長崎県立美術博物館
表示
長崎県立美術博物館(ながさきけんりつびじゅつはくぶつかん, Nagasaki Prefectural Museum)は、長崎県長崎市立山にあった、美術館兼博物館。長崎県立長崎図書館に隣接していた。
2002年(平成14年)末に閉館し、2005年(平成17年)に長崎県美術館(出島町)と長崎歴史文化博物館(旧長崎美術博物館跡地)が完成、開館した。
なお、旧長崎県立美術博物館2階の外壁の一部が、長崎県立長崎図書館の裏手にある立山防空壕のそばに設置されている。
沿革
[編集]- 1965年(昭和40年)
- 10月31日 - 長崎国際文化センター建設事業の一環として長崎県立美術博物館(立山町、総工費1億8687万円)が完成。
- 11月12日 - 落成式を挙行。秩父宮妃が出席。
- 11月22日 - 開館記念として、「明治・大正・昭和名作美術展」を開催。
- 1966年(昭和41年)
- 1968年(昭和43年)
- 1969年(昭和44年)
- 1970年(昭和45年)4月19日 - 須磨弥吉郎より美術収集作品が寄贈され、「須磨コレクション」と命名。
- 1971年(昭和46年)
- 1972年(昭和47年)7月5日 - 美術博物館だよりの発行を開始。
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 理科教育センターが移管され、以降別館として利用を開始。
- 1980年(昭和55年)11月29日 - 美術館そばに常設館(地下1階、地上3階、延べ約2,300㎡)が完成し、開館。落成式を挙行。
- 1984年(昭和59年)5月30日 - 地方移動展を開始。(地方巡回展から改称。)
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)10月2日 - 諏訪の杜ギャラリーを貸館として開放。
- 2002年(平成14年)
問題点
[編集]美術館と博物館の両方を同一の建物に収めていたため、問題もあった。それ以外にも、アピール不足による集客率の悪さなどの問題を抱えていた。
来館者数
[編集]最高数
- 主催展 - 133,891名 (1970年(昭和45年))
- 貸館展 - 147,753名 (1999年(平成11年))
- 常設展 - 26,471名 (1997年(平成9年))
脚注
[編集]参考資料
[編集]- 長崎県新美術館(仮称)建設基本構想
- 「長崎県立美術博物館閉館記念誌」(2002年(平成14年)12月10日発行、長崎県立美術博物館)