コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

鉄道情報 (雑誌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鉄道情報
Rail News
愛称・略称 RN
ジャンル 鉄道趣味誌
刊行頻度 隔月刊
発売国 中華民国の旗 台湾
言語 繁体字中国語
出版社 交大鉄道研究会(-No.82)
中華民国鉄道文化協会(No.83-233)
春臨台湾文化事業坊(No.234-)
発行人 任恒毅(中華民国鉄道文化協会会長)
編集長 古庭維
ISSN 2073-2163
刊行期間 1989年3月 -
ウェブサイト http://railnews.tw/
テンプレートを表示
鉄道情報
各種表記
繁体字 鐵道情報
簡体字 铁道情报
拼音 Tiě dào Qíng bào
注音符号 ㄊㄧㄝˇ ㄉㄠˋ ㄑㄧㄥˊ ㄅㄠˋ
発音: ティエダオ チンバオ
台湾語白話字 Thih-tō tsîng-pò
英文 Rail News
テンプレートを表示

鉄道情報(てつどうじょうほう,繁体字中国語: 鐵道情報,英語: Rail News、英略称:RN)は台湾高雄市鼓山区NGO団体[1]中華民国鉄道文化協会が発行する[2] 隔月刊(偶数月)の鉄道趣味雑誌で、2011年3-4月号で通巻200号を迎えた。

2018年より本誌No.234以降の発行は協会から総編集長古庭維が個人経営する「春臨台湾文化事業坊」社で引き継ぐことが決定している[3]

概要

[編集]

現存する台湾最古の鉄道雑誌で、1989年3月に台湾交通大学の交大鉄道研究会(zh:國立交通大學鐵道研究會)の会報誌として始まった。B4大の用紙1枚の簡素なものだった[4][5][6]

鉄道文化協会設立後、第83号より同会が発行母体となり、A4サイズの雑誌形式に変更された。第108号(1999年7-8月)に一度休刊、翌年7月に第108号を復刊した。 2002年にはバックナンバー(1-82号)をまとめた復刻本を出版[7]

第187号よりISSNを取得し一度は月刊体制に移行を試みたが、発行スケジュールなどを鑑み、毎号約100ページの隔月刊に落ち着いた[8]。 発行人は文化協会会長が就任しており、現在は任恒毅。これまでに洪致文、賴德湘、鄧志忠、黃維崧、謝明勳などが歴任している。組織形態は編集長中国語: 總編輯)1人のみで現在は古庭維。以前は全員がボランティアで合作していた。現在もライターは無報酬で執筆している[2]2016年1月発売の第228号以降、再度休止状態になっていたが、2017年1月に再開した[9]

台湾のみならず日本にも愛読者が多い。編集長の古は「写真と漢字の構成や似通った専門用語、大半の台鉄路線が日本統治時代に建設され、捷運台湾高速鉄道などで日本製の車両が採用されているなど、国内趣味の延長上で楽しめるからでは。」と語っている[2]

販売拠点

[編集]

台湾国内の大手書店、鉄道関連店舗のほか、日本でも東京都大阪市の数か所の書店で取り扱いがある[10]

評価

[編集]

台湾の大手書店の誠品書店が発行する書評誌「誠品好読」では「台湾の鉄道ファンの必読本」と評価を受けている[11]

2012年7月13日行政院新聞局主催第36回ゴールデン・トライポッド・アワード(zh:金鼎獎)で 最優秀大衆科学雑誌に選定された[12][13]

派生刊行物

[編集]

[14]

  • 取材に際して大量に発生する資料、写真は近年カレンダー絵はがきとして販売されている。また、台湾鉄路管理局ダイヤ改正時には運行図が発行される。
  • 本誌以外の出版物・商品は「春臨台湾文化事業坊」名義で出版・発行される。

その他鉄道関係出版物

[編集]
  • 人人出版の季刊雑誌「鐵道旅行」(2001-2003年、毎年3,6,9,12月発売[15]
  • 台湾高速鉄道商務車の無料車内誌「T PLUS」(2011年まで隔月刊。総編集[16]):「T」にはTaiwan、Transportation、Train、Travel、Touchなど多数の意味が込められている。現在は従来からあった月刊の「T Life」に集約され、普通車の座席にも置かれている[17]

関連項目

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ APHTROの年次総会が2日から7日まで台湾で開催 2014年5月5日,Taiwan Today
  2. ^ a b c (繁体字中国語)“追火車 熱血26年 台日都瘋「這一本」”. 聯合報. http://a.udn.com/focus/2015/10/12/13318/index.html 2015年10月24日閲覧。 
  3. ^ (繁体字中国語)《鐵道情報》雜誌發行移轉共同聲明2017-11-09,許照興、古庭維(春臨臺灣文化事業)
  4. ^ (繁体字中国語)關於我們─國立交通大學鐵道研究會
  5. ^ (繁体字中国語)海軍中尉鄧志忠 超級鐵道迷 收藏不少車站末代車票 出錢出力主編鐵道情報
  6. ^ (繁体字中国語)政大新聞系人物專訪鄧志忠
  7. ^ (繁体字中国語)為什麼要做<鐵道情報1-82期復刻本>?
  8. ^ (繁体字中国語)我與《鐵道情報》的二十年 原刊登於《鐵道情報》188期,zh:洪致文
  9. ^ (繁体字中国語)“嚇嚇!據說桃園捷運明天正式宣布通車時程,阿不就好險鐵道情報230期在上週五已經出刊並陸續寄出了唷!”. 鐵路情報facebook. (2016年12月20日). https://www.facebook.com/RailNews.tw/photos/a.136229916417479.12845.135851666455304/1534052023301921/ 2017年1月10日閲覧。 
  10. ^ (繁体字中国語)如何購買 How to buy 鐵道情報公式
  11. ^ (繁体字中国語)坐火車遊高雄 你的鐵道私物語。《zh:高雄畫刊》,2005年6月
  12. ^ (繁体字中国語)2012金鼎獎雜誌類入圍名單.pdf 2012年6月15日,行政院文化部
  13. ^ (繁体字中国語)第36屆金鼎獎入圍名單公布 林載爵、殷允芃獲特別貢獻獎 2012年6月15日,文化新聞-行政院文化部
  14. ^ (繁体字中国語)RCS出版品 Publications RN公式
  15. ^ (繁体字中国語)鐵道旅行雜誌 畫休止符 2003年1月1日,TPi(臺灣出版資訊網)
  16. ^ (繁体字中国語)Chih-Wen Hung's Homepage
  17. ^ “誠徵《T Plus 台灣高鐵雜誌》暨《T Life 台灣高鐵雜誌》代編廠商”. 台湾高速鉄路公司. (2011年8月5日). https://www.thsrc.com.tw/tw/News/Detail/378f0241-f57f-4222-83df-f1f699071203/358 2017年1月10日閲覧。 
  18. ^ 台湾鉄道ナビ 台北ナビ
  • 《台灣火車的故事》,ISBN 9571306568,洪致文,時報文化出版,1993。

外部リンク

[編集]