藤原清瀬
表示
藤原 清瀬(ふじわら の きよせ、生没年不詳)は、平安時代前期の貴族。藤原南家、右衛門権佐・藤原長道の曾孫。従五位下・藤原道成の子。官位は従五位上・伊勢守(または伊予守)
経歴
[編集]元慶元年(877年)4月に備中介の官職にあったが、陽成天皇の大嘗会に向けて備中守・源直らとともに主基行事に任ぜられる。同年中に美濃介に遷り、11月の大嘗会に際して従五位上に昇叙された。元慶6年(882年)左衛門権佐の官職にあった際に左相撲司を務めたほか、時期は不明ながら木工頭や伊勢守(または伊予守)を務めている。
官歴
[編集]注記のないものは『日本三代実録』による。
- 時期不詳:従五位下
- 貞観5年(863年) 12月18日:見大蔵少輔[1]
- 時期不詳:備中介
- 元慶元年(877年) 4月26日:大嘗会主基行事。日付不詳:美濃介。11月21日:従五位上
- 元慶6年(882年) 6月26日:見左衛門権佐
- 時期不詳:木工頭。伊勢守(または伊予守)[2]
系譜
[編集]『尊卑分脈』による。
- 父:藤原道成
- 母:不詳
- 妻:藤原長岡の娘
- 男子:藤原善方(?-929)
- 生母不詳の子女
- 男子:藤原滋茂