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長谷川嘉一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
長谷川 嘉一
はせがわ かいち
生年月日 (1952-11-06) 1952年11月6日(72歳)
出生地 群馬県太田市
出身校 日本歯科大学新潟歯学部
所属政党無所属→)
自由民主党→)
国民の生活が第一→)
日本未来の党→)
民主党→)
民進党→)
旧立憲民主党→)
立憲民主党
公式サイト 長谷川かいち公式ホームページ

選挙区 比例北関東ブロック群馬3区
当選回数 2回
在任期間 2017年10月27日[1] - 2021年10月14日
2024年11月1日 - 現職

選挙区 太田市選挙区
当選回数 3回
在任期間 1999年4月30日 - 2009年2月

太田市議会議員
当選回数 1回
在任期間 1991年4月26日 - 1995年4月25日
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長谷川 嘉一(はせがわ かいち、1952年11月6日 ‐ )は、日本政治家歯科医師立憲民主党所属の衆議院議員(2期)。

群馬県議会議員(3期)、太田市議会議員(1期)、立憲民主党群馬県連会長などを務めた。

来歴・人物

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群馬県太田市生まれ[2]。1971年3月、群馬県立太田高等学校卒業。1978年3月、日本歯科大学新潟歯学部卒業[3]。 1983年5月、太田市に歯科医院を開設[4]

1991年4月、太田市議会議員選挙に初当選。

1995年5月14日、太田市長選が告示され、立候補を届け出た[5]。5月21日の投開票の結果、新人の清水聖義が当選し、長谷川は候補者3名中最下位で落選[6]

1999年4月、群馬県議会議員選挙に太田市選挙区から無所属で立候補し初当選。2003年と2007年の県議選は自由民主党公認で立候補しいずれも当選を果たした[7]

2008年10月10日、次期太田市長選に出馬することを正式に表明[8]。2009年2月16日までに県議を辞職[9]。同年4月5日、市長選が告示され、立候補を届け出た[10]。4月12日の投開票の結果、現職の清水聖義が当選し、長谷川は候補者4人中得票数3位で落選[11]

2011年1月17日、自民党群馬県連が実施している群馬3区支部長の公募に応募[12]。選考の結果、公募に応じた3名の中から清水聖義太田市長が選ばれ、長谷川は選ばれなかった[13]

2012年1月5日、清水聖義太田市長が自身の年齢を理由に次期衆院選の出馬を辞退[14]。自民党群馬県連は群馬3区支部長の再公募を実施[15]。長谷川は同党群馬3区支部長の公募に再び応募した[15]。選考の結果、再公募に応じた8名の中から笹川博義県議が選ばれ、長谷川はまたしても選ばれなかった[16][17]。その後、長谷川は次期衆院選にみんなの党日本維新の会公認で群馬3区から出馬することを検討した[18]が、日本維新の会には自身の政策とは一致しない点があるとして同党の候補者1次公募には応募しない意向を示した[19]

同年11月16日、国民の生活が第一の候補者公募に応募したことを明かした[20]。長谷川は同党の政策は自身の政策と一致していると述べた[20]。国民の生活が第一は同月26日、15人の同党3次公認を公表した[21]。長谷川は3次公認で群馬3区での同党公認が決まった[21][22]。その後、国民の生活が第一は日本未来の党に合流[23]。日本未来の党は同年12月2日、1次公認を公表した[24]。長谷川は1次公認で群馬3区での同党公認が決まった[24]

同年12月の第46回衆議院議員総選挙群馬3区から日本未来の党公認で立候補するも落選。

2014年12月の第47回衆議院議員総選挙に群馬3区から民主党公認で立候補するも落選[25]

2017年9月28日、民進党希望の党への合流を決めた。同年10月3日、長谷川は「安全保障政策や憲法改正など、希望の党の方針は、自身の政治理念とあまりに異なる」とし、同日に発足したばかりの旧・立憲民主党の公認を受けて第48回衆議院議員総選挙に立候補する意向を表明した[26]。10月6日、日本共産党群馬県委員会は群馬3区の立候補予定者を取り下げ、自主的に長谷川の支援に回ると発表した[27][注 1]

2017年10月の第48回衆議院議員総選挙には旧・立憲民主党公認で群馬3区から出馬。自民党公認の笹川博義と1対1の構図となり小選挙区で笹川に敗れるも比例復活し初当選した[36][1]

