コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

谷田正躬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

谷田 正躬(たにだ まさみ、1931年1月[1] - )は、日本外交官リオ・デ・ジャネイロ総領事や、ブルガリア国駐箚特命全権大使ヴァチカン国駐箚特命全権大使等を歴任した。

人物・経歴

[編集]

岡山県生まれ[2]。1953年東京大学法学部第二類(公法コース)卒業[3]外務省入省[2]在ベルギー日本国大使館三等書記官[4]、在ベルギー日本国大使館二等書記官[5]、外務省条約局条約課首席事務官等を経て、1968年外務省経済局中近東課長[6]。1969年外務省経済局国際経済課長[7]。同年在レバノン日本国大使館一等書記官[8]

1971年在フランス日本国大使館一等書記官[9]ユネスコにおける日本政府代表[10]。1973年外務省経済協力局経済協力第1課長[11]。1975年外務大臣官房領事移住部外務参事官[12]。1976年在ベルギー日本国大使館参事官[13]。1979年に専任の欧州共同体日本政府代表部が開設すると同臨時代理大使参事官)に着任した[14][15]。同年リオ・デ・ジャネイロ総領事[16]。1983年外務大臣官房領事移住部長[17]

1985年ブルガリア国駐箚特命全権大使[18]。1990年ヴァチカン国駐箚特命全権大使[19]。1994年に退官後はギリシャ人とともにギリシャ共和国エヴィア島アマリントス英語版に移住した。2008年に36歳の次女自宅変死体となって発見された事件の被疑者として殺人罪起訴されたが、2010年にアテネ裁判所無罪判決が出された[20][21][22][23]

脚注

[編集]
  1. ^ 『日本官界名鑑 第21版』(日本官界情報社、1969年)p.691
  2. ^ a b 『海外移住』6月(第446号)(国際協力機構、1985年6月)p.8
  3. ^ 東京大学卒業生氏名録 昭和27-28年度
  4. ^ 官報昭和38年本紙第10861号 64頁
  5. ^ 官報昭和39年本紙第11385号 12頁
  6. ^ 官報昭和43年本紙第12399号 14頁
  7. ^ 官報昭和44年本紙第12635号 20頁
  8. ^ 官報昭和44年本紙第12756号 14頁
  9. ^ 官報昭和46年本紙第13350号 18頁
  10. ^ 官報昭和46年本紙第13378号 15頁
  11. ^ 官報昭和48年本紙第14034号 11頁
  12. ^ 官報昭和50年本紙第14621号 18頁
  13. ^ 官報昭和52年本紙第14996号 2頁
  14. ^ 研究ノート 日本及び欧州共同体の間の外交関係 川崎晴朗··········外務省
  15. ^ 官報昭和54年本紙第15595号 12頁
  16. ^ 官報昭和54年本紙第15847号 12頁
  17. ^ 官報昭和58年本紙第16894号 13頁
  18. ^ 官報昭和60年本紙第17637号 9頁
  19. ^ 官報平成2年本紙第394号 10頁
  20. ^ 元バチカン大使は無罪/ギリシャ地裁、次女殺害で四国新聞2010/02/28 00:50
  21. ^ Greece: Japanese ex-diplomat charged with murder of daughter New York Daily New
  22. ^ Greece: Japanese ex-diplomat charged with murderThe San Diego Union-Tribune SEPT. 8, 2008 10:19 AM PT
  23. ^ Greece: Mother gets life for murderGreekReporter.comMarch 1, 2010