コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

笈田ヨシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おいだ ヨシ
笈田 ヨシ
本名 飯田好男
別名義 笈田勝弘
ヨシ笈田
Yoshi Oïda
生年月日 (1933-07-26) 1933年7月26日(91歳)
出生地 兵庫県神戸市
国籍 日本の旗 日本
職業 俳優演出家
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 1953年 - 現在
配偶者 独身
公式サイト http://www.yoshioida.com/
主な作品
テレビドラマ
大仏開眼
舞台
『春琴』
映画
ピーター・グリーナウェイの枕草子
あつもの
受賞
毎日映画コンクール
男優助演賞
2000年『あつもの』
テンプレートを表示

笈田 ヨシ(おいだ ヨシ、Yoshi Oïda1933年7月26日 - )は、日本の俳優演出家。旧芸名は笈田 勝弘兵庫県神戸市出身。パリ在住。内外の舞台で活躍。

来歴・人物

[編集]

甲南中学校・高等学校慶應義塾大学文学部哲学科卒業[1]慶應義塾大学在学中、文学座に入団。劇団四季を経て、1968年ロンドンピーター・ブルック演出の実験劇『テンペスト』に出演。

1970年にブルックが設立した国際演劇研究センター(CIRT)に参加。以後パリを拠点に、主に各国の劇場で活躍。著書に『俳優漂流』『見えない俳優』(五柳書院)がある。他に数カ国語の翻訳がある。

1990年代に笈田 ヨシ、あるいはヨシ 笈田に改名。

1992年にフランス芸術文化勲章シュバリエ受勲。以降2007年に同オフィシエ、2013年には同コマンドゥールを受勲[2]

主な出演作品

[編集]

舞台

[編集]
  • マハーバーラタ (ピーター・ブルック演出)
  • テンペスト (ブルック演出)
  • ザ・マン・フー (ブルック演出)
  • 春琴(初演)世田谷パブリックシアター 2008年2月21日 - 3月5日
  • 春琴(再々演)世田谷パブリックシアター 2010年12月2日 - 11日
  • 春琴(再々々演)世田谷パブリックシアター 2013年8月1日 - 10日
  • 三人吉三コクーン歌舞伎)2014年6月6日 - 28日
  • Voyage à Tokyo (原作:小津安二郎監督『東京物語』) 初演 ドリアン・ロセル演出 Maison des arts et de la culture de Créteil クレテイユ 2016年10月13-15日[1] (その後フランス巡演)
  • 綾の鼓 伊藤郁女・笈田ヨシ演出 ヨーロッパ・日本巡演 2020年初演
  • Sleeping(原作 川端康成)セルジュ・ニコライ演出 ヨーロッパ巡演 2021年初演
  • 笈田ヨシへの4つの質問 マキシム・クルヴェル演出 フランス巡演 2022年初演
  • ジャンヌ ヤン・アレグレ演出 フランス巡演 2023年初演

映画

[編集]

テレビドラマ

[編集]

主な演出作品

[編集]

演劇

[編集]
  • チベットの死者の書(1982年)
  • 神曲(ダンテ作 1982年)
  • 砂の女(安部公房作 1995年)
  • サド公爵夫人(三島由紀夫作 1996年)
  • 勝負の終わり(ベケット作 1997年)
  • 誤解(カミュ作 1999年)
  • 秋の夢(ヨン・フォッセ作 2001年)
  • Sang de Cerisiers 桜の血ー福島(イヴ・ボリニ作 2013年)
  • 綾の鼓(能および三島由紀夫作品の現代化 2020年)

オペラ

[編集]

ダンス

[編集]

著作

[編集]
  • マハーバーラタジャン=クロード・カリエール、笈田勝弘・木下長宏 訳 白水社、1987年
  • 「俳優漂流」(初版は笈田勝弘、再版(2013年)はヨシ笈田 表記、五柳書院・五柳叢書、1989年)
  • 「見えない俳優」(笈田ヨシ、五柳書院・五柳叢書、2019年)
  • 「An Actor Adrift」 (Methuen Drama Publishing, London, England 1992年)
  • 「The invisible Actor」 (Methuen Drama Publishing, London, England 1998年)
  • 「An Actor's Tricks」 (Methuen Drama Publishing, London, England 2008年)

出典

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]