米田徹 (政治家)
米田 徹 よねだ とおる | |
---|---|
内閣府地方創生推進室より公表された肖像 | |
生年月日 | 1949年2月26日(75歳)[1][2] |
出生地 | 日本 新潟県糸魚川市根小屋[2] |
出身校 | 金沢工業大学[1][2] |
所属政党 | 無所属 |
称号 | 工学士(金沢工業大学) |
サイン | |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 2005年4月24日[3] - 現職 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 1987年[2] - 2005年[2] |
米田 徹(よねだ とおる、1949年〈昭和24年〉2月26日[1][2] - )は、日本の政治家。糸魚川市長(5期)、元糸魚川市議会議員(5期)。
来歴
[編集]1949年(昭和24年)2月26日、新潟県糸魚川市出身[2]。新潟県立糸魚川高等学校を経て、1971年(昭和46年)、金沢工業大学工学部土木工学科を卒業[1][2]。同年、米田組に入社[2]。
1987年(昭和62年)、糸魚川市議会議員選挙に立候補し、初当選[2]。以降、5期18年務め、2001年(平成13年)からは糸魚川市議会議長を務めた[2]。
2005年(平成17年)3月19日、旧糸魚川市と能生町、青海町が新設合併し、新市制の糸魚川市が誕生。合併に伴い4月24日に行われた糸魚川市長選挙に立候補し、旧糸魚川市長の吉岡静夫と山岸美隆を破り、初当選[4]。
※当日有権者数:42,208[4]人 最終投票率:84.91[4]%(前回比:pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|
米田徹 | 56[4] | 無所属[4] | 新 | 15,824[4]票 | 44.2% | |
山岸美隆 | 50[4] | 無所属[4] | 新 | 10,346[4]票 | 28.9% | |
吉岡静夫 | 68[4] | 無所属[4] | 新 | 8,777[4]票 | 24.5% |
2009年(平成21年)4月19日、任期満了に伴う糸魚川市長選挙に出馬し、無投票で再選[5]。
2013年(平成25年)4月21日、任期満了に伴う糸魚川市長選挙に出馬し、無投票で再選[6]。
2017年(平成29年)4月16日、任期満了に伴う糸魚川市長選挙に出馬し、元糸魚川市議会議員の古畑浩一を破り、再選[7][8]。
※当日有権者数:37,766[9]人 最終投票率:72.04[9]%(前回比: 12.87pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|
米田徹 | 68[7] | 無所属[9] | 現 | 19,554[9]票 | 71.9% | |
古畑浩一 | 57[7] | 無所属[9] | 新 | 7,274[9]票 | 26.7% |
2021年4月19日、任期満了に伴う糸魚川市長選挙に出馬し、無所属で新人の元糸魚川市産学官推進企画幹・久保田郁夫を破り、再選[10]。
※当日有権者数:35,414[10]人 最終投票率:74.12[10]%(前回比: 2.08[10]pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|
米田徹 | 72[10] | 無所属[10] | 現 | 13,952[10]票 | 53.6% | |
久保田郁夫 | 63[10] | 無所属[10] | 新 | 12,079[10]票 | 46.4% |
2021年7月3日に自身の所有する土地で木の剪定作業中に骨盤を骨折し、県内の病院に入院した[11]。7月30日に退院し、8月2日に約1ヶ月ぶりに公務に復帰した[12]。
副市長の公職選挙法違反
[編集]2021年4月に行われた糸魚川市長選挙で、藤田年明副市長が糸魚川市の複数の幹部職員に対し現職候補の米田への投票を依頼していたとして、同年8月11日、糸魚川市選挙管理委員会が藤田を公職選挙法違反(公務員の地位利用)の疑いで新潟県警察に刑事告発した[13][14]。藤田は責任を取り8月13日付で副市長を辞職した[15]。
同年11月30日付で、新潟県警察が公職選挙法違反(公務員の地位利用)の疑いで藤田を書類送検した[16]。2022年10月18日、新潟地方検察庁は藤田を不起訴処分にした[17]。
政策・人物
