緑2号
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16進表記 | #354F33 |
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RGB | (53, 79, 51) |
マンセル値 | 10GY 3/3.5 |
出典 | 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」 |
16進表記 | #2D512D | |
マンセル値 | 10GY 3/4.5 | |
緑2号(みどり2ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた色名称の1つである。
概要
[編集]慣用色名称は「ダークグリーン」である。マンセル値は「10GY 3/3.5」。
1949年に登場した80系電車で初めて採用された。この色は黄かん色と同様、アメリカのグレート・ノーザン鉄道の車両塗装にヒントを得たもので、「ミカンの葉の色にちなんだ色」という説は後からの理由付けによるものである。趣味者からは黄かん色と組み合わせて「湘南色」と称されることが多い。
車体色としての本格採用例は、国鉄時代にはこの「湘南色」のみであるが、EF58形4号機の試験塗装において、裾色として使用されたことがある。
車体色以外では、低圧冷媒の配管色としても使用されている。
使用車両
[編集]- 国鉄クモユニ74形・クモユニ82形・クモニ83形電車
- 国鉄80系電車
- 国鉄101系電車(南武支線用ワンマン車の帯色)
- 国鉄103系電車(JR東海に承継され新塗色となった車両の帯色)
- 国鉄111系・113系電車(前面下部の塗り分けが45度)
- 国鉄115系電車(前面下部の塗り分けが直角)
- 国鉄119系電車(JR化後の新塗色の帯色)
- 国鉄123系電車(JR東海所属車の新塗色の帯色)
- 国鉄クモユ141形電車(郵政省所有の郵便車)
- 国鉄143系電車(荷物車などのほか、事業用牽引車の一部にも使用)
- 国鉄153系・163系(サロ163形)電車
- 国鉄155系・159系電車
- 国鉄165系・167系・169系電車
- 国鉄EF58形電気機関車
- 国鉄24系客車・国鉄EF81形電気機関車:「トワイライトエクスプレス」のみに限定。緑2号に黄色の帯一本が入っている。なお、機関車は「日本海」の牽引を行う場合もある。
- オヤ35形0番台 153系電車が瀬野八を通る際、連結器が異なる補機との間に挟んだ控車。
- 国鉄キハ40系気動車(JR東海に承継され新塗色となった車両の帯色)
- JR東海キハ11形気動車(300番台を除く)
- 天竜浜名湖鉄道TH2100形気動車(2101号車)