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鈴木蘭々

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

すずきらんらん
鈴木蘭々
プロフィール
別名義 鈴木 智子 (本名)[1]
愛称 LANLAN
生年月日 1975年8月4日
現年齢 49歳
出身地 東京都練馬区
血液型 A型
公称サイズ(2007年時点)
身長 / 体重 160 cm / kg
靴のサイズ 24 cm
活動
デビュー 1989年
他の活動 実業家
事務所 ウーレル(WOORELL)
その他の記録
日本化粧品検定1級合格、コスメコンシェルジュ取得
モデル: テンプレート - カテゴリ

鈴木 蘭々(すずき らんらん、1975年8月4日 - )は、日本タレント女優歌手実業家。株式会社WOORELL代表取締役社長。

経歴

デビュー前

東京都練馬区生まれ。東京都立代々木高等学校中退[2]

中学1年生の春休みに、原宿でスカウトされ芸能界に入る[3]。1989年、本名の鈴木智子として資生堂・エクボのCMでデビュー。同年、「第1回・ミスチャンピオン」の準グランプリ(グランプリは宮内知美)にも選ばれ、週刊少年チャンピオンの巻頭グラビアを飾った[4]。デビュー当時は長髪で[5]CMや表紙モデルなどで活躍。

1990年代

1990年、FLYING KIDSのシングル「幸せであるように」のMVに出演[6]

1992年、岩井俊二監督のテレビドラマ「GHOST SOUP」にて、女優デビューを果たす。

1993年、デビュー時より在籍していたモデル事務所から、ミナクル・カンパニーへ移籍[7]ドラマバラエティ番組などに出演し、フジテレビ系『ダウンタウンのごっつええ感じ』内のコント「改造人間カスタムひかる」では、松本人志扮する「若松ひかる」の妹・きらり役で注目を集める。

1994年より、フジテレビ系列の子供番組『ポンキッキーズ』にレギュラー出演。同番組では同時にレギュラーとなった安室奈美恵とのユニット「シスターラビッツ」として出演し、一躍ブレイク[3][8]。ボーイッシュなショートヘアと明るいキャラクターで人気を博す。その後、バラエティーアイドルとしても活躍。

1995年8月に筒美京平プロデュースのシングル「泣かないぞェ」で歌手デビュー[3]

1996年CM女王(12社)として数多くのテレビCMに出演[8]

1997年に『木曜の怪談・魔法じかけのフウ』で連続ドラマ初主演を果たし、テレビCMは前年を上回る14社のテレビCMに出演。また同年には、阿部薫アルバム「心に太陽」の「おたんじょう日」の作詞を担当した。

1998年、ニューヨークに留学[3]。「自分の中で出し尽くした感があって、自分を変えたい」と思って留学したが、「マドンナに会いたい」という思いもあった[9][注 1]。この頃は長髪や金髪にしていた時期もある。社長の勧めで事務所を移籍する[10]

2000年代

2001年、LANLAN名義で、フジテレビ系ドラマ『愛と青春の宝塚』主題歌「Be With You」をリリース[3]

2004年、舞台『ユーリンタウン』(演出・宮本亜門)に出演。

2005年、舞台『キレイ〜神様と待ち合わせした女〜』では酒井若菜、『ジキル&ハイド』では知念里奈、の代役として出演。

2008年、『ベントラー・ベントラー・ベントラー』では平山あやの代役で出演する。演劇界では数少ない主演級を演じられる「代打女優」と言われるようになる[9]

2010年代

2011年まではバーニングプロダクションに在籍していた[11][12]

2013年に芸能生活25周年を迎え、12月に記念ライブ@DDD青山クロスシアター を開催した[3][8]

2014年12月、自身の会社WOORELL(ウーレル)を設立、基礎化粧品ブランドNARIA COSMETICS(ナリアコスメティックス)を立ち上げ、商品プロデュース開始[8]

2017年、舞台『ビッグ・フィッシュ』(演出・白井晃)に出演。

2018年に芸能生活30周年を迎え、11月に記念ライブ@渋谷のJZ Bratを開催[3][8]

2019年12月17日、新たに楽曲「ビュリホー ビュリホー」(BOLSTAR MUSIC)をリリース。なお、この楽曲は2000年に世界でヒットしたAQUACartoon Heroes」のカバーである[3][8]

