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白虎野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『白虎野』
平沢進スタジオ・アルバム
リリース
録音 Studio WIRESELF 2002 Solar Version
ジャンル テクノポップ
プログレッシブ・ロック
シンフォニック・ロック
レーベル ケイオスユニオン/TESLAKITE
平沢進 アルバム 年表
ICE-9
(2005年)
白虎野
2006年
LIVE白虎野記念パッケージ
(2006年)
平沢進関連のアルバム 年表
ビストロン
2004年
白虎野
(2006年)
点呼する惑星
2009年
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白虎野』(びゃっこや)は、平沢進の10枚目となるアルバムである。平沢のアルバムとしては『BLUE LIMBO』より3年振りのオリジナル・アルバムとなり、「ディストピア3部作」2作目の作品である。2006年2月2日に平沢の自主レーベルであるケイオスユニオン/TESLAKITEより発売された。

解説

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  • 「分岐」と「確率」をキーワードとしている。また、前作『BLUE LIMBO』の流れを組む「ディストピア3部作」の2作品目でもあり、ディストピアを意識したフレーズや、白虎からの着想で「西」という単語が多用されている。
  • バカコーラス(多重録音)、平沢の声のコラージュVOCALOIDLOLA」等、全曲に渡り様々な声をフィーチャーしている。
  • レコーディングではRolandのシンセサイザー「SH-32」が多用されている[1]

収録曲

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  1. 時間の西方 - The Westward of Time
    無料配信曲。
  2. 白虎野 - Byakkoya - White Tiger Field
    アニメ映画パプリカ」の主題歌として、歌詞の一部を差し替えた上で使用されている(そのバージョンは『パプリカ オリジナルサウンドトラック』に「白虎野の娘」として収録)。
    「白虎野」とは、ベトナムホーチミン市の南東方沖合に位置する海底油田バクホー油田 (White Tiger Oil Field) 」のことを指す。歌詞にはアオザイノンラーといったベトナムを連想させる単語が使われているほか、間奏には「Xin chào các bạn Đây là quê hương của chúng tôi Đây là tương lai của chúng tôi(ようこそ ここが私たちの都 ここが私たちの未来)」というベトナム語のセリフが入る。
    2023年2月3日より、平沢進+会人(EJIN)として出演した2019年のFUJI ROCKアレンジバージョンが、スタジオ音源集『RUBEDO/ALBEDO』に収録されBandcampにてデジタルアルバムとして販売された[2]
  3. 生まれなかった都市 - The Stillborn City
    インタラクティブ・ライブ「LIVE 白虎野」でアレンジバージョンが劇中歌として使用され、『LIVE白虎野記念パッケージ』に「アティドゥーの番人」として収録されている。
  4. 記憶から来た男 - The Man from Memories
  5. 水脈 - Water Vein
  6. CODE-COSTARICA
  7. Σ星のシダ - Fern of the Planet Sigma
  8. 確率の丘 - Probability Hill
  9. 白虎 - Byakko - White Tiger
  10. パレード - Parade
    アニメ映画「パプリカ」挿入曲。『パプリカ オリジナルサウンドトラック』にも収録されている。
    イントロコーラスはNurse Cafe(SIREN収録)の逆再生。
    アウトロにはP-MODEL時代の曲「MONSTER A GO GO(ボックスセット『太陽系亞種音』収録)」が混入している。

参加ミュージシャン

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脚注

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  1. ^ filter_admin. “『FILTER Volume.02』2022年1月19日発売”. Filter(フィルター). 2022年1月22日閲覧。
  2. ^ 平沢進+会人 FUJI ROCKアレンジのスタジオ音源集『RUBEDO/ALBEDO』リリース”. amass. 2023年2月5日閲覧。

外部リンク

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