2018年1月18日、旧・立憲民主党の地方組織である同党群馬県総支部連合会(群馬県連)が発足した[37][38]。長谷川は同党群馬県連の会長(代表)に就任した[37][38]

2020年10月4日、新・立憲民主党の地方組織である同党群馬県総支部連合会(群馬県連)の結成大会が高崎市で開かれた[39][40]。長谷川は同党群馬県連の会長に就任した[39][40]

2021年9月14日、連合群馬は長谷川が複数回にわたり政策協定に違反したとして、長谷川への推薦を取り消すことを決定した[41][42][注 2]。連合群馬は前年7月に長谷川へ推薦を出していた[42][44]。長谷川が日本共産党への支援活動を行ったことが推薦取り消しの主な原因であった[45][46]

同年9月21日、新・立憲民主党群馬県連の会長(代表)を辞任した[41][47]。同月14日に連合群馬が長谷川への推薦を取り消したことが辞任の一因になったと報じられた[48]。長谷川は新たに群馬県連の副会長に就任した[41][47]。新たな会長は第49回衆院選終了後まで選ばれない方針となった[47][49][注 3]

同年10月15日、立憲民主党・日本共産党社会民主党新社会党の各党の群馬県組織が長谷川を群馬3区の「野党統一候補」とすると発表した[56][57]。4党の県組織は市民団体「私が変える群馬3区市民連絡会」の共通政策に合意した[56][57]

2021年10月の第49回衆議院議員総選挙には新・立憲民主党公認で群馬3区から出馬したが再び笹川に敗れ比例復活もならず落選した。

2023年7月4日、立憲民主党本部は常任幹事会で長谷川の第50回衆院選群馬3区での公認を内定した[58][59][注 4]。第50回衆院選に際して、連合群馬は県内では群馬1区の立民候補のみを推薦し前回に引き続き長谷川への推薦は行わなかった[61][62]

2024年10月の第50回衆議院議員総選挙には群馬3区から立憲民主党公認で出馬し、小選挙区では笹川に214票差の僅差で敗れたが比例復活で再選[63]

政策・主張

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不祥事

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公職選挙法違反

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2012年12月27日、2012年衆院選における公職選挙法違反(買収)の容疑で日本未来の党の長谷川陣営の運動員2名が逮捕された[67][68]。運動員2名には、70代の1名が長谷川事務所内で40代のもう1名にビラ頒布を依頼し、現金十数万円を後日支払う約束をした疑いがあった[67][68]。2013年1月7日、長谷川の自宅や事務所など数か所の捜索が行われた[69]。同年1月18日、前橋区検は現金12万6千円を渡した疑いの運動員1名を略式起訴し、前橋簡裁は罰金30万円の略式命令を下した[70][71]。ビラ頒布を依頼された1名は不起訴処分となった[70][71]

選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
1991年太田市議会議員選挙 1991年4月 38 無所属 / /
1995年太田市長選挙 1995年5月21日 42 無所属 1 3/3 /
1999年群馬県議会議員選挙 1999年4月11日 46 太田市選挙区 無所属 1万3130票 4 3/6 /
2003年群馬県議会議員選挙 2003年4月13日 50 太田市選挙区 自由民主党 1万1445票 4 3/6 /
2007年群馬県議会議員選挙 2007年4月8日 54 太田市選挙区 自由民主党 1万4424票 4 2/8 /
2009年太田市長選挙 2009年4月12日 56 無所属 2万2295票 1 3/4 /
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 60 群馬県第3区 日本未来の党 3万3793票 20.47% 1 3/4 6/1
第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 62 群馬県第3区 民主党 4万9494票 33.15% 1 2/3 10/4
比当 第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 64 群馬県第3区 立憲民主党 6万7456票 44.70% 1 2/2 1/5
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 68 群馬県第3区 立憲民主党 6万7689票 42.99% 1 2/3 9/5
比当 第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 71 群馬県第3区 立憲民主党 7万4716票 49.93% 1 2/2 1/5

