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秋田県県民栄誉章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋田県民栄誉賞から転送)

秋田県県民栄誉章(あきたけんけんみんえいよしょう)は、スポーツ、文化等の分野での業績が顕著であるとともに、広く県民に敬愛され、社会に明るい希望を与え、秋田県の名を高めた人物・団体に対して、その栄誉をたたえ、県民の「郷土意識」を高めるために与えられる。受章者には、杉の木とふきの葉を図案化したメダルが贈られる。

一部報道では「秋田県民栄誉賞」とも表記されるが[1]、正式名称は「秋田県県民栄誉章」である。

基本はスポーツ選手が多く、芸能人や政治家や学校部活受賞の監督や部長の教員以外の公務員・官僚、学者などは受賞実績がない。

また、追贈制度[2]や複数受賞制度[3]はない。

歴代受章者

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2024年10月の志田千陽を含めると20個人4団体が顕彰されている[4]

顕彰日 顕彰者 受賞理由
1987年1月25日 落合博満 プロ野球選手(三冠王3回)
1988年11月2日 太田章 ロサンゼルスソウルオリンピックレスリング銀メダル
佐藤満 ソウルオリンピックレスリング金メダル
1989年8月29日 山田久志 プロ野球選手(通算284勝)
佐藤菊夫 音楽家(音楽監督・指揮者)
石井歓 音楽家(「大いなる秋田」作曲)
1993年9月2日 浅利純子 1993年世界陸上競技選手権大会女子マラソン優勝
1999年2月25日 能代工業高校バスケットボール部 全国大会優勝50回
2004年11月2日 高橋勇市 アテネパラリンピック金メダル
2006年10月20日 小松由佳 日本人女性としてK2初登頂
TDK硬式野球部 第77回都市対抗野球大会優勝
2007年11月30日 第62回国民体育大会秋田県選手団 第62回国民体育大会において、本県初の天皇杯・皇后杯
2009年3月30日 小林範仁
湊祐介
2009年ノルディックスキー世界選手権複合団体優勝
2012年9月7日 五十嵐俊幸 WBC世界フライ級チャンピオン
2012年9月25日 江畑幸子 ロンドンオリンピックバレーボール女子銅メダル
2013年6月3日 三浦隆司 WBC世界スーパーフェザー級チャンピオン
2016年8月16日 豪風旭 秋田県出身力士の幕内勝利数更新
2018年1月30日 米元小春
田中志穂
BWFスーパーシリーズファイナルズ女子ダブルス優勝
2018年10月2日 永原和可那
松本麻佑
第24回世界バドミントン選手権大会優勝
2018年11月28日 金足農業高校野球部 第100回全国高等学校野球選手権記念大会において秋田県勢として103年ぶりの準優勝
2024年10月24日[5] 志田千陽[5] パリオリンピックバドミントン女子ダブルス銅メダル[5]

脚注

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  1. ^ 豪風に秋田県民栄誉賞「想像していなかった」”. 日刊スポーツ新聞社 (2016年8月16日). 2018年10月23日閲覧。
  2. ^ 複数の金メダルを獲得した小野喬、秋田県唯一の横綱照国、1999年の能代工業と同クラスの多数優勝をした秋田工業高校ラグビー部、秋田商業高校サッカー部、2018年の金農と同クラスに該当する第一回夏の甲子園準優勝の秋田中学野球部、第34回全国高校駅伝準優勝の秋田中央高校陸上部、第二回春高バレー準優勝の角館南高校女子バレーボール部などは制定前なので受賞をしていない。
  3. ^ 宮城県羽生結弦三重県吉田沙保里など2回以上の受賞可能なルール。 第一号受賞である落合は2000年代に中日の監督として4度のリーグ優勝を成し遂げたが、監督実績での受賞はまだ行われていない。
  4. ^ 佐々木翔吾、進藤麻斗、高橋秀明「パリ五輪銅 志田選手に県民栄誉賞 八郎潟町で凱旋パレード」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年10月25日、1面。
  5. ^ a b c 佐々木翔吾、進藤麻斗「志田選手 県民栄誉賞 応援に感謝「また頑張る」」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年10月25日、29面。

外部リンク

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