納沙布岬灯台
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納沙布岬灯台 | |
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航路標識番号 [国際標識番号] | 0154 [M6840] |
位置 | 北緯43度23分07秒 東経145度49分01秒 / 北緯43.38528度 東経145.81694度座標: 北緯43度23分07秒 東経145度49分01秒 / 北緯43.38528度 東経145.81694度 |
所在地 | 北海道根室市納沙布 |
塗色・構造 | 白色 塔形 コンクリート造 |
レンズ | 第4等フレネル式 |
灯質 | 等明暗白光、明3秒暗3秒 |
実効光度 | 14,000 cd |
光達距離 | 14.5海里(約 27 km) |
明弧 | 105度から15度まで |
塔高 | 13.5 m (地上 - 塔頂) |
灯火標高 | 23.2 m (平均海面 - 灯火) |
初点灯 | 1872年8月15日(明治5年7月12日) |
管轄 |
海上保安庁 第一管区海上保安本部 |
納沙布岬灯台(のさっぷみさきとうだい)は、北海道根室市にある納沙布岬の突端に立つ白亜塔形の中型灯台。
北方領土や南鳥島を除いた日本の最東端の地に位置する。また、「日本の灯台50選」にも選ばれている。周辺は、北方四島や知床半島を望む、風光明媚の地。
かの「灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンの設計による八角形の木造で、北海道の洋式灯台としては最初のもの。ここと水晶島の間にある珸瑶瑁(ごようまい)水道は暗礁浅瀬が多く、航海の難所として恐れられていて、灯台の建設が求められていた。
歴史
[編集]- 1872年8月15日(旧暦では明治5年7月12日) - 初点灯[1]。
- 1878年(明治11年)6月17日頃:霧鐘設置[2]。
- 1889年(明治22年)8月1日 - 灯火色一部変更[3]。
- 1908年(明治41年)10月20日 - 霧笛設置し吹鳴開始[4]。霧鐘は撤去。
- 1930年(昭和5年)11月3日 - 現在のコンクリート造灯台に改築され点灯[5][6]。
- 1936年(昭和11年)11月4日 - 灯質変更[7][8]。
- 1998年(平成10年)4月 - 無人化される。
- 2009年(平成21年)4月10日 - 無線方位信号所(レーマークビーコン)廃止[9]。
- 2011年(平成22年)3月31日 - 霧信号所(ダイヤフラムホーン:毎40秒に3回吹鳴)が廃止される[10][11]。
アクセス
[編集]- JR花咲線 根室駅前ターミナルより根室交通バスで44分。1日5往復運転、片道1,090円。ただし、往復乗車券(1,930円、小人・障がい者半額)や、1日フリー乗車券(2,040円、小人・障がい者半額)の設定がある。(2019年10月現在)[12]
- 北海道道35号根室半島線
脚注
[編集]- ^ “法令全書. 明治5年”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “法令全書. 明治11年”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2021年11月20日閲覧。
- ^ “逓信省告示第133号. 官報. 1889年06月21日”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2021年11月17日閲覧。
- ^ “逓信省告示第943号. 官報. 1908年10月09日”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2021年11月17日閲覧。
- ^ “逓信省告示第2311号. 官報. 1930年10月04日”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2021年11月17日閲覧。
- ^ “逓信省告示第2578号. 官報. 1930年11月07日”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2021年11月17日閲覧。
- ^ “逓信省告示第2550号. 官報. 1936年10月02日”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2021年11月17日閲覧。
- ^ “逓信省告示第3022号. 官報. 1936年11月14日”. dl.ndl.go.jp. 国立国会図書館. 2021年11月17日閲覧。
- ^ “無線方位信号所(レーマークビーコン)廃止計画 (PDF) ”(海上保安庁)2021年11月20日閲覧。
- ^ 船艇・灯台 - 根室海上保安部
- ^ 消えゆく霧笛の音 | Doレポ | 北海道ファンマガジン
- ^ “路線バス時刻表”. 根室交通株式会社. 2020年1月28日閲覧。
関連項目
[編集]- 貝殻島灯台 - 納沙布岬灯台から傾いた姿が視認できる。
- リチャード・ヘンリー・ブラントン
- 霧信号所
- 無線方位信号所
- 根室市