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関東鉄道DD502形ディーゼル機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
関東鉄道DD502形ディーゼル機関車
DD502 (水海道車両基地 2006年11月4日)
DD502
(水海道車両基地 2006年11月4日)
基本情報
運用者 常総筑波鉄道
関東鉄道
製造所 日本車輌製造
製造年 1956年
製造数 1両
投入先 常総線
主要諸元
軸配置 B-B
軌間 1,067 mm
全長 11,000 mm
全幅 2,720 mm
全高 3,855 mm
機関車重量 33.7 t
動力伝達方式 液体式
機関 新造時: DMF-36S (450PS)
改造後: DMF-31SB (500PS/1300rpm)
変速機 新造時: DS形
改造後: DB-138形
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関東鉄道DD502形ディーゼル機関車(かんとうてつどうDD502がたディーゼルきかんしゃ)は、関東鉄道常総線で運用されているディーゼル機関車である。

1両(DD502)が在籍する。

概要

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常総筑波鉄道(現・関東鉄道)が自社発注したセミセンターキャブのロッド式ディーゼル機関車。1956年日本車輌製造製。

DD502の2は、常総筑波鉄道におけるDD形の2号機を意味すると推測される[注 1]

新造時の機関はDMF-36S(450PS)1基で変速機はDS形であったが、1971年に改造。機関をDMF-31SB(500PS)1基、変速機をDB-138形に取り替えている。

当初は常総線の貨物列車のほか、ラッシュ時は旅客列車を牽引し[注 2]、ときには国鉄線へ乗り入れる団体臨時列車牽引にも使用されていた。旅客列車が全てディーゼルカーに変更されると常総線貨物専用となる。1974年に貨物輸送が廃止されると工事専用機となる。1977年から1984年にかけては、常総線取手 - 水海道間の複線化工事に伴う貨車の牽引に使用された。

その後は工事用車両の牽引や、下館 - 水海道車両基地間の譲渡車両・新製車両の回送、臨時のイベント列車を牽引するなどの用途で使用されていたが、直近最後の定期検査を受けた2007年(平成19年)11月[1]以降休車となり、水海道車両基地内に留置されていた。

最後の自走から年月を経ており、整備をしないと走行できず、エンジンも始動不可の状態(整備費用として約5500万円程必要)であることから、関東鉄道では2020年(令和2年)より当機の売却先を募集している。値段は税別・送料別で200万円 [2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 常総筑波鉄道DD形の1号機はDD501形(DD501)。1979年に筑波線筑波鉄道となると筑波鉄道に転籍し、1987年に筑波線が廃止と同時に廃車。同型機に西濃鉄道DD102形がある。
  2. ^ 合間を利用して鬼怒川線の貨物列車にも使用されていたという。

参考文献

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  1. ^ 関東鉄道「DD502」 ひとりぼっちのカバさん”. 毎日新聞 (2024年7月5日). 2024年7月4日閲覧。
  2. ^ 200万円で「機関車うります」 関東鉄道の名車カバさん(DD502形)、買い手をひっそり募集中 - ねとらぼ、2020年10月22日