西鉄福岡(天神)駅
西鉄福岡(天神)駅 | |
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駅ビル(ソラリアターミナルビル) | |
にしてつふくおか(てんじん) Nishitetsu-Fukuoka (Tenjin) | |
(0.8 km) 薬院 T02► | |
上は天神駅、右は天神南駅 | |
所在地 | 福岡市中央区天神二丁目11番2号 |
駅番号 | T 01 |
所属事業者 | 西日本鉄道 |
所属路線 | ■天神大牟田線 |
キロ程 | 0.0 km(西鉄福岡(天神)起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 4面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
109,641人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)4月12日 |
乗換 |
福岡市地下鉄空港線(天神駅) 福岡市地下鉄七隈線(天神南駅) |
西鉄福岡(天神)駅(にしてつふくおか てんじんえき)[注釈 1]は、福岡県福岡市中央区天神二丁目にある西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線の駅。駅番号はT01。同線の起点・ターミナル駅である。
概要
[編集]九州最大の繁華街である天神の中心に位置し、福岡県を拠点とする大手私鉄の西日本鉄道(西鉄)最大のターミナル駅である。西鉄の基幹路線である天神大牟田線の起点で、乗降客数において福岡市内では博多駅に次ぐ規模を誇る。
現在の駅ビルは「ソラリアターミナルビル」と呼ばれ、1997年9月29日に完成。ホーム・コンコースは駅ビルの2階に所在している。同年10月1日から福岡三越が地下2階 - 1階・3階 - 9階で営業している。1階の通り抜け通路部にはライオン広場(公共広場)、福岡市観光案内所が所在。3階には西鉄天神高速バスターミナルが入っている。地下3階は駐輪場になっており、4階 - 8階はソラリアターミナル駐車場(460台)となっている。駅周辺にはファッションビルのソラリアプラザやソラリアステージといった西鉄の各種施設や、百貨店や専門店街などの大型商業施設や飲食店などが集積している。
福岡市地下鉄空港線の天神駅と福岡市地下鉄七隈線の天神南駅との乗り換え駅であり、当駅は両駅に挟まれた位置にある。
日中でも1時間に12本(特急2本、急行4本、普通6本)の列車が発着し、久留米・大牟田方面と太宰府方面に向かう。
ソラリアターミナルビル完成で駅が現在地に移転する以前は、現在より100m北(ソラリアステージの位置)にあり、岩田屋デパート旧本館とひとつづきのビルになっていた。当時の駅舎は西鉄福岡駅ビルとして北側の一部が残存している(現在の福岡パルコ本館増床部が入居しているビル)。それ以前にはその少し西側にあった。高架化される前の駅の姿は、1956年公開の東宝映画『空の大怪獣ラドン』の福岡破壊シーンで見ることができる。
歴史
[編集]- 1924年(大正13年)4月12日:福岡駅として開業。
- 1939年(昭和14年)7月1日:九鉄福岡駅に改称届出[3]。
- 1942年(昭和17年)9月22日:西鉄福岡駅に改称。
- 1961年(昭和36年)11月1日:高架化[4]。
- 1983年(昭和58年)
- 1987年(昭和62年)10月1日:自動改札機を導入[5]。
- 1992年(平成4年)7月8日:西鉄福岡ターミナルプロジェクト(ソラリア計画)第二期となる本駅のターミナルビルへの改築工事が着工。
- 1993年(平成5年)
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)
- 2月29日:北側の旧駅舎1階で営業を続けていた福岡西鉄名店街が閉店し、3月8日から旧NHK福岡放送局の建物にて仮店舗のにしてつカリテンとして営業開始。旧駅の解体並びに、ソラリアステージビルの建設が始まる。
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)11月7日:北口正面階段を新設。
- 1999年(平成11年)4月24日:ソラリアステージビルの完成で2階の外コンコースが完成し、ソラリア計画のすべての事業が完了。
- 2001年(平成13年)1月1日:西鉄福岡(天神)駅に改称[6][7]。
- 2008年(平成20年)5月18日:ICカードnimoca供用開始。
- 2014年(平成26年)2月:発車案内表示器を液晶ディスプレイ(LCD)に切り替え、案内放送システム更新。
- 2017年(平成29年)2月1日:駅ナンバリングを導入[8]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)2月28日:2番線の乗車および降車ホームの北口改札側各1両分にてホームドアの実証実験を開始[11]。
