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福江町 (愛知県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ふくえちょう
福江町
福江市民館
福江市民館
廃止日 1955年4月1日
廃止理由 合併
現在の自治体 田原市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
渥美郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 39.93 km2.
総人口 15,802
(1950年10月1日)
福江町役場
所在地 愛知県渥美郡福江町大字畠中字中紺屋瀬古9-1
座標 北緯34度37分40秒 東経137度06分11秒 / 北緯34.62764度 東経137.10317度 / 34.62764; 137.10317座標: 北緯34度37分40秒 東経137度06分11秒 / 北緯34.62764度 東経137.10317度 / 34.62764; 137.10317
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福江町(ふくえちょう)は、かつて愛知県渥美郡にあったである。

1955年(昭和30年)に合併で渥美町が発足し、福江町は廃止された。現在は田原市の西部に該当する。渥美半島の西部に位置し、三河湾伊勢湾に面している。

歴史

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  • 江戸時代末期、この地域は畑村藩天領などであった。
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 向山村、亀山村、保美村、畠村が合併し、福江村が発足する。高木村、山田村、古田村が合併し、清田村が発足する。
  • 1897年(明治30年)2月22日 - 福江村が町制施行して福江町が発足する。
  • 1906年(明治39年)7月16日 - 清田村中山村と合併し、改めて福江町が発足する。
  • 1955年(昭和30年)4月15日 - 伊良湖岬村泉村と合併し、渥美町が発足する。同日福江町廃止。

かつて福江町に日本陸軍陸軍技術本部(1942年以後は陸軍兵器行政本部陸軍技術研究所伊良湖試験場が設置されていた。現在もコンクリート製の建物や残骸が残る。現在の田原市の地名の福江町は、渥美町発足時に大字畠が大字福江に改名した地名であり、かつて存在した自治体の福江町全域を示すものでは無い。

教育

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愛知県の人口上位自治体(1921年末)[1]
# 自治体 人口 # 自治体 人口
1 名古屋市 633,274 11 渥美郡高師村 14,405
2 豊橋市 65,033 12 丹羽郡古知野町 13,965
3 岡崎市 41,684 13 渥美郡田原町 13,831
4 一宮市 30,558 14 海部郡津島町 13,772
5 東春日井郡瀬戸町 23,092 15 中島郡祖父江町 13,300
6 碧海郡安城町 19,607 16 西加茂郡挙母町 12,317
7 知多郡半田町 17,141 17 渥美郡福江町 12,256
8 幡豆郡西尾町 15,511 18 宝飯郡蒲郡町 12,120
9 知多郡亀崎町 15,170 19 東春日井郡小牧町 12,101
10 幡豆郡一色町 15,114 20 碧海郡矢作町 11,345

高等学校

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中学校

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小学校

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交通

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鉄道

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渥美電鉄による渥美線の福江町への延長計画が存在したが、資金難で幻となった[2]。その後、延長計画は鉄道省が引継ぎ、福江町には、三河高木駅、三河福江駅、中山駅の開設が予定されていた。しかし、太平洋戦争の物資不足で工事は中断し、未成線となっている。

名所・旧跡・観光スポット

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出身者

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脚注

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  1. ^ 安城市史編集委員会『新編安城市史 3 通史編 近代』安城市、2008年、p.311。おおもとの出典は『愛知県統計書』。
  2. ^ 「鉄道起業廃止」『官報』1937年10月13日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 『渥美半島の城館』田原市教育委員会、2012年、p.22
  4. ^ 杉浦明平 20世紀日本人名事典

関連項目

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