コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

西田三十五

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西田 三十五
にした さんご
内閣府地方創生推進室より公表された肖像
生年月日 (1964-10-15) 1964年10月15日(60歳)
出生地 日本の旗 日本 千葉県佐倉市
出身校 拓殖大学政経学部
所属政党自由民主党→)
無所属

当選回数 2回
在任期間 2019年4月27日 - 現職

選挙区 佐倉市選挙区
当選回数 4回
在任期間 2003年4月30日 - 2019年

当選回数 3回
在任期間 1991年4月30日 - 2003年
テンプレートを表示

西田 三十五(にした さんご[1]1964年昭和39年)10月15日[2] - )は、日本政治家千葉県佐倉市長(2期)。元千葉県議会議員(4期)、元佐倉市議会議員(3期)。

来歴

[編集]

千葉県佐倉市生まれ。佐倉市立臼井小学校、佐倉市立臼井中学校、千葉県立成田北高等学校を経て、1988年(昭和63年)3月、拓殖大学政経学部卒業。1991年(平成3年)、佐倉市議会議員に初当選。市議を3期務めた後、2003年(平成15年)に千葉県議会議員に初当選。県議時代は自由民主党に所属した[3]

2018年(平成30年)11月19日、任期満了に伴う佐倉市長選挙に立候補する意向を表明[4]

2019年(平成31年)4月21日執行の市長選は現職の蕨和雄自由民主党の推薦を得たが、石井準一参議院議員や三原じゅん子参議院議員が西田を支援。保守分裂選挙となった[5]。蕨や弁護士の清田乃り子ら3人の候補者を破り、初当選した[6][7]。4月27日、就任。

※当日有権者数:146,220人 最終投票率:48.07%(前回比:-1.09pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
西田三十五54無所属24,420票35.23%
蕨和雄69無所属23,230票33.51%(推薦)自由民主党
清田乃り子66無所属16,515票23.83%
望月圧子54無所属5,151票7.43%

市政・人物

[編集]

統一教会との関係

[編集]
  • 2019年(平成31年)4月の市長選挙の際、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者の紹介で教団施設を訪問。また、信者から手伝いを受けた[8]
  • 2021年(令和3年)8月21日、統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」が主催する自転車イベント「ピースロード2021 in Japan 南千葉」が開催。スタート地点である佐倉市、富津市、東金市のそれぞれの市で出発式が行われた。西田は出発式で挨拶し、イベントTシャツを着用し、自転車で参加者と共に走行した。本イベントには立憲民主党・奥野総一郎、佐倉市議会議員・敷根文博も西田と参加している[9][10]
  • 2022年(令和4年)6月17日、統一教会は、参院選比例代表への出馬表明していた井上義行を支援するための集会を、教団施設である佐倉家庭教会で開催。西田は公務として集会に出席し、井上が安倍晋三元首相の首席秘書官を務めていた経緯を踏まえ「(当選後は)佐倉市の発展のために力添えを」などと発言した[8]。井上は当選後の報道により、信者を意味する「食口(シック)」であったことが判明している[11]

その他

[編集]
  • 2022年(令和4年)1月31日、同居する家族の新型コロナウイルスの感染が確認され、濃厚接触者として自宅で健康観察の身となった。2月2日、熱が出たため医療機関で抗原検査を受けたところ、新型コロナの感染が確認された[12]
  • 2022年(令和4年)3月28日の臨時会において「コロナ対策で国が自治体に配る地方創生臨時交付金を巡り、佐倉市で2020年度から21年度への繰り越し手続きにミスがあり、市が総額約5億3千万円を国に返還すること」について西田市長より議会に説明があった。しかし市長から市民に対しての説明は未だなされていない[13]

脚注

[編集]
  1. ^ 平成31年4月21日執行佐倉市長選挙公報
  2. ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、123頁。
  3. ^ 公式サイトプロフィール
  4. ^ “来春の佐倉市長選に西田県議が出馬表明”. 産経新聞. (2018年11月20日). https://www.sankei.com/article/20181120-KTTJQYGKHVIK3NKUVTGUIAIGOM/ 2019年4月23日閲覧。 
  5. ^ “<統一地方選>自民が分裂 混戦模様 4人立候補 佐倉市長選”. 東京新聞. (2019年4月20日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201904/CK2019042002000162.html 2019年4月23日閲覧。 
  6. ^ “【千葉】2019年の県内選挙 46の地方選 夏に参院選も”. 東京新聞. (2019年1月9日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201901/CK2019010902000141.html 2019年1月24日閲覧。 
  7. ^ “<統一地方選>佐倉市 西田さん初当選 「市民と一丸、市を良くする」”. 東京新聞. (2019年4月22日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201904/CK2019042202100021.html 2019年4月22日閲覧。 
  8. ^ a b 【独自】佐倉市長、旧統一教会集会に出席 参院選の自民党候補応援、公務扱い 「今後関係持たない」”. 千葉日報 (2022年9月5日). 2022年9月5日閲覧。
  9. ^ 【独自】旧統一教会系団体イベントに千葉県内3市長が出席 佐倉、富津、東金の3市 21年、西田氏あいさつ”. www.chibanippo.co.jp. 2022年8月26日閲覧。
  10. ^ 令和3年度 西田市長フォトレポート|千葉県佐倉市公式ウェブサイト”. www.city.sakura.lg.jp. 2022年8月26日閲覧。
  11. ^ TBS. “教団票の割り振りあった」旧統一教会めぐり自民議員が証言 票の差配に“派閥の長”が関わっていた”. TBS NEWS DIG. 2022年7月31日閲覧。
  12. ^ “佐倉市 西田市長が新型コロナに感染”. NHK. (2022年2月2日). https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20220202/1080017163.html 2022年2月3日閲覧。 
  13. ^ 手続きミスで5億3千万円を国に返還 佐倉市、コロナ臨時交付金 救済措置認められず、市長陳謝”. www.chibanippo.co.jp. 2022年8月1日閲覧。

外部リンク

[編集]