- 2024年(令和6年)3月30日:3番線の乗車ホームにてホームドアの稼働を開始。
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1993年の駅構内
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実証実験で設置された昇降式ホームドア(2022年12月)
駅構造
[編集]プラットホームがソラリアターミナルビル2階にある高架駅。現在は4面3線の頭端式ホームとなっており、乗車専用ホーム(1 - 3番線)と降車専用ホームがある。電車が進入した後、まずすべての乗客を降車ホームに降車させ、その後乗車ホーム側の乗客が乗車ホームから乗ることができる。
ホーム有効長は10両編成まで入線可能な長さである。下記に示す乗り場案内は基本のものであり、例外もある。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 行先 | 使用種別 |
---|---|---|---|
降車用ホーム | |||
1 | ●天神大牟田線 | 二日市・太宰府・久留米・大牟田方面 | ●急行 |
2 | ●普通 | ||
降車用ホーム | |||
3 | ●天神大牟田線 | 二日市・太宰府・久留米・大牟田方面 | ●特急・●急行 |
2番のりばと3番のりばの間の降車用ホームは、一部時間帯はTHE RAIL KITCHEN CHIKUGO専用乗車ホームとなる。
-
1番線横の降車専用ホーム(2022年12月)
-
1・2番線ホーム(2022年12月)
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2・3番線横の降車専用ホーム(2022年12月)
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3番線ホーム(2022年12月)
駅構内
[編集]改札口は北口、三越口、南口の3箇所ある。
建物の構造上、バリアフリーとなっているのは北口のみで、三越口・南口には改札口とホームとを連絡するエレベーターやエスカレーターの設置がない。
その為、車椅子等利用者が当駅へ出入りする際、または天神大牟田線を利用して当駅に到着後、福岡市地下鉄各線や西鉄天神高速バスターミナルを利用する際には、北口側・ソラリアステージビルのエレベーターを利用する形となる。
- 三越口
- 改札口は1階。コインロッカーがある。3階にある西鉄天神高速バスターミナルへの連絡エレベーター(福岡三越と共用)がある。
- 2018年9月27日までは中央口と呼ばれていた。2018年9月28日に、三越口へ名称変更[10]。
- 南口
- 改札口は1階で、国体道路に面している。福岡市地下鉄七隈線(天神南駅)へ乗り換える際、最も近い改札口である。
-
北口改札(2022年12月)
-
三越口改札(2021年12月)
-
南口改札(2021年12月)
利用状況
[編集]2022年度の1日平均乗降人員は109,641人[12] であり、西鉄の駅の中で最も多い[注釈 2]。隣駅である薬院駅の交通結節機能強化が進んだこともあって利用者数は減少傾向にあったが、近年は増加傾向にある。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1996年(平成 | 8年)168,789 | 83,756 | [13] |
1997年(平成 | 9年)167,825 | 83,137 | |
1998年(平成10年) | 162,868 | 80,682 | |
1999年(平成11年) | 157,824 | 78,216 | |
2000年(平成12年) | 153,894 | 76,296 | |
2001年(平成13年) | 151,375 | 74,868 | [14] |
2002年(平成14年) | 149,268 | 73,751 | |
2003年(平成15年) | 148,669 | 73,456 | |
2004年(平成16年) | 143,894 | 71,515 | |
2005年(平成17年) | 140,444 | 69,789 | |
2006年(平成18年) | 140,340 | 70,104 | [15] |
2007年(平成19年) | 138,910 | 69,434 | |
2008年(平成20年) | 137,500 | 68,992 | |
2009年(平成21年) | 132,502 | 66,704 | |
2010年(平成22年) | 131,641 | 66,411 | |
2011年(平成23年) | 128,426 | 64,773 | [16] |
2012年(平成24年) | 128,542 | 64,860 | |
2013年(平成25年) | 129,898 | 65,550 | |
2014年(平成26年) | 129,608 | 65,207 | |
2015年(平成27年) | 131,902 | 66,516 | |
