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茎崎町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くきざきまち
茎崎町
守徳寺
茎崎町旗
茎崎町旗
茎崎町章
茎崎町章
茎崎町旗 茎崎町章
1983年昭和58年)1月1日制定
廃止日 2002年11月1日
廃止理由 編入合併
茎崎町つくば市
現在の自治体 つくば市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
稲敷郡
市町村コード 08445-0
面積 24.48 km2
総人口 25,581
推計人口、2002年10月1日)
隣接自治体 龍ケ崎市牛久市つくば市
筑波郡伊奈町
町の木 いちょう
町の花 ひまわり
町の鳥 よしきり
茎崎町役場
所在地 300-1293
茨城県稲敷郡茎崎町小茎288
(現在のつくば市小茎288)
外部リンク 茎崎町ホームページ
座標 北緯35度59分15秒 東経140度07分00秒 / 北緯35.98753度 東経140.11672度 / 35.98753; 140.11672座標: 北緯35度59分15秒 東経140度07分00秒 / 北緯35.98753度 東経140.11672度 / 35.98753; 140.11672
茎崎町の県内位置図
特記事項 キャッチフレーズ:「水と緑の豊かな自然と都市が調和する田園都市」
ウィキプロジェクト
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茎崎町(くきざきまち)は、茨城県南部の稲敷郡に属していたである。東京都特別区部への通勤率は21.2%・つくば市への通勤率は14.3%(いずれも平成12年国勢調査)。

概要

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1974年度の茎崎町中心部

地理

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  • 河川:小野川、稲荷川、東谷田川、西谷田川

地形

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  • 台地末端部や細やかな谷の周囲である低地と台地の接点部に分布し、下岩崎地区には台地端部に近い部分が農作地となり、台地中央部は森林地帯が立地している。 [3][4]

人口

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  • 筑波研究学園都市の開発に伴って東京特別区のニュータウンになり、宅地造成された結果町村制施行時より、約9倍の人口増加になり、約2800人ほどであった人口が約2万6000人になった[4]。その間、1975年前後には宅地造成が活発になり、人口増加が123.5%になり、全国一の人口増加率を誇った。その結果、当町の人口が2倍に増加し、単独町制が行えるほどに成長し、1983年1月1日に茎崎町になった。町制施行後も人口が増加し続け、2000年頃まで増え続けた。[4]しかし、つくば市の編入合併直前は約2万5700人であり、減少傾向にあった。[5]
調査名 調査年 人口
第10回国勢調査 1970年10月1日 6,461人
第11回国勢調査 1975年10月1日 8,308人
第12回国勢調査 1980年10月1日 16,856人
第13回国勢調査 1985年10月1日 22,577人
第14回国勢調査 1990年10月1日 25,070人
第15回国勢調査 1995年10月1日 26,315人

人口構成

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  • 1985年(昭和60年)第13回国勢調査では当町の平均年齢が31.5歳であり、桜村(現:つくば市)を筆頭に次に鹿島町(現:鹿嶋市)が2番目であり、当町が3番目に若い町であった。15歳未満の年少人口が30.5%であり、65歳以上の高齢人口は6.5%であった。[4]

面積

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広ぼう

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  • 東西4.96 kmであり、南北8.31 kmである。周囲は22㎞である。 [3][4]

気候

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  • 温暖な気候である[1][3]
項目[4] 記録値[4] 記録日[4]
年間平均気温 13.3℃ 1951年 - 1980年
最高気温 37.0℃ 1947年8月
最低気温 氷点下17.0度 1952年2月
年間平均降水量 1240.0mm 1951年 - 1981年
最高降水量 265.1mm 1929年9月

隣接自治体

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歴史

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茎崎村制時

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  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、小茎村、高崎村、上岩崎村、下岩崎村、房内村、天宝喜村、若栗村、菅間村、大井村、樋ノ沢村、庄兵衛新田の一部の11村が合併し河内郡茎崎村が成立する。[6]
  • 1896年(明治29年)3月29日 - 河内郡信太郡と合併し稲敷郡となる。
  • 1937年(昭和12年) - 上岩崎に郵便局が設置される。[7]
  • 1946年(昭和21年) - 小茎に旧役場庁舎が完成する。[8]
  • 1974年(昭和49年) - つくば市編入まで役場として使用した庁舎が完成する。[9]
  • 1978年(昭和53年) - 人口が1万人を超える。[10]

茎崎町制時

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地名の由来

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茎崎村成立時に地域の主要な村であった小村、高村、上岩村、下岩村から一字ずつとった合成地名である[16]

