中川幹太
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中川 幹太 なかがわ かんた | |
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内閣府地方創生推進室より公表された肖像 | |
生年月日 | 1975年6月20日(49歳) |
出生地 | 日本 広島県広島市 |
出身校 | 広島大学工学部 |
所属政党 | 無所属 |
公式サイト | 中川幹太オフィシャルサイト |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2021年11月9日 - 現職 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2008年4月29日 - 2016年4月28日 |
中川 幹太(なかがわ かんた、1975年〈昭和50年〉6月20日[1] - )は、日本の政治家。新潟県上越市長(1期)。元上越市議会議員(2期)。
来歴・人物
[編集]広島県広島市で生まれ、大阪府や兵庫県で育った。兵庫県立北摂三田高等学校卒業。広島大学工学部を卒業後、公益財団法人日本環境協会エコマーク事務局で勤務。環境NPO活動を通じて新潟県上越市に移り住み、2001年から上越市桑取地区を活動拠点としたNPO活動に従事する[2]。
2008年、上越市議会議員選挙に無所属で出馬し、上越市制発足以降最多得票である4372票を獲得しトップ当選[3]。2012年に再選。
2017年10月22日、第48回衆議院議員総選挙にあわせ上越市長選挙が1週間前倒しで執行される[4]。中川は同選挙に立候補するも、現職の村山秀幸に僅差で敗れる[5]。
※当日有権者数:163,593人 最終投票率:64.34%(前回比:pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
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村山秀幸 | 69 | 無所属 | 現 | 52,609票 | 50.70% | |
中川幹太 | 42 | 無所属 | 新 | 51,147票 | 49.30% |
2021年10月4日、岸田文雄総理大臣が第49回衆議院議員総選挙を10月31日に行うことを記者会見で発表。これにより任期満了に伴う上越市長選挙は衆院選と同日に行われることとなった。同年10月8日、出馬の準備を進めていた元市長の宮越馨は中川と共同で記者会見を開き、自身の不出馬と市長選の中川支援を表明した[6]。10月31日に行われた上越市長選挙に立候補。自民党や社民党の県議、20人を超える市議団、地元経済団体の支援を受けた前副市長の野澤朗を破り初当選を果たした[7][8]。
※当日有権者数:158,226人 最終投票率:66.09%(前回比:+1.75pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
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中川幹太 | 46 | 無所属 | 新 | 54,954票 | 54.24% | |
野澤朗 | 64 | 無所属 | 新 | 46,354票 | 45.76% |
批判を受けた発言
[編集]- 2022年4月19日、中川は若手経営者グループ主催の意見交換会に出席し、商店街の現状について指摘する中で「直江津に商店街はない」などと発言。同月27日の定例会見の中で「真意が伝わらず、誤解を与えた部分についてお詫び申し上げる」として発言を謝罪した。会見では記者から、真意や誰に対しての謝罪なのかを問う質問が相次いだ。中川は「近々商店街の皆さんに直接会って説明する」と繰り返し、記者会見の場での釈明はなかった[9]。
- 2023年7月5日、上越市内で行われた新潟経済同友会との懇談会において、市内の私立高校2校の名前を挙げた上で「県内では県立、公立よりもレベルが下にある」と発言した。席上で一旦は発言を訂正したが、記者対応で「偏差値が低い」などとも説明した。翌日に中川は当該2校へ訪問した上で謝罪した[10]。