脚注

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注釈

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  1. ^ 民進党を離党した細野豪志は自身と距離の近かった阿部知世元群馬県議(太田市選挙区選出[28])に小池新党(希望の党)からの次期衆院選での出馬を打診したが[29]、阿部は2017年9月23日に不出馬の意向を細野に伝えた[30]
    ※阿部知世は2016年春に旧民主党を離党[31][28]。同年12月16日に太田市長選への立候補を表明[28]。2017年1月1日、県議会の民進党系会派「リベラル群馬」を脱会[32]。同年3月31日付で県議を辞職[33]。同年4月2日に太田市長選に立候補したが[34]、4月9日の投開票の結果、現職の清水聖義に敗れ次点で落選した[35]。細野豪志は太田市長選では阿部の応援演説を行った[29]
  2. ^ 連合群馬の事務局長は、長谷川への推薦取り消しは「加盟組織の信頼を維持するため」であったと説明した[43]
  3. ^ 第49回衆院選後の2021年12月18日、立憲民主党群馬県連は臨時総会を開き、立民県連の幹事長を務めていた後藤克己群馬県議[39][50]を県連の新たな会長に任命した[51][52]。後藤は群馬県職員労働組合出身[53]自治労群馬県本部の組織内議員[54][55]
  4. ^ 2024年10月4日に正式公認[60]

出典

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  1. ^ a b 平成29年(2017年)10月27日中央選挙管理会告示第26号(平成二十九年十月二十二日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
  2. ^ 長谷川嘉一(小選挙区・群馬県) 【衆議院選挙2017】:読売新聞
  3. ^ 立憲民主党 | 衆院選2017 議員情報 長谷川嘉一
  4. ^ sugao of 長谷川かいち公式ホームページ”. 長谷川嘉一公式ウェブサイト. 2017年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月26日閲覧。
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  9. ^ 「行政ファイル 長谷川県議が辞職」『毎日新聞朝刊』2009年2月17日、23頁 地方版(群馬)。
  10. ^ 「選挙 太田市長選 現職と3新人が立候補 12日に投開票 告示」『毎日新聞朝刊』2009年4月6日、25頁 地方版(群馬)。
  11. ^ 「選挙 群馬・太田市長選 清水市が再選」『毎日新聞夕刊』2009年4月13日、9頁 国際面。
  12. ^ 「選挙 衆院選・群馬3区 自民3区支部長、長谷川県議が公募申請」『毎日新聞朝刊』2011年1月18日、21頁 地方版(群馬)。
  13. ^ 「選挙 衆院選 3区候補、太田市長内定 公募で自民県連」『毎日新聞朝刊』2011年2月9日、21頁 地方版(群馬)。
  14. ^ 「選挙 次期衆院選 太田市長不出馬 市長選に意欲「若い世代国政に」」『毎日新聞朝刊』2012年1月6日、21頁 地方版(群馬)。
  15. ^ a b 「自民県連 3区支部長の再公募に計8人 あす書類審査」『毎日新聞朝刊』2012年2月1日、22頁 地方版(群馬)。
  16. ^ 「自民県連 3区支部長の再公募、書類選考6人通過」『毎日新聞朝刊』2012年2月3日、27頁 地方版(群馬)。
  17. ^ 「自民県連 次期衆院選群馬3区支部長、笹川博義県議に内定」『毎日新聞朝刊』2012年2月20日、25頁 地方版(群馬)。
  18. ^ 「選挙 衆院選 顔ぶれと構図 「近いうち」走る予定者 「第3極」接近も活発化(その1)」『毎日新聞朝刊』2012年8月28日、25頁 地方版(群馬)。
  19. ^ 金沢衛「衆院選 3区候補、長谷川元県議は「維新」に応募せず」『毎日新聞朝刊』2012年9月27日、27頁 地方版(群馬)。
  20. ^ a b 「2012衆院選 各党、時間との闘い」の記事の「長谷川氏が3区、生活の公募参加」節、『毎日新聞朝刊』2012年11月17日、27頁 地方版(群馬)。
  21. ^ a b 「ファイル 衆院選 生活3次公認は15人」『毎日新聞東京朝刊』2012年11月27日、5頁 内政面。
  22. ^ 生活や維新などが公認候補を発表”. 日本経済新聞電子版. 日本経済新聞社 (2012年11月26日). 2018年7月20日閲覧。
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    「衆院選へ「気もそぞろ」」の記事の「阿部氏が出馬検討 結成予定の新党から要請 週内に結論」節、『毎日新聞朝刊』2017年9月21日、25頁 地方版(群馬)。
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    鈴木敦子「太田市長選 阿部県議が出馬意向 現新三つどもえ公算大」『毎日新聞朝刊』2016年12月16日、25頁 地方版(群馬)。
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    「行政ファイル 岩上県議自民会派へ、阿部県議リベラル離脱」『毎日新聞朝刊』2017年2月14日、27頁 地方版(群馬)。
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外部リンク

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