[編集]- 2019年(令和元年)7月、日本有数のヒスイの生産地である糸魚川市で「石」をテーマに地域を発信する取り組み『石のまちプロジェクト』の発表会を開催[18]。本プロジェクトでは、石の魅力を伝えるガイドの養成、旅行商品や食品の開発などを通し、官民一体で交流人口の拡大を目指しており、発表会で米田は「糸魚川が他の市町村よりも優れている点は石の多様性。原点に立ち返り、こうした価値を全国にしっかりとPRしたい」と述べた[18]。(糸魚川のヒスイ参照)
- 国際連合教育科学文化機関の正式プログラムであるジオパークについて、「ジオパーク活動こそが地方創生そのもの」と自負しており、糸魚川静岡構造線の地質や地形、自然を生かし、交流人口を増やすことを掲げた[7]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “広報いといがわ No.98”. 糸魚川市 (2013年5月10日). 2021年3月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “略歴”. 選挙ドットコム. 2021年3月26日閲覧。
- ^ “平成17年市長選挙結果”. 全国市長会. 2021年9月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “糸魚川市長選挙(2005年4月24日投票)”. 選挙ドットコム. 2021年3月26日閲覧。
- ^ “糸魚川市長選挙 平成21年4月19日執行” (PDF). 糸魚川市. 2021年3月26日閲覧。
- ^ “糸魚川市長選挙 平成25年4月21日執行” (PDF). 糸魚川市. 2021年3月26日閲覧。
- ^ a b c d “糸魚川市長選 候補者の横顔紹介 /新潟”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2017年4月12日) 2021年3月26日閲覧。
- ^ “糸魚川市長に米田氏”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2017年4月16日) 2021年3月26日閲覧。
- ^ a b c d e f “糸魚川市長選挙 平成29年4月16日執行” (PDF). 糸魚川市. 2021年3月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “糸魚川市長に米田氏5選新人・久保田氏を振り切る”. 新潟日報モア (新潟日報社). (2021年4月18日) 2021年4月19日閲覧。
- ^ “新潟県糸魚川市の米田徹市長が3日から新潟県内の病院に入院”. にいがた経済新聞 (にいがた経済新聞社). (2021年7月5日) 2021年3月26日閲覧。
- ^ “副市長辞職対応明言せず 糸魚川市長、公務復帰で会見”. 新潟日報モア (新潟日報社). (2021年8月3日) 2021年8月13日閲覧。
- ^ “糸魚川市選管が副市長を刑事告発 市長選投票依頼問題、藤田氏近く辞職へ”. 新潟日報モア (新潟日報社). (2021年8月11日) 2021年8月13日閲覧。
- ^ “選管が副市長を刑事告発 市長選で投票依頼疑い―新潟・糸魚川”. 時事ドットコム (時事通信社). (2021年8月11日) 2021年8月13日閲覧。
- ^ “糸魚川 藤田副市長が辞職 市長選巡る投票依頼問題受け”. 新潟日報モア (新潟日報社). (2021年8月13日) 2021年8月13日閲覧。
- ^ “部下に市長投票促した疑い 糸魚川元副市長を書類送検”. 産経ニュース (産経デジタル). (2021年12月1日). オリジナルの2021年12月2日時点におけるアーカイブ。 2021年12月1日閲覧。
- ^ “糸魚川市長選での投票依頼問題、前副市長を不起訴”. 新潟日報. (2022年10月18日) 2022年10月22日閲覧。
- ^ a b “ヒスイ産地の新潟県糸魚川市、「石のまち」を発信”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2019年8月28日) 2021年3月27日閲覧。
- ^ “糸魚川市 米田市長 新型コロナに感染”. NHK. (2022年4月13日) 2022年4月21日閲覧。
外部リンク
[編集]公職 | ||
---|---|---|
先代 吉岡静夫 |
糸魚川市長 2005年 - |
次代 現職 |