- 2024年6月18日、市議会本会議で企業誘致の促進についての質問に答える中で、市内に工場を構える企業について「研究開発をしている方々は270名程度でそれ以外は工場での勤務で、基本的には高校を卒業したレベルの皆さん。頭のいい方だけが来るわけではない」と発言。その後は議会審議を中断し発言を撤回し謝罪した。議会ではこの発言を問題視する議員から問責決議案が提出されたが、賛成少数で否決された[11]。翌19日の本会議で発言を撤回陳謝するも、答弁で社名を間違えていることを議員に指摘されて言い直した[12]。同月21日には市内にある企業の事業所を訪れ、「従業員の心を傷つけて申し訳ない」と謝罪した[13]。7月8日には自身の給与の5カ月分(7~11月)を全額削減する方針を示した[14]。同月19日に議会で辞職勧告決議案が賛成25、反対6の賛成多数で可決された。中川が提出した給料全額削減のための条例改正案については、市議から「何かある度にお詫びの繰り返しで、市長の発する言葉の重さが分かっていない」、「お金で解決するのではなく、一度退いて出直すべき」などの意見が相次ぎ、賛成なしで否決された[15][16]。8月23日、定例記者会見で辞職しないと表明した。「職責を全うする」と重ねて強調した上で、事態の責任を取るため、政治から退いた段階で、市議会に提案して否決された減給5カ月分に相当する額を市に寄付するとした[17]。9月2日、議会で不信任決議案の採決が行われ、否決された。賛成11人、反対21人だった[18]。
脚注
[編集]- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、170頁。
- ^ “プロフィール”. 中川幹太オフィシャルサイト (2017年5月9日). 2021年11月2日閲覧。
- ^ “上越市議会議員選挙 - 合併前の上越市候補者一覧 - 2008年04月27日投票 | 新潟県上越市”. 選挙ドットコム. 2021年11月2日閲覧。
- ^ “10月22日のダブル選挙正式決定 総選挙と上越市長選 野党再編も”. 上越タウンジャーナル. (2021年9月28日) 2021年11月9日閲覧。
- ^ 上越タウンジャーナル. “上越市長選:現職の村山氏が薄氷の勝利 新人の中川氏は1462票差で惜敗|上越タウンジャーナル”. 上越タウンジャーナル. 2021年11月2日閲覧。
- ^ “中川幹太氏を宮越馨元市長が支援 政策協定締結”. 上越タウンジャーナル. (2021年10月8日) 2021年11月9日閲覧。
- ^ “上越市長選 中川氏先行、野澤氏追う 新潟日報社調査 投票先未定は2割”. 新潟日報. (2021年10月27日) 2021年11月9日閲覧。
- ^ “(新市長・31日)上越市:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年11月2日閲覧。
- ^ “中川上越市長「直江津に商店街はない」 会見で謝罪するも釈明せず”. 上越タウンジャーナル. (2022年4月27日) 2024年6月19日閲覧。
- ^ “私立高2校「レベル下の方」「偏差値低い」中川上越市長が失言 「考え間違っていた」と両校に謝罪”. 上越タウンジャーナル. (2023年7月6日) 2024年6月19日閲覧。
- ^ “「頭のいい方だけが来るわけではない」 信越化学工業めぐり中川上越市長が高卒者差別発言”. 上越タウンジャーナル. (2024年6月18日) 2024年6月19日閲覧。
- ^ “【動画】「表現方法を誤った」高卒者差別発言で中川上越市長弁明 一夜明け再び陳謝も社名間違う”. 上越タウンジャーナル. (2024年6月19日) 2024年6月19日閲覧。
- ^ “学歴発言の中川幹太・上越市長が信越化学に謝罪「従業員の心傷つけ申し訳ない」”. 産経新聞. (2024年6月21日) 2024年6月21日閲覧。
- ^ “上越市長、給与5カ月の全額カット方針 不適切発言「二度としない」”. 朝日新聞. (2024年7月8日) 2024年7月9日閲覧。
- ^ “上越市中川市長「辞職勧告決議案」賛成多数で可決”. 上越妙高タウン情報. (2024年7月19日) 2024年7月19日閲覧。
- ^ “「工場勤務は高卒レベル」発言の中川幹太市長に新潟県上越市議会が辞職勧告 給与削減否決”. 産経新聞. (2024年7月19日) 2024年7月19日閲覧。
- ^ “[動画あり]高卒者蔑視など不適切発言の中川幹太上越市長が続投を正式に表明 市議会からは辞職勧告も・・・引退後、減給5カ月分を市に寄付する考え示す”. 新潟日報. (2024年8月23日) 2024年8月24日閲覧。
- ^ “「工場勤務は高卒レベル」 学歴不適切発言の新潟・上越市長に対する不信任案を否決”. 産経新聞. (2024年9月2日) 2024年9月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 中川幹太オフィシャルサイト
- 中川幹太 (kanta.nakagawa) - Facebook
- 市長の部屋 - 上越市ホームページ
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