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第51普通科連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第51普通科連隊
災害派遣訓練の様子
創設 2010年3月26日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位 連隊(軽)
兵科 普通科
人員 約700名
所在地 沖縄県 那覇市
編成地 那覇
上級単位 第15旅団
担当地域 南西諸島
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第51普通科連隊(だいごじゅういちふつうかれんたい、JGSDF 51st Infantry Regiment)は、沖縄県那覇市那覇駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第15旅団隷下の普通科連隊(軽)である。

概要

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連隊長は1等陸佐(三)が充てられ、連隊本部、本部管理中隊、3個普通科中隊および重迫撃砲中隊により編成される。第1混成団第1混成群第301・第302普通科中隊および第301重迫撃砲中隊を前身として、第15旅団への改編に伴い新編された。

一般的な普通科連隊としては珍しく、レンジャーを問わず陸士でも空路機動としてリペリング、ファストロープをCH-47等のヘリから降下する訓練を行う。水陸機動団要員の養成のため、当部隊を主力として水陸両用基本訓練課程教育を実施[1]していた。

沿革

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  • 2010年(平成22年)3月26日:第15旅団新編に伴い、第1混成群を廃止して第51普通科連隊として那覇駐屯地で編成[2]
  • 2022年(令和04年)3月17日:重迫撃砲中隊を新編[3]

部隊編成

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連隊の編成は、一般的な普通科連隊(軽)の編成に従ったものとなっている。これに伴い第1混成群時代の第301重迫撃砲中隊は、連隊本部の重迫撃砲小隊、および各普通科中隊の迫撃砲小隊として分割、廃止されたが、2022年(令和4年)3月に重迫撃砲中隊として再編された[3]

整備支援部隊

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  • 第15後方支援隊整備中隊普通科直接支援小隊「15後支-整」(那覇駐屯地):2010年(平成22年)3月26日から

主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第51普通科連隊長 1等陸佐 伊藤智之 2023年03月13日 水陸機動教育隊
歴代の第51普通科連隊長
(1等陸佐)
氏名 在職期間 前職 後職
01 中西信人 2010年03月26日 - 2012年07月25日 第1混成群 陸上自衛隊研究本部主任研究開発官
02 平田正義 2012年07月26日 - 2014年07月31日 第8師団司令部第4部長 第4師団司令部監察官
03 田中 淳 2014年08月01日 - 2016年07月31日 陸上自衛隊幹部学校 陸上幕僚監部副法務官
04 開雅史 2016年08月01日 - 2018年07月31日 陸上自衛隊幹部学校付 陸上幕僚監部指揮通信システム・情報部
指揮通信システム課企画班長
05 谷口慎 2018年08月01日 - 2020年12月21日 陸上自衛隊教育訓練研究本部 陸上自衛隊富士学校主任教官
06 山下正浩 2020年12月22日 - 2023年03月12日 東部方面総監部防衛部訓練課長 第1空挺団本部高級幕僚
07 伊藤智之 2023年03月13日 - 水陸機動教育隊

主要装備

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警備隊区

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那覇市豊見城市浦添市宜野湾市名護市中頭郡北谷町読谷村嘉手納町)、国頭郡金武町本部町国頭村大宜味村東村今帰仁村恩納村宜野座村伊江村)、島尻郡の離島(久米島町渡嘉敷村座間味村伊是名村伊平屋村粟国村渡名喜村北大東村南大東村[4]

脚注

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  1. ^ 水陸両用基本訓練課程教育(15旅団HP:2018/2/21、2018/3/6閲覧)
  2. ^ 「第15旅団編成完結行事を挙行 9個師団、6個旅団体制が整う」防衛ホーム新聞社 自衛隊ニュース 2010年4月15日号
  3. ^ a b 陸上自衛隊 第15旅団 [@jgsdf_15b_pr] (2022年3月25日). "第51普通科連隊は令和4年3月17日那覇駐屯地において重迫撃砲中隊の新編に伴う編成完結式を行いました。". X(旧Twitter)より2022年4月8日閲覧
  4. ^ 防衛省防災業務計画(令和6年3月28日)”. pp. 76-79. 2024年12月20日閲覧。

出典

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外部リンク

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