神野良
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神野 良(かんの りょう、1851年(嘉永4年3月[1][2])- 1910年(明治43年)7月15日[2])は、明治時代の政治家。衆議院議員(1期)。
経歴
[編集]能登国鹿島郡[1]、のちの石川県鹿島郡徳田村[3](現七尾市)に生まれる。地租改正総代を経て、1876年(明治9年)啓明学校(のち中学師範学校)に入り、同副塾長に抜擢される[4]。鹿島郡山林改租総代、農事通信委員を経て、中山長吉らと共に七尾町(現七尾市)にて勧業博覧会を開催した[4]。1879年(明治12年)居村外12箇村戸長に就任し、ついで石川県会議員、村会議員、連合会議員を経て、石川県に出仕し1881年(明治14年)まで務めたのち再び県議に当選した[4]。1882年(明治15年)3月、県会副議長に挙げられ、常置委員、郡内連合町村会議員、学区会議員を兼ねた[5]。ほか、七尾鉄道重役を務めたのち、支那に渡り貿易に従事した[2]。
1890年(明治23年)7月の第1回衆議院議員総選挙では石川県第3区から出馬し当選[2]。議員集会所に所属し衆議院議員を1期務めた[2]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 木戸照陽 編『日本帝国国会議員正伝』田中宋栄堂、1890年 。
- 衆議院事務局編『衆議院議員略歴 第1回乃至第19回』衆議院事務局、1936年。
- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第11』大蔵省印刷局、1962年 。