藤野正三郎
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藤野 正三郎(ふじの しょうざぶろう、1927年2月20日[1] - 2012年2月13日)は、日本の経済学者。経済学博士(一橋大学・論文博士・1965年)(学位論文「日本の景気循環」)。一橋大学名誉教授。
経歴
[編集]昭和2年(1927年)、現在の福岡県北九州市に生まれる。1951年 東京商科大学(現一橋大学)卒業。1965年 論文「日本の景気循環」で経済学博士(一橋大学)の学位を取得。審査員馬場啓之助、都留重人、大川一司[2]。
一橋大学経済研究所教授、立正大学教授を経て、一橋大学名誉教授。篠原三代平(一橋大学名誉教授)と並び、日本の景気循環の理論的、実証的研究の第一人者。一橋大学在職中に、1982年から江見康一の後任として一橋大学経済研究所所長を務めた。1984年 退任。後任所長は宮鍋幟[3]。理論・計量経済学会(現・日本経済学会)会長等も歴任。2012年2月13日、肺炎のため死去[4]。84歳没。
指導学生に、寺西重郎(一橋大学名誉教授)、後藤晃(東京大学名誉教授)[5]、石井安憲(早稲田大学名誉教授)[6]、鵜飼康東(関西大学名誉教授)[7]、天野昌功(千葉大学名誉教授)[8]、高橋秀悦(東北学院大学名誉教授)[9]、松川周二(立命館大学名誉教授)[10]、三井清(学習院大学教授)[11]、藤岡文七(元内閣府審議官)など多数[12]。
著作
[編集]単著
[編集]- Money, Employment, and Interest: Towards a Reconstruction of Keynesian Economics (Economic Research Series, No 23) (1988)
- 日本の景気循環―循環的発展過程の理論的・統計的・歴史的分析 (1965年) (経済学全集), 勁草書房 (1965)
- 日本のマネーサプライ, 勁草書房 (1994/02)
受賞
[編集]- 1965年 日経・経済図書文化賞・特賞(『日本の景気循環―循環的発展過程の理論的・統計的・歴史的分析』に対して)[13]
- 1965年 エコノミスト賞 (『日本の景気循環―循環的発展過程の理論的・統計的・歴史的分析』に対して)[13]
- 1993年 紫綬褒章[13]
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.506
- ^ “: 博士論文要旨および審査要旨(市村昭三・藤野正三郎・藤田整)” (pdf). 2021年4月27日閲覧。
- ^ “歴代所長”. 一橋大学経済研究所. 2021年4月27日閲覧。
- ^ “藤野正三郎氏が死去 一橋大名誉教授”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2012年2月15日) 2016年1月25日閲覧。
- ^ “昭和47年度 学位授与・単位修得論文” (pdf). 2021年4月27日閲覧。
- ^ “昭和45年度 学位授与・単位修得論文” (pdf). 一橋研究. 2021年4月27日閲覧。
- ^ “昭和49年度 学位授与・単位修得論文” (pdf). 2021年4月27日閲覧。
- ^ “昭和46年度 学位授与・単位修得論文” (pdf). 2021年4月27日閲覧。
- ^ “昭和51年度 学位授与・単位修得論文”. 一橋研究. 2021年4月27日閲覧。
- ^ “昭和48年度 学位授与・単位修得論文” (pdf). 2021年4月27日閲覧。
- ^ “昭和61年度 博士課程単位修得論文・修士論文一覧” (pdf). 2021年4月27日閲覧。
- ^ “昭和49年度 学位授与・単位修得論文” (pdf). 2021年4月27日閲覧。
- ^ a b c “受賞歴”. 一橋大学経済研究所. 2018年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月9日閲覧。