白石響
獲得メダル | ||
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日本 | ||
柔道 | ||
ワールドユニバーシティゲームズ | ||
金 | 2021 成都 | 52kg級 |
白石 響(しらいし ひびき、2001年5月31日 - )は、熊本県熊本市出身の、日本の女子柔道選手。階級は52kg級。身長155cm。組み手は右組み。バスト81cm。握力は右23kg、左26kg。血液型はO型。得意技は小内刈[1][2]。
経歴
[編集]柔道は5歳の時に姉の影響で始めた[1][2]。一心館小山道場と天明少年柔道クラブで稽古を積んだ[1]。天明中学3年の時に全国中学校柔道大会の48kg級で5位となった[1]。熊本西高校に進むと、1年の時にインターハイと全国高校選手権ではそれぞれ3回戦で敗れた[1]。2年の時にはインターハイの決勝で南筑高校2年の古賀若菜に指導2の僅差で敗れた[2][3]。全国高校選手権には52㎏級で出場すると、決勝で富士学苑高校2年の藤城心を技ありで破って優勝した[4]。3年の時には48㎏級に戻すと、インターハイの決勝では古賀に反則負けを喫して2位だった[2][3]。全日本ジュニアでは3位だった[5]。エクサンプロヴァンスジュニア国際では優勝した[1]。2020年に環太平洋大学へ進学すると、52㎏級に階級を上げた[2]。2年の時には全日本ジュニアの決勝で東京学芸大学2年の園田華菜を横四方固で破って優勝した[5]。学生体重別では決勝で大学の2年先輩である新城凛子を横四方固で破るなどオール一本勝ちして優勝した[6]。体重別団体でもチームの優勝に貢献した[7]。ヨーロッパオープン・ワルシャワではケガで決勝を棄権して2位だった[2][8]。3年の時には体重別の準決勝で世界チャンピオンである了徳寺大学職員の志々目愛を技ありで破ると、決勝では自衛隊体育学校の坪根菜々子に反則勝ちして優勝した[2][9][10][11]。講道館杯では2回戦で右肘を脱臼して棄権負けした[12]。4年の時には体重別の準決勝で志々目に反則勝ちすると、決勝でJR東日本の大森生純を技ありで破って今大会2連覇を達成した[13][14][15]。5月のグランプリ・リンツでは2回戦でスイスのファビエンヌ・コッハーに合技で敗れた[16]。6月の優勝大会では優勝した[17]。7月のワールドユニバーシティゲームズでは決勝で韓国のチャン・スヨンを横四方固で破って優勝した[18][19]。講道館杯では決勝で三井住友海上の藤城心に反則勝ちして優勝した[20]。グランドスラム・パリでは3回戦でイタリアのオデッテ・ジュフリーダを技ありで破るも、準々決勝でスペインのアリアネ・トロ・ソレルに技ありで敗れると、その後の3位決定戦でも大森に技ありで敗れて5位に終わった[21][22]。2024年4月からはコマツの所属となった。体重別では決勝で大森を開始早々の横四方固で破って、今大会3連覇を果たした[23][24]。なお、世界選手権代表に選出された[25]。5月の世界選手権では準決勝でウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワに袖釣込腰で敗れると、3位決定戦でもドイツのマーシャ・バルハウスに技ありで敗れて5位だった[26][27]。
IJF世界ランキングは472ポイント獲得で69位(24/5/20現在)[28]。
戦績
[編集]48㎏級での戦績
- 2016年 - 全国中学校柔道大会 5位
- 2018年 - インターハイ 2位
- 2019年 - 全国高校選手権 優勝(52㎏級)
- 2019年 - インターハイ 2位
- 2019年 - 全日本ジュニア 3位
- 2019年 - エクサンプロヴァンスジュニア国際 優勝
52㎏級での戦績
- 2021年 - 全日本ジュニア 優勝
- 2021年 - 学生体重別 優勝
- 2021年 - 体重別団体 優勝
- 2022年 - ヨーロッパオープン・ワルシャワ 2位
- 2022年 - 体重別 優勝
- 2022年 - 体重別団体 3位
- 2023年 - 体重別 優勝
- 2023年 - 優勝大会 優勝
- 2023年 - ワールドユニバーシティゲームズ 優勝
- 2023年 - 体重別団体 3位
- 2023年 - 講道館杯 優勝
- 2024年 - グランドスラム・パリ 5位
- 2024年 - 体重別 優勝
- 2024年 - 世界選手権 5位
(出典[1]、JudoInside.com)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
- ^ a b c d e f g 「The Spotlight 白石響」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年6月号 56頁-59頁
- ^ a b 全国高等学校総合体育大会柔道競技大会
- ^ 全国高等学校柔道選手権大会
- ^ a b 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
- ^ 全日本学生柔道体重別選手権大会
- ^ 全日本学生柔道体重別団体優勝大会
- ^ 吉岡光、山口葵良梨が優勝 欧州オープン/柔道 サンケイスポーツ 2022年2月27日
- ^ 浜田尚里、渡名喜風南らが優勝 阿部詩は準決勝棄権 全日本選抜体重別選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年4月2日
- ^ ファン目線?柔道新女王の白石響が阿部詩との対戦熱望「めっちゃかわいい」 デイリースポーツ 2022年4月2日
- ^ 2022年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 2022年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ 中村太樹ら初優勝、白石響V2 芳田司は決勝で破れる/柔道 サンケイスポーツ 2023年4月1日
- ^ 白石響、右肘脱臼を乗り越え連覇 五輪女王阿部詩と「闘ってみたい」 西日本スポーツ 2023年4月1日
- ^ 2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ Grand Prix Upper Austria 2023
- ^ 2023年度 全日本学生柔道優勝大会
- ^ 中村、吉岡が優勝 夏季ユニバ・柔道 時事通信 2023年7月29日
- ^ Results Distribution System
- ^ 【柔道講道館杯】女子52キロ級は白石響が初V パリ五輪内定阿部詩追い「もっと強くなりたい」 西日本スポーツ 2023年11月5日
- ^ 武岡、丸山破ってV 女子の古賀は準優勝―柔道GSパリ 時事通信 2024年2月3日
- ^ Paris Grand Slam 2024
- ^ 古賀、女子48キロ級制す 男子は田中兄弟が優勝―選抜体重別柔道 時事通信 2024年4月6日
- ^ 2024年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 世界選手権代表を発表 パリ五輪代表では男子60キロ級の永山竜樹が唯一出場/柔道 サンケイスポーツ 2024年4月8日
- ^ 【世界柔道】パリ五輪内定の永山竜樹が初戦敗退、中村太樹は3位 古賀若菜は3回戦で敗れる 日刊スポーツ 2024年5月20日
- ^ Abu Dhabi World Championships Seniors 2024 Individuals
- ^ World ranking list
外部リンク
[編集]- 白石響 - JudoInside.com のプロフィール