コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

福山ダービー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福山ダービー
競馬場 福山競馬場
創設 1974年3月10日
距離 ダート1800m
格付け 重賞
賞金 1着賞金150万円
賞金総額202万5000円
出走条件 サラブレッド系3歳・中国所属
負担重量 56kg牝馬54kg
テンプレートを表示

福山ダービー(ふくやまダービー)とは福山市競馬事務局が福山競馬場ダート1800メートルで施行していた地方競馬重賞競走である。福山競馬場でデビューした3歳馬による競走[1]

2011年までの正式名称は「日刊スポーツ杯 福山ダービー」で、日刊スポーツ新聞社が優勝杯を提供。2013年は「広島県馬主会会長杯 福山ダービー」として施行[1][2]。廃止時の負担重量は定量で56キログラム、牝馬は54キログラム。廃止時の賞金総額は202万5000円で、1着賞金150万円、2着賞金30万円、3着賞金15万円、4着賞金7万5000円と定められていた。

歴史

[編集]
  • 1974年 - アラブ系4歳(現表記3歳)馬の重賞として創設。福山三冠の第1戦に位置付けられる。
  • 1985年 - 藤尾育央が騎手として史上初の三連覇。
  • 2005年 - アラブ系競走馬の補助金不正受給事件をうけ、開催時期が5月22日から[3]6月12日に変更された。
  • 2007年 - 福山競馬場のサラブレッド導入にあたり、出走条件がアラブ系からサラブレッド系へと変更される。アラブ系競走馬に対しては福山アラブダービーが設けられる。
  • 2008年 - この年のみ、1600mの競走距離で施行。
  • 2011年 - 牡馬とせん馬が1頭も出走しなかった[4]
  • 2013年 - 3月24日の開催をもって福山競馬場が廃止となるため、2か月繰り上げて3月17日に行われ、40年の歴史に幕を下ろした。

歴代優勝馬

[編集]

馬齢は2000年まで旧表記、2001年以降は現表記。

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 1974年3月10日 イセタイコウ 牡4 福山 2:03.2 藤岡優 谷原徳三
第2回 1975年3月23日 カツラテスター 牡4 福山 2:05.6 堀部重昭 鋤田久
第3回 1976年4月4日 ユニオンエース 牡4 福山 2:03.1 藤井勝也 楠見政徳
第4回 1977年4月10日 ヒダカセイユウ 牡4 福山 2:01.6 番園一男 部谷久司
第5回 1978年4月9日 ガリトライナー 牡4 福山 2:04.2 番園一男 寺田忠
第6回 1979年4月8日 ユキフジ 牝4 福山 2:00.7 桑田忠規 千同武治
第7回 1980年4月6日 テルステイツ 牡4 福山 1:58.8 宮岡大宏 上原齊
第8回 1981年4月5日 ウインホープ 牡4 福山 1:59.9 高本敏明 東森實
第9回 1982年4月11日 ミハルモンテス 牝4 福山 2:02.9 黒川幹生 高本修一
第10回 1983年5月1日 マグニカチドキ 牡4 福山 2:01.6 藤尾育央 那俄性裕
第11回 1984年4月29日 サワトヨキング 牡4 福山 2:03.4 藤尾育央 堀部重昭
第12回 1985年4月28日 ミスタージヨージ 牡4 福山 2:00.2 藤尾育央 那俄性裕
第13回 1986年4月27日 ローゼンホーマ 牡4 福山 2:00.9 那俄性哲也 寺田忠
第14回 1987年7月19日 タマキサンセイ 牡4 福山 2:01.4 桒田晃 弓削和彦
第15回 1988年5月1日 ムサシボウ 牡4 福山 2:03.6 石井幸男 石井勝教
第16回 1989年4月30日 アサリユウセンプー 牡4 福山 2:00.5 那俄性哲也 濱田輝和
第17回 1990年4月29日 チエリーライナー 牝4 福山 2:02.5 神原勝志 高畦治夫
第18回 1991年4月28日 ハイセンプー 牡4 福山 2:00.5 小嶺英喜 末廣八十夫
第19回 1992年4月26日 イナリセンプー 牝4 福山 2:04.7 鋤田誠二 吉井英隆
第20回 1993年4月25日 オールセンプー 牡4 福山 2:04.9 田邉廣文 寺田孝
第21回 1994年5月1日 ピアドタイトル 牝4 福山 2:01.2 嬉勝則 白津壽己
第22回 1995年4月23日 スマノカルダン セン4 福山 2:01.1 片桐正雪 那俄性裕
第23回 1996年4月28日 ダギロ 牡4 福山 2:02.4 鋤田誠二 堀部重昭
第24回 1997年4月29日 ピアドハンター 牡4 福山 2:01.3 嬉勝則 白津壽己
第25回 1998年5月3日 アキフジクラウン 牡4 福山 2:04.6 岡田祥嗣 吉井英隆
第26回 1999年5月2日 ドミネーター 牡4 福山 2:01.8 嬉勝則 楠見政徳
第27回 2000年4月30日 アレクシア 牝4 福山 2:00.3 藤本三郎 那俄性裕
第28回 2001年5月5日 ユノワンサイド 牡3 福山 2:00.9 石井幸男 番園一男
第29回 2002年5月6日 トモシロトーザイ 牡3 福山 2:02.8 藤本三郎 高本友芳
第30回 2003年5月5日 ユノエージェント 牡3 福山 2:00.1 嬉勝則 番園一男
第31回 2004年5月23日 タッカーワシュウ 牡3 福山 2:01.7 鋤田誠二 堀部重昭
第32回 2005年6月12日 チュウオーバロン 牡3 福山 2:03.6 周藤直樹 小嶺英喜
第33回 2006年5月21日 バクシンオー 牡3 福山 1:57:8 野田誠 堀部重昭
第34回 2007年5月20日 モエロアルカング 牡3 福山 2:01.2 岡崎準 江口秀博
第35回 2008年5月18日 サンディナナ 牝3 福山 1:48.3 楢崎功祐 胡本友晴
第36回 2009年5月10日 アグリヤング 牡3 福山 1:59.8 嬉勝則 江口秀博
第37回 2010年5月2日 フォーインワン 牡3 福山 2:00.3 楢崎功祐 松本満夫
第38回 2011年5月1日 ムツミマックス 牝3 福山 1:58.4 池田敏樹 末廣卓己
第39回 2012年5月13日 アグリノキセキ 牡3 福山 1:59.9 三村展久 高本友芳
第40回[2] 2013年3月17日 カイロス 牡3 福山 1:58.0 佐原秀泰 高本友芳

脚注

[編集]
  1. ^ a b NEWS&トピックス「福山ダービーを開催します!」”. 福山けいば. 福山市 (2013年1月24日). 2013年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月7日閲覧。
  2. ^ a b 全国競馬情報「3月18日(月)『黒船賞の枠順決まる』ほか」”. 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2013年3月18日). 2013年6月7日閲覧。
  3. ^ netkeiba ニュース「福山競馬が5月の開催自粛」”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2005年5月11日). 2009年7月9日閲覧。
  4. ^ 樋本輝明 (2011年5月1日). “樋本デスクの福山競馬情報BOX”. 福山エース. 2013年6月7日閲覧。

外部リンク

[編集]