2020年代

2022年4月27日、8枚目のシングルとして1998年にリリースされたシングル「キミとボク」が7インチレコードでリリース[13]

2023年7月26日、芸能活動35周年記念を記念した初のベストアルバムがリリース[14]

人物

  • 大のネコ好きである[1]
  • 『ポンキッキーズ』に関しては、当時出演していた高泉淳子演じる「山田のぼる」が好きだったことから、事務所の社長に「出たい」と直談判して番組のオーディションを受け、レギュラー出演が決まった[9]。半年間のレギュラー出演を経て、高泉降板後は鈴木と同時期にレギュラーに就任したピエール瀧電気グルーヴ)、BOSE(スチャダラパー)、安室奈美恵と共に番組MCを務めることになる[注 2]
    • 前述の通り、同番組で安室とユニット『シスターラビッツ』を組んでいたが、1997年安室が番組を降板したことに伴い、事実上解散となった。鈴木は、その後も単独で1999年3月まで出演した。
  • 未だに独身であり、結婚については「60歳くらいでできたら」と語っている[15]
  • 3人兄弟の末娘。8歳年上の次兄は知的障害があり[16]、鈴木が18歳の時に心臓麻痺で逝去した[16]。デビュー曲である「泣かないぞェ」の歌詞など、家族に障害を持つ兄がいたことは鈴木の人生観に大きく影響を与えているという[16]
  • デビュー当時、蘭々という芸名が決まったのを知らされた時は「もう終わったな」と思い、みんなには「パンダじゃん」と言われたという。その後は「今思えばインパクトがある名前」として気に入っているとしながらも「中年(でこの名前)が一番つらい」とも話していたことがある[17]。自身は鈴木鈴(すずき りん)を希望していたが、事務所に却下されたともいう[18]

出演

テレビドラマ

バラエティ

CM

映画

劇場アニメ

舞台

ディスコグラフィ

シングル

CDシングル

配信シングル

  • ビュリホー ビュリホー(2019/12/17)
  • Mother(2020/4/24)
  • Just Do it, Do it over(2021/5/21)

アルバム

発売日 タイトル 収録内容 型番 備考
1st 1996年3月21日 Bottomless Witch
  1. SAY HELLO!
  2. 恋するマテリアル
  3. 泣かないぞェ
  4. ハッスル・ジェット
  5. 莫大な空
  6. 渚のうわさ
  7. 花とみつばち
  8. Rock'n' Roll Far East
  9. グラマラス
  10. なんで なんで ナンデ?
OOCO-8
SRCL-4158(再発売)
  • 初回は三方背ケース仕様
  • 1997年11月4日に再発売された
2nd 1996年11月21日 One and Only
  1. ROUGE
  2. kiss
  3. shy (ALBUM MIX)
  4. BALANCE
  5. ・・・of you
  6. Secret Treasure
  7. RUB-A-DUB-DUB
  8. Dearest (ALBUM MIX)
  9. magic
  10. Love & More....
  11. VERY GOOD! ANOTHER ONE
OOCO-22
SRCL-4159(再発売)
  • 初回は紙ジャケット仕様
  • 1997年11月4日に再発売された
ベスト 2023年7月26日 All Time Best ~Yesterday&Today~
  1. 泣かないぞェ
  2. なんで なんで ナンデ?
  3. kiss
  4. magic
  5. ・・・of you
  6. Shoobie Doobie Doing!
  7. キミとボク
  8. 迷宮輪舞曲
  9. MOTHER
  10. Just Do it, Do it over
  11. Meet The Flintstone
  12. Bye Bye Baby
  13. Rain
  14. 戦場のラブレター
  15. 明日、またね、、、。
  16. キミとボク (リモートバージョン) ※ボーナストラック
MHCL-3039
  • CDでリリースされたシングルのほか、配信曲・洋楽カバー・新曲で構成されたベストアルバム。
  • 6枚目のシングル「Who Who Who」及びLAN LAN名義でリリースされたマキシシングル「Be With You」は収録されていない。

企画盤

VHS

  • visualand(1997/03/21)

タイアップ

書籍

単行本

脚注

注釈

  1. ^ 当時、マドンナはアメリカ国内ではなく、イギリスに移住していた。
  2. ^ 4人体制→隔週交代での2人体制を経て、最終的にはBOSEと2人体制でMCを務めた。