地区

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大字

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  • あしび野
  • 天宝喜
  • 池の台
  • 池向
  • 稲荷川
  • 稲荷原
  • 梅ケ丘
  • 大井
  • 大舟戸
  • 小茎
  • 上岩崎
  • 茎崎
  • 九万坪
  • 駒込
  • 小山
  • 桜が丘
  • 下岩崎
  • 自由ケ丘
  • 城山
  • 菅間
  • 高崎
  • 高見原
  • 中山
  • 西大井
  • 西の沢
  • 泊崎
  • 樋の沢
  • 富士見台
  • 房内
  • 宝陽台
  • 細見
  • 牧園
  • 松の里
  • 明神
  • 森の里
  • 六斗
  • 若栗
  • 若葉

ニュータウン

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ニュータウン名 入居開始年
城山[10] 1977年[10]
梅ケ丘[10]
桜が丘[10] 1978年[10]
宝陽台[11]
自由ケ丘[11] 1982年[11]
あしび野[11]
自由ケ丘
富士見台[11] 1985年[11]
緑が丘
森の里

行政

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官公庁

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町木・町花・町鳥

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姉妹都市

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自治体合併

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  • 1889年町村制施行からつくば市への編入までの113年半の間、他の自治体との編入合併は一度もなかった。

牛久町・岡田村との合併

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  • 昭和の大合併時の1953年8月に当時の茎崎村・牛久町岡田村で「牛久・茎崎・岡田村合併協議会」を設置し新設合併を目指したが、茎崎村の住民が合併に対し消極的であったことから実現しなかった。結局、残りの牛久町と岡田村で1954年4月1日に新設合併した[1]

つくば市との合併

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  • 1987年8月に「筑波研究学園都市関係町村合併促進協議会」が設立され、将来的に合併を目指すものとし、つくば市発足後の1988年2月に合併協議会が設置されるも時期尚早とされ1999年11月まで開催されずに凍結状態であったが、2001年11月12日に合併協定が調印。2002年11月1日に編入合併した[18]

町章

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  • 制定日は不明である。「クキザキ」を図案化したものであり、左右に張っている翼は飛躍発展を表し、円は住民の発展と協力を象徴している[12][17]

施設

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  • 茎崎運動公園
  • こもれび六斗の森
  • 高崎自然の森
  • 茎崎町民憩いの家

経済

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第一次産業

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特産物

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野菜栽培が盛んであり、ネギは銘柄産地に指定されている[20]

第二次産業

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第三次産業

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  • 大規模商店がなく、飲食料を扱う簡易的な小規模商店程度が点在しているだけであり、そのために購買力が他自治体に流出している[20]

地域

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教育

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  • 高等学校
  • 中学校
    • 茎崎町立茎崎中学校
    • 茎崎町立高崎中学校
  • 小学校
    • 茎崎町立茎崎第一小学校
    • 茎崎町立茎崎第二小学校
    • 茎崎町立茎崎第三小学校
  • 幼稚園
    • 茎崎町立高崎幼稚園
    • 茎崎町立岩崎幼稚園
    • みのり幼稚園
    • 成渓幼稚園

交通

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道路

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観光

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脚注

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  1. ^ a b c 第1章新市のすがた p12”. つくば市・茎崎町の合併. 2013年10月26日閲覧。
  2. ^ 町長あいさつ”. 茎崎町. 2013年11月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e 地勢と位置”. 茎崎町. 2013年11月4日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 資料p15
  5. ^ 人口と世帯”. 茎崎町. 2013年11月4日閲覧。
  6. ^ 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 資料p4
  7. ^ 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 資料p7
  8. ^ 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 資料p8
  9. ^ 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 資料p11
  10. ^ a b c d e f 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 資料p12
  11. ^ a b c d e f g h 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 資料p13
  12. ^ a b 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 p2
  13. ^ 字の区域の設定(平成6年1月27日 茨城県告示第93号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第518号: pp. p.18-19, (1994年1月27日) 
  14. ^ 字の区域の設定 (平成13年1月29日 茨城県告示第81号・82号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1232号: pp. p.1-3, (2001年1月29日) 
  15. ^ 字の区域の設定(平成14年9月5日 茨城県告示第1092・1093号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1396号: pp. p.1-4, (2002年9月5日) 
  16. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』角川書店、昭和58年12月8日、1617pp.(363ページ)
  17. ^ a b 町のシンボル”. 茎崎町. 2013年11月4日閲覧。
  18. ^ つくば市・茎崎町の合併|つくば市公式ウェブサイト”. www.city.tsukuba.lg.jp. 2024年10月2日閲覧。
  19. ^ a b 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 p16
  20. ^ a b c d 茎崎町の産業”. 茎崎町. 2013年11月4日閲覧。
  21. ^ 茎崎誕生100周年記念町勢要覧 p29

注釈

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  1. ^ 首都圏中央連絡自動車道つくば牛久インターチェンジ牛久阿見インターチェンジの間で旧・茎崎町を通過するが、開通したのはつくば市への編入後の2007年3月10日である。

参考文献

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  • 茎崎町 編『茎崎誕生100周年記念町勢要覧』(初版第1刷)茎崎町、1989年4月。 

関連項目

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外部リンク

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