臭化白金(II)
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臭化白金(II) | |
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臭化白金(II) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 13455-12-4 |
特性 | |
化学式 | Br2Pt |
モル質量 | 354.89 g/mol |
外観 | 暗緑色の粉末 |
密度 | 6.65 g/cm3, 固体 |
融点 |
250 ℃ (分解) |
水への溶解度 | 不溶 |
構造 | |
配位構造 | 平面四角形 |
双極子モーメント | 0 D |
危険性 | |
主な危険性 | 刺激性 (Xi) |
Rフレーズ | R36/37/38, R43 |
Sフレーズ | S24, S26, S27, S38 |
引火点 | ? ℃ |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 塩化白金(II) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
臭化白金(II)(しゅうかはっきん に、Platinum(II) bromide)は、化学式が PtBr2 と表される白金の臭化物である。この暗緑色の粉末は、様々な臭化白金(II)錯体を合成するための前駆体として用いられる。塩化パラジウムや臭化パラジウムなどと同様に、配位子となる物質の水溶液にしか溶けない。
用途
[編集]白金のカルベン錯体は、酢酸ナトリウムのジメチルスルホキシド溶液にイミダゾリウム塩と臭化白金(II)を溶かして加熱することで得られる[1]。
脚注
[編集]- ^ Muehlhofer M., Strassner T., Herdtweck E., Herrmann W.A. (2002). “Synthesis and structural characterization of novel bridged platinum(II) biscarbene complexes”. Journal of Organometallic Chemistry 660: 121–126. doi:10.1016/S0022-328X(02)01670-4.