出典

  1. ^ a b profile”. 公式サイト らんらんわーるど. 2010年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月3日閲覧。
  2. ^ 昔よく行った東京タワー”. 鈴木蘭々オフィシャルブログ「Lan Lan World」Powered by Ameba (2018年8月3日). 2021年11月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 【インタビュー】鈴木蘭々は今何を思う、人気絶頂期に休業した理由 一度は諦めた「歌手」”. MusicVoice (2019年12月16日). 2019年12月16日閲覧。
  4. ^ 裕介, 平田 (2022年5月8日). “「お店でメロンパフェを食べてたら、それがオーディションだった」鈴木蘭々(46)が語る、個性的すぎた少女が『ポンキッキーズ』でブレイクできたワケ”. 文春オンライン. 2023年7月28日閲覧。
  5. ^ 鈴木蘭々 47歳、芸能生活35周年 歌手デビュー曲『泣かないぞェ』の“ェ” 誕生秘話を語る”. 日テレNEWS NNN (2023年7月30日). 2024年4月4日閲覧。
  6. ^ FLYING KIDS/幸せであるように [MUSIC VIDEO CLIP]”. ビクターエンタテインメントの公式YouTubeチャンネル. YouTube (2009年8月3日). 2020年4月29日閲覧。
  7. ^ 【鈴木蘭々 最新インタビュー】① 世の中すべてみんな 全部ウソツキ!疾風怒濤の90年代”. Re:minder (2023年7月26日). 2024年4月4日閲覧。
  8. ^ a b c d e f 鈴木蘭々、人気絶頂期の苦悩・“相棒” 安室奈美恵・突然の留学を語る”. 週刊女性PRIME (2020年3月8日). 2020年3月8日閲覧。
  9. ^ a b c 今や“代打女優”の異名 鈴木蘭々の本音インタビュー”. 東スポWeb (2013年12月4日). 2014年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月5日閲覧。
  10. ^ “【1ページ目】鈴木蘭々が語る人気絶頂時の記憶と電撃渡米のワケ 現在は社長としても活躍”. 東スポWeb. (2022年2月3日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/148707?page=1 2022年2月3日閲覧。 
  11. ^ トップページ WHAT'S NEW”. WEBBURNING.COM. 2011年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月3日閲覧。
  12. ^ トップページ WHAT'S NEW”. WEBBURNING.COM. 2012年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月3日閲覧。
  13. ^ “鈴木蘭々の1998年発売シングル「キミとボク」がアナログ7inch化”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2022年3月3日). https://natalie.mu/music/news/467920 2023年7月28日閲覧。 
  14. ^ “鈴木蘭々初ベスト盤の収録曲公開、筒美京平提供の未発表曲「戦場のラブレター」は自ら作詞”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2023年6月6日). https://natalie.mu/music/news/527470 2023年7月28日閲覧。 
  15. ^ (2ページ目)元祖“不思議系”鈴木蘭々47歳 表舞台から消えた後、現在は…”. 文春オンライン (2022年8月7日). 2024年3月7日閲覧。
  16. ^ a b c d 裕介, 平田 (2022年5月8日). “デビュー曲「泣かないぞェ」では「世の中すべてみんな 全部ウソツキ」と…鈴木蘭々(46)が振り返る、“20代の自分が達観しすぎていたワケ””. 文春オンライン. 2023年7月28日閲覧。
  17. ^ 鈴木蘭々 芸名決定時「もう終わったなと」も今では感謝 それでも「今つらい」ワケ”. スポーツニッポン (2024年4月3日). 2024年4月3日閲覧。
  18. ^ ふれあいコラム:タレント 鈴木 蘭々さん”. 港区コミュニティ情報ネット Kissポート 2009年7月号. 2024年4月3日閲覧。
  19. ^ history”. 公式サイト らんらんわーるど. 2010年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月3日閲覧。
  20. ^ ジャングル大帝 劇場版(1997)”. 手塚治虫公式サイト. 2016年6月8日閲覧。
  21. ^ 鈴木蘭々「キミとボク」7インチ・アナログ盤発売決定”. ototoy.jp (2022年3月3日). 2023年7月28日閲覧。
  22. ^ J-アニソン神曲祭り -レジェンド- [DJ和 in No.1 不滅 MIX](2013年3月20日発売)歌詞ジャケットより。

外部リンク