長島町浦安
長島町浦安 | |
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北緯35度1分46.82秒 東経136度43分46.93秒 / 北緯35.0296722度 東経136.7297028度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 三重県 |
市町村 | 桑名市 |
町名制定 | 2004年(平成16年)12月6日 |
面積 | |
• 合計 | 1.688460192 km2 |
人口 | |
• 合計 | 229人 |
• 密度 | 140人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
511-1135[3] |
市外局番 | 0594(桑名MA)[4] |
ナンバープレート | 三重 |
長島町浦安(ながしまちょううらやす)は三重県桑名市にある大字。
地理
[編集]桑名市東南部の長島町の最南端に位置し、東側を木曽川、西側を揖斐川・長良川、南側を伊勢湾に囲まれた河口部にある。北側は同市長島町松蔭に接している。
ナガシマスパーランドの敷地が浦安の総面積の大部分を占める。
歴史
[編集]『富田氏記』によると江戸幕府領として1823年(文政6年)から4年間かけて開発された「老松輪中」が現在地に関する記録で最も古い。この老松輪中は周辺の新田集落を含んだ輪中地帯で、江戸時代を通じて自然災害による堤防の決壊、村の水没を繰り返した。1860年(万延元年)の大風高波にともなう堤防決壊の際には、地主らは老松輪中全体の復興を諦め、農民の居住地のみの復興を行い、新田は見捨てられた[5]。
明治時代になると木曽三川分流工事(1887年〔明治20年〕 - 1912年〔明治45年〕)により、木曽川河川敷になったが、美濃国の水谷小三郎を筆頭とする4名の出資で松蔭新田として再開発が行われた。以後、農村としての時代が続く[5]。
1963年(昭和38年)8月、現在の浦安地区で天然ガス探査中に源泉温度60℃の温泉が湧出[6]、翌1964年(昭和39年)11月にグランスパー長島温泉が、1966年(昭和41年)3月にナガシマスパーランドが開業した。1979年(昭和54年)には長島温泉周辺が松蔭地区から独立した大字、浦安となる。
沿革
[編集]- 1889年(明治32年)4月1日 - 町村制実施により桑名郡伊曽島村松蔭となる。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 伊曽島村が桑名郡長島町に編入され、桑名郡長島町松蔭となる。
- 1979年(昭和54年) - 松蔭地区から分離し、桑名郡長島町浦安となる。
- 2004年(平成16年)12月6日 - 長島町、多度町、桑名市の対等合併によって新しい桑名市ができ、桑名市長島町浦安となる。
地名の由来
[編集]「浦安」の地名は、松蔭地区から分離する際に域内にあった「浦安神社」から取ったものである[7]。ちなみに東京ディズニーリゾート所在地の千葉県浦安市とは地名の由来が異なる。
世帯数と人口
[編集]2015年(平成27年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
大字 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
長島町浦安 | 226世帯 | 229人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
1980年(昭和55年) | 91人 | [8] | |
2005年(平成17年) | 168人 | [9] | |
2010年(平成22年) | 242人 | [10] | |
2015年(平成27年) | 229人 | [2] |
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
1980年(昭和55年) | 90世帯 | [8] | |
2005年(平成17年) | 157世帯 | [9] | |
2010年(平成22年) | 235世帯 | [10] | |
2015年(平成27年) | 226世帯 | [2] |
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[11]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 桑名市立伊曽島小学校 | 桑名市立長島中学校 |
交通
[編集]- 名古屋長島温泉線(高速路線)
- 桑名長島温泉線(一般路線)
- 53・54・54-1・55・55-1系統 桑名駅前
- 53・54・54-1・55・55-1系統 長島温泉
- 道路
- 三重県道7号水郷公園線 - 浦安が起点の主要地方道
- 浦安のすぐ隣の松蔭地区に伊勢湾岸自動車道湾岸長島IC・PAがある。
施設
[編集]- 浦安神社 - 地区名の由来となった神社。新田開発記念に設立された[6]。
- ナガシマリゾート
- 株式会社長島観光開発 - ナガシマリゾートの運営会社
- ナガシマスパーランド
- 三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島
- 長島温泉
- 湯あみの島
- ホテル(ナガシマ、花水木、オリーブ)
その他
[編集]日本郵便
[編集]脚注
[編集]- ^ “三重県桑名市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年8月26日閲覧。
- ^ a b c d “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “長島町浦安の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ a b 平凡社地方資料センター 1983, p. 81.
- ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 1409.
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1983, p. 255.
- ^ a b 桑名市役所財産・情報管理課統計係『「桑名市」桑名市の人口情報』(2010年1月28日閲覧。)
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ 桑名市就学等に関する規則によると、浦安地区に対して学区が設定されているわけではなく、区内にある長島観光開発の従業員寮に対して学区が設定されている。
- ^ “郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年6月10日閲覧。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 24 三重県』角川書店、1983年6月8日。ISBN 4-04-001240-2。
- 平凡社地方資料センター 編『「三重県の地名」日本歴史地名大系24』平凡社、1983年5月20日。ISBN 4-58-249024-7。