2016年(平成28年) | 131,108 | 65,945 | [17][18] |
2017年(平成29年) | 133,696 | 67,350 | |
2018年(平成30年) | 136,269 | 68,730 | |
2019年(令和元年) | 136,277 | 68,795 | |
2020年(令和 | 2年)92,169 | ||
2021年(令和 | 3年)98,680 | ||
2022年(令和4年) | 109,641 |
駅周辺
[編集]渡辺通り西側
[編集]駅と同じ側である。
その他
[編集]- 福岡市地下鉄空港線天神駅
- 福岡市地下鉄七隈線天神南駅
- 天神地下街 - 天神駅、天神南駅方面を結ぶ
- イオンショッパーズ福岡店・ミーナ天神・ノース天神
- 九州朝日放送
- 水鏡天満宮
- 福岡市文学館
- 福岡県公会堂貴賓館
- ボートレース福岡
- 福岡県立美術館
- 福岡市民会館
- 在福岡カナダ名誉領事館
隣の駅
[編集]- 西日本鉄道
- ■天神大牟田線
- ■特急・■急行・■普通
- 西鉄福岡(天神)駅 (T01) - 薬院駅 (T02)
- ■特急・■急行・■普通
その他
[編集]- 特急電車は朝の一部を除き、毎時00分と30分に発車する。発車時刻の5分-10分前に入線する。
- 特急電車は、発車時刻15分前くらいから乗客の列ができる。先発の急行(主に小郡・太宰府行き)が発車する前から次発の特急を待つ人も多い。
- 当駅の構造と駅位置の関係上、福岡(天神)行きの電車では前方車両が最も混雑する[注釈 3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 車内放送では「西鉄」を読まず「福岡天神」(ふくおかてんじん)と案内されている
- ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事。
- ^ 前方側に改札口がある為。
出典
[編集]- ^ 川島令三『【図説】日本の鉄道 四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』講談社、2013年8月19日、10頁。
- ^ 最南端は福岡県大牟田市にある同じ西鉄の大牟田駅、最北端は栃木県日光市にある東武鉄道の新藤原駅、最東端は千葉県成田市にある京成電鉄の空港第2ビル駅である。ただし新藤原駅に関しては管轄が野岩鉄道のため、大手私鉄直接の管轄としての最北端は鬼怒川公園駅となる。
- ^ 鉄道省監督局「地方鉄道、軌道事業の現況並に異動」『電気協会雑誌』第212号、日本電気協会、1939年8月、附録2頁。(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「福岡駅の高架工事完成」『交通新聞』交通協力会、1961年10月24日、1面。
- ^ 「16駅の改札自動化」『交通新聞』交通新聞社、1987年10月6日、1面。
- ^ 、2001、「RAILWAY TOPICS - 西鉄がダイヤ改正 快速急行を新設」、『鉄道ジャーナル』(通巻414号)、鉄道ジャーナル社、2001年4月 p. 95
- ^ 西日本鉄道株式会社. “西鉄グループ→グループ・企業情報→会社案内→沿革→1999年〜2008年”. 2024年9月18日閲覧。
- ^ “西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
- ^ TENJIN AMURO MONTH コラボレーション企画を実施します! - 西日本鉄道 2018年8月1日(2018年8月10日閲覧)
- ^ a b 2018年9月28日(金)より西鉄 福岡(天神)駅「中央口」を「三越口」に名称変更します! - 西日本鉄道 2018年9月27日(2018年9月28日閲覧)
- ^ 西鉄福岡(天神)駅 ホームドア実証実験の開始について (PDF) - 西日本鉄道 2019年02月14日(2019年2月18日閲覧)
- ^ “駅別乗降人員(2022年度)”. 西日本鉄道株式会社. 2023年6月15日閲覧。
- ^ 2001年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ 2006年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ 2011年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ 2016年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ 2018年版 福岡市統計書 2019年7月12日閲覧。
- ^ [1] - 令和元年度版 九州運輸要覧、2020年9月2日閲覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 西鉄福岡(天神) - 西鉄電車各駅情報サイト