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藤岡陽子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤岡 陽子ふじおか ようこ
誕生 1971年7月21日
京都府京都市
職業 小説家看護師
国籍 日本の旗 日本
活動期間 2009年 - 現在
主な受賞歴 第9回京都本大賞
第7回未来屋小説大賞
第45回吉川英治文学新人賞
デビュー作 いつまでも白い羽根
ウィキポータル 文学
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藤岡 陽子(ふじおか ようこ、1971年7月21日[1] - )は、日本の小説家看護師[2]。本名、中原陽子[1]。2児の母[2]

経歴

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京都府京都市に生まれる[1]同志社高等学校では赤神諒と同期[3]同志社大学文学部卒業[2]。卒業後は文章を書く仕事がしたい[4]1994年報知新聞社にスポーツ記者として勤務し、高校野球やゴルフを取材する[2]。整理部を経て1997年9月、およそ3年半で退社する[2]

その後、タンザニアダルエスサラーム大学に留学し[2][4]スワヒリ語科で学ぶ[5]。卒業はせず帰国し[5]1999年大阪文学学校(夜間部)に通い[6]、小説を書いては投稿する日々を続けるが落選が続く[4]。2年連続で「オール読物新人賞」の最終候補に残るが、その後結婚し、出産したことで小説を書く余裕を無くしてしまう[4]。また、経済的に夫に依存することに不安を感じ、慈恵看護専門学校を卒業して、看護師資格を習得している[4]

小説を書きたいという気持ちは依然として強かったため[4]2006年、再び大阪文学学校(昼間部)で学び[6]、同年「結い言」で宮本輝が選考する第40回北日本文学賞選奨を受賞[2]。その後、2年連続で「小説宝石新人賞」の最終候補に残り、2009年いつまでも白い羽根』でデビューする[2]

2017年現在、京都市内の脳外科に勤務する[2]

2021年『メイド・イン京都』にて第9回京都本大賞受賞[7]。 2023年『リラの花咲くけものみち』にて第7回未来屋小説大賞を受賞[8]。 2024年、同作で第45回吉川英治文学新人賞。同作は娘が獣医を目指して北海道酪農学園大学に進学したことを機に書かれた[9][10]

著書

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アンソロジー

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「」内が藤岡陽子の作品

メディア・ミックス

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映画

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テレビドラマ

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配信ドラマ

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ラジオドラマ

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脚注

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  1. ^ a b c 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.463
  2. ^ a b c d e f g h i 藤岡陽子(インタビュアー:甲斐毅彦)「現役看護師作家・藤岡陽子さんが描く前向きな死とは「走り抜いた先の着地点」」『スポーツ報知』、2017年12月16日https://www.hochi.co.jp/topics/serial/CO019592/20171214-OHT1T50218.html2018年9月23日閲覧 
  3. ^ 同級生交歓 同志社高等学校 平成2年卒|文藝春秋digital”. 文藝春秋digital. 2023年1月22日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 藤岡陽子(インタビュー)「インタビュー 作家 藤岡陽子」『WEB文芸 RENZABURO』http://renzaburo.jp/interview/001/index.html2018年9月23日閲覧 
  5. ^ a b 藤岡陽子(インタビュアー:山田洋介)「『手のひらの音符』」『オトバンクhttps://www.sinkan.jp/special/interview/bestsellers55.html?archive2010年5月1日閲覧 
  6. ^ a b 小原 (2018年3月23日). “藤岡陽子さん(文校修了生)の小説がテレビドラマ化!”. 文校ブログ. 大阪文学学校. 2018年9月23日閲覧。
  7. ^ "第九回みんなで選ぶ京都本大賞:大賞決定しました!."京都府書店商業組合HP. 2024年6月8日閲覧。
  8. ^ "第7回未来屋小説大賞/藤岡陽子さん『リラの花咲くけものみち』に決定!."ブクログ通信「文学賞・マンガ賞」2023年12月22日付. 2024年6月8日閲覧。
  9. ^ 本学がモデルの小説「リラの花咲くけものみち」著者・藤岡陽子さんのトークショーを開催 | 酪農学園大学 | 農食環境学群・獣医学群”. 酪農学園大学 (2023年11月10日). 2024年6月6日閲覧。
  10. ^ 獣医師の仕事に胸が熱く 藤岡陽子さんが語る執筆の舞台裏 「リラの花咲くけものみち」刊行記念トークイベント|好書好日”. 好書好日. 2024年6月6日閲覧。

関連項目

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