石渡達夫
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石渡 達夫(いしわた たつお、1906年〈明治39年〉9月29日[1][2] - 没年不明)は、昭和時代の台湾総督府官僚。財務官僚。
経歴
[編集]神奈川県三浦郡浦賀町大津(現横須賀市大津)に生まれる[1][3]。台北第一中学校、水戸高等学校文科甲類を経て[3]、1931年(昭和6年)3月、東京帝国大学法学部英法科を卒業し、同年10月、高等試験行政科に合格した[1]。1932年(昭和7年)7月、警務局警務課に奉職し、府巡査懲戒予備委員に任じ、1936年(昭和11年)9月、府地方警視として基隆水上署長となり、3か月後に新竹警察署長に転じた[1]。ついで1938年(昭和13年)1月、台中州豊原郡守となり、1939年(昭和14年)4月、花蓮港庁勧業課長に転じた[3]。その後、台北州教育課長、台中州地方課長兼総務課長、1942年(昭和17年)11月、殖産局鉱務課長に就任した[2]。
戦後は、会計検査院第四局長などを歴任し、1959年(昭和34年)11月に退官した[4]。
栄典
[編集]- 位階
- 勲章等
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 台湾新民報社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1937年 。
- 太田肥州 編『新台湾を支配する人物と産業史』台湾評論社、1940年 。
- 興南新聞社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1943年 。
- 『会計検査資料 : 公会計のための受検情報誌』 13巻、建設物価調査会〈136〉、1977年 。