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私鉄沿線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「私鉄沿線」
野口五郎シングル
B面 帰郷
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ポリドール
作詞 山上路夫
作曲 佐藤寛
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 1位(オリコン
  • 1975年度年間14位(オリコン)
  • 野口五郎 シングル 年表
    甘い生活
    1974年
    私鉄沿線
    1975年
    哀しみの終るとき
    (1975年)
    テンプレートを表示

    私鉄沿線」(してつえんせん)は、1975年1月20日に発売された野口五郎の15枚目のシングル。オリコンチャート上では1974年の「甘い生活」に次ぐ45万枚を超す、野口の2番目の大ヒット作となった。

    概要

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    作詞を担当した山上路夫が、若い頃によく乗った郊外に向かう私鉄の沿線をイメージして作詞した曲である[1]。したがって、野口の故郷を走る名鉄美濃町線とは関係ない。当初は、歌謡曲らしくないタイトルだ、という反対の声もあったが、発売後、野口はNHKのニュースで「私鉄沿線では...」と話すアナウンサーの声を聞き、曲が人々の生活に浸透したことを実感したという[2]。発売から50年近く経った現在も野口の代表曲の一つとされ、自身のコンサート懐メロの歌謡番組などで同曲を披露することが多い。

    作曲の担当は、1974年の「愛ふたたび」に引き続き、野口五郎の実兄・佐藤寛である[2]。佐藤は、野口が前年に発表した「甘い生活」がオリコンチャート1位になったことがプレッシャーとなり、本曲発表後、十二指腸潰瘍で入院した[2]

    第17回日本レコード大賞・歌唱賞、第6回日本歌謡大賞・放送音楽賞、第8回日本有線大賞・グランプリを受賞した。野口はこの曲で『第26回NHK紅白歌合戦』(4度目)に出場し、前年に続いて新御三家がそろい踏みとなった。累計売上は120万枚[3]ミリオンセラーを記録した。

    日本テレビ系列バラエティー番組秘密のケンミンSHOW』のコーナー「辞令は突然に…」(岐阜県・前編)の本編開始時の冒頭BGMでこの曲が使用された。

    2019年5月、翌年の野口のデビュー50周年を記念して旧名鉄美濃町線美濃駅(1999年廃止、駅舎は保存)前にこの曲の歌碑が建てられた。野口が愛用しているギターも同じ石に彫られている。

    収録曲

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    1. 私鉄沿線(3分30秒)
    2. 帰郷(2分57秒)

    カバー

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    脚注

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    参考文献

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    • 読売新聞社文化部『この歌この歌手〈上〉運命のドラマ120』社会思想社、1997年。ISBN 4390116010 
    • “もういちど流行歌 1975年2月の曲 私鉄沿線(野口五郎)日々の生活に浸透したタイトル”. 朝日新聞 be on Saturday: p. 2. (2017年2月4日) 

    関連項目

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