軽部大
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軽部 大(かるべ まさる、1969年 - )は、日本の経営学者。専門は、イノベーション研究・経営戦略論・組織論。一橋大学大学院経営管理研究科教授兼一橋大学イノベーション研究センター教授。組織学会高宮賞、日経・経済図書文化賞受賞。
人物・経歴
[編集]福岡市生まれ。1993年一橋大学商学部卒業。1998年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。学位論文「潜在的生産用役の誘発と駆動のメカニズム:技術セット・経済的制度・競争構造」で、一橋大学より博士(商学)の学位を取得。審査員は、佐久間昭光・後藤晃・栗原史郎[1][2][3][4]。
1998年東京経済大学経営学部専任講師、2002年一橋大学イノベーション研究センター助教授。ペンシルバニア大学ウォートン・スクールフルブライト客員研究員、ブリンマー大学フルブライト客員研究員を経て、2017年一橋大学大学院商学研究科教授兼一橋大学イノベーション研究センター教授[5][6][7]。
1998年、論文「日米半導体産業における制度と企業戦略」により組織学会高宮賞(論文部門)受賞。2003年、論文「日米HPC産業における2つの性能進化」により組織学会高宮賞(論文部門)受賞。2012年、『イノベーションの理由』により、第55回日経・経済図書文化賞受賞[8][9]。
著書
[編集]- 『見えざる資産の戦略と論理』(伊丹敬之と共編著)日本経済新聞社 2004年
- 『組織の〈重さ〉:日本的企業組織の再点検』(沼上幹,田中一弘,加藤俊彦,島本実と共著)日本経済新聞出版社 2007年
- 『現代の経営理論』(伊藤秀史,沼上幹,田中一弘と共編)有斐閣、2008年
- 『イノベーションの理由』(武石彰,青島矢一と共著)有斐閣 2012年
- 『関与と越境:日本企業再生の論理』有斐閣 2017年