版、2001年
- 『岩波講座日本語の文法4 複文と談話』岩波書店、2002年
- 『シリーズ言語科学3 認知言語学II:カテゴリー化』東京大学出版会、2002年
- データに基づく日本語のモダリティ研究 (2020年)
脚注
[編集]- ^ ことばの波止場
- ^ NAID 500000345157
- ^ 国立国語研究所(沿革・歴史)
- ^ 「談話管理理論からみた日本語の指示詞」『認知科学の発展』第3巻、日本認知科学会、1990年、85-116頁、doi:10.11225/jcssadv.304。
- ^ 1991 論文賞 日本認知科学会
外部リンク
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