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石川裕紀人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石川裕紀人
福島6R優勝時(2023年7月9日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都[1]
生年月日 (1995-09-22) 1995年9月22日(29歳)[1]
身長 162cm[1]
体重 50kg[1]
血液型 A型[1]
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会
所属厩舎 相沢郁(美浦)[1]
初免許年 2014年
免許区分 平地・障害[2]
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石川 裕紀人(いしかわ ゆきと、1995年9月22日 - )は日本中央競馬会 (JRA) の騎手美浦トレーニングセンター相沢郁厩舎所属。

来歴

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両親が競馬ファンであり、小学3年生で乗馬クラブに通い始める[3]。2011年3月に聖徳学園中学校を卒業。2011年4月にJRA競馬学校騎手課程に第30期生として入学。2014年に騎手免許を取得し、相沢郁厩舎所属でデビュー。目標とする騎手はライアン・ムーア[4]。競馬学校の同期には、井上敏樹小崎綾也木幡初也松若風馬義英真がいる[5]

2014年3月1日中山競馬第7競走で初騎乗[1](16頭立ての11着)。同年6月1日東京競馬第2競走で初勝利[1](47戦目)。同年は12勝し、木幡初也とともに民放競馬記者クラブ賞を受賞した[6]

2015年4月18日に中山競馬第8競走で落馬し、右鎖骨骨折[7]。同年5月30日に東京競馬第2競走で復帰した。同年8月23日見習騎手の減量制度の区切りである通算31勝目、同年12月20日に通算51勝目をあげた。同年12月27日有馬記念G1初騎乗をした[8]。同年は40勝を挙げ、中央競馬騎手年間ホープ賞を受賞した[8]

2017年7月2日、ラジオNIKKEI賞で2番人気セダブリランテスに騎乗し、デビュー4年目で重賞初制覇[9]

2019年のスプリングステークスでは師匠である相沢厩舎が管理するエメラルファイトに騎乗、10番人気という伏兵ながら好騎乗を見せ重賞2勝目。自厩舎の馬で初めての重賞制覇を決めた[10][11]

2022年のチャンピオンズカップで3番人気のジュンライトボルトに騎乗し、デビュー9年目にしてG1競走初制覇を達成した[12]

2024年8月18日、新潟1Rでミラーダカリエンテが1着となり、5529戦目で現役47人目となるJRA通算300勝を達成。また同馬を管理する自厩舎の相沢郁調教師もJRA通算500勝目であり、師弟でのメモリアルVとなった[13]

エピソード

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  • 凱旋門賞を勝つことが昔からの夢で、競馬学校の2次試験の面接で「凱旋門賞を日本人で初めて勝つのは僕です!」と言った[14]
  • 2016年に競馬情報サイトnetkeiba.comバレットを募集し、大井競馬場で3年間厩務員として従事していた6つ年上の渡部渉を採用した[15]
  • 2024年8月18日、JRA通算300勝の表彰インタビューで8月14日に結婚した事を報告[13]

代表騎乗馬

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ジュンライトボルト号に騎乗する石川
(2022年チャンピオンズカップ)

GI競走優勝馬

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太字はGI競走を示す

重賞競走優勝馬

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騎乗成績

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日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗 2014年3月1日 2回中山1日7R 4歳上500万下 ミストフェリーズ 16頭 12 11着
初勝利 2014年6月1日 2回東京12日2R 3歳未勝利 ニシノソラカラ 16頭 11 1着
重賞初騎乗[8] 2014年12月20日 4回中京5日11R 愛知杯 コーディリア 18頭 9 14着
重賞初勝利 2017年7月2日 2回福島2日11R ラジオNIKKEI賞 セダブリランテス 12頭 2 1着
GI初騎乗[8] 2015年12月27日 5回中山8日10R 有馬記念 オーシャンブルー 16頭 15 15着
GI初勝利 2022年12月4日 6回中京2日11R チャンピオンズカップ ジュンライトボルト 16頭 3 1着
年度 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率 表彰
2014年 12 16 14 340 .035 .082 .124 民放競馬記者クラブ賞
2015年 40 35 49 717 .056 .105 .173 中央競馬騎手年間ホープ賞
2016年 43 35 56 709 .061 .110 .189
2017年 20 25 23 358 .056 .126 .190
2018年 20 20 27 453 .044 .088 .148
2019年 28 15 26 377 .063 .096 .158
2020年 15 39 19 498 .033 .108 .147
中央 178 185 216 3521 .051 .103 .164
地方 2 1 2 16 .125 .188 .313

出典

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  1. ^ a b c d e f g h 騎手名鑑”. JRA. 2019年3月17日閲覧。
  2. ^ 平成28年度 騎手免許試験合格者” (PDF). 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年3月25日閲覧。
  3. ^ 『優駿』2014年7月号、142頁。 
  4. ^ キシュトーークU25 『ブレーク中! 石川裕紀人ジョッキー』第3回”. netkeiba.com. 2016年4月2日閲覧。
  5. ^ 騎手課程卒業者名簿”. JRA. 2016年1月13日閲覧。
  6. ^ 2014年度の「民放競馬記者クラブ賞」の受賞者は、石川裕紀人騎手と木幡初也騎手”. ラジオNIKKEI. 2016年4月2日閲覧。
  7. ^ 開催競馬場・今日の出来事、明日の取消・変更等”. JRA. 2016年2月15日閲覧。
  8. ^ a b c d 関東は2年目石川裕紀人/中央競馬騎手年間ホープ賞”. 日刊スポーツ. 2016年1月13日閲覧。
  9. ^ 【ラジオNIKKEI賞】セダブリランテス&石川騎手うれしい重賞初制覇!
  10. ^ 【スプリングS】10番人気エメラルファイトが接戦を制す 皐月賞切符獲得/JRAレース結果 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2024年8月11日閲覧。
  11. ^ 島田明宏 (2019年3月17日). “【勝負の分かれ目 スプリングS】調教にも乗る自厩舎のエメラルファイトとの共同作業で、石川騎手が重賞2勝目”. netkeiba. 2024年8月11日閲覧。
  12. ^ 東スポ競馬編集部 (2022年12月4日). “【チャンピオンズC】新王者はジュンライトボルト! 9年目初GⅠの石川裕紀人「うれしい以外の言葉が見つからない」”. 東スポ競馬. 2024年8月11日閲覧。
  13. ^ a b 結婚をサプライズ発表した石川裕紀人騎手 師匠の相沢郁調教師とともにメモリアル達成のJRA通算300勝”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知' (2024-08-18JST11:20:00+0900). 2024年8月18日閲覧。
  14. ^ 【石川裕紀人×笹川翼】ネクスト世代の向上心(2) 「競馬も黄金世代と呼ばれるように」
  15. ^ 石川裕紀人騎手の新バレット決定「この仕事で大事なのは人間関係」
  16. ^ ジュンライトボルト”. JBISサーチ. 2022年12月4日閲覧。
  17. ^ 2023年は当初はチャウイク・ホー騎手が騎乗予定だったが、前日の競走で落馬負傷し騎乗不可能になったため、代打で騎乗した。

関連項目

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